大学入門講座の 実施に向けて ●桑折範彦 2005.3.23 大学入門講座 大学入門講座の位置づけ大学入門科目群 -大学での学習方法を身につける。 主旨:大学における学習の基盤は,初年次につく られる。早い時期にきちんとした学習の姿勢のでき た学生は,大学生活全体を通じて勉強の達成度が 高いことが知られている。したがって初年次に,日 本語による文章読解力や文章作成力,討論の仕方 などの能力を養成するゼミナールや学びの技など を教えることが望ましい。 >>大学での学びとその技法等のパースペクティブ (全体像)を示す。 徳島大学での学びの過程 学 び の 専 修 的 目 的 流 実 総 群 践 合 の 卒 卒 プ 論 ゼ 実 験 な 成 基 ど 専 基 盤 学 情 健 報 康 科 科 目 部 科 ス 基 専 門 教 応 総 教 礎 実 目 学 基 幅 を 教 の文 各 ン 入 ( 学 専 ( 学 テ 門 一 養 性 般 人 部 社 ー 自 科 科 性 で シ 会 然 の ・ 合 部 分 ー 養 育 学 学 軸 養 の 科 礎合 総 学 学 ポ 門 教 礎 用 成 教 入 門 性 的 広 学 養科 流 ● 大 文 ン 性 科 基 門 礎 形 応 用 門 ・ 専 主 力流 う 研 門 応 専 創 業野 を 社 能の 養 業 専 業 レ 自 分 卒 門 得 な 群 に れ ● ● 過 の ョ ) 多 実施の概要 【ハンドブック作成】 1)平成16年度は「総合科目」として試行的に開講した。 平成17年度に大学入門科目として十分な内容となるよ うに構成する準備を行った。 2)履修要件は必修1単位(8授業回数)とし、「認定」単 位とする。 3)開講期間は、主に、新入生オリエンテーション期間と する。新入生オリエンテーション期間には、新入生合宿 研修も含めると4日間程度確保可能であるので、この間 に各学科で8授業回数と確保する。 ・従来のオリエンテーションは入門講座の時間数にカウ ントしない。 実施の概要2 4)授業、合宿研修に参加できなかった場合について の単位認定に関しては、各学部学科の教務委員等 の適切な指導・課題等により、参加者と同等の認定を 行えるようにする。 5)教材開発については、授業研究開発部会で担当 する。 6)授業概要(シラバス)を学科毎に作成して、入力、 登録する。 7)「大学入門講座」に関するアンケートを実施する 。 8)5月頃に「大学入門講座」実施後の報告会等を実 施する予定。 授業の方法 ●授業方法:課題についての講義、討論、レポート、発表などによって 実施。ワークショップ、プレゼンテーションを組み込む。相互評価も 良い。授業の構成例を示す。 ======== 授業の構成 90分として 以下のような構成を基本とするとよい。 講義のみでは、内容が学生に定着しにくいので、討論、まとめ、報告、 ミニレポート(ミニッツペーパー)などを組み合わせることを提案する。 1.ミニ講義 担当教員の経験など (先輩、卒業生) 資料(PPT、ビデオなど)で説明 20分 2.ワークショップ 学生同士で話をする メモを作り(ポストイットに意見を書き整理する) グループ討論 30分 まとめをする グループ毎に報告する 20分 3.ミニッツペーパー 簡単なレポートを書いて提出 10~20分 当面:用意した資料 ●資料等 (後述する) ◎作成したPPTの資料 「大学の授業はどんな(ノートのとり方)」 「テキストの読み方」 「レポートの素材を探す(図書館・情報検索法)」 「レポートを書く」 「本の読み方のコツ」 「大学英語を学ぶ」 ◎作成するビデオ(約20分)資料 図書館の利用法と文献検索方法 (図書館) 学生生活と健康管理 (健康管理センター) 自分の性格を診断する (学生相談室) その他の資料 ◎授業をする教員のための参考書リスト ◎学科に1部:授業に使えそうな文書の例(桑 折の書いたもの、教員学生の書いた講義ノート の取り方集) 学科ごとのシラバス用紙 記入してワークをしてください。 まとめ 今後、年明けにこの実施ハンドブック作成 WGなどを立ち上げて、実際に使える資 料を作成したい。 ご協力をお願いしたい。 また、今ある資料に加えたいもの、作成し てみたものを、桑折まで送って頂きたい。 Mail: [email protected] 各学部学科の教務委員の方へ、この資料に各学部学科固有の情 報を埋め込んで説明してください。 このプレゼンの問題点を共通教育係へお知らせください。次年度に 改善します。
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