第5節 ジョブ・カード制度

第5節 ジョブ・カード制度①
ジョブ・カード制度とは?
2000年代の日本のジョブ型若者雇用政策を代表するのが
「ジョブ・カード制度」
=ジョブ・カードを就職活動やキャリア形成に活用する制度
「ジョブ・カード」(※①)
『履歴シート』『職務経歴シート』『キャリアシート』などのシートからなるファイルのこと。
これを作成し、キャリア・コンサルティングを受けることで、自分の職業能力・職業意
識やキャリア形成上の課題が明確となり、就職活動やその後の安定雇用に役立てる
ことができる。
一定の職業訓練を修了された方には、『評価シート』(※③)が交付され、ジョブ・カー
ドの一部として追加できる。
①
②
③
④
参考文献 : 厚生労働省HP
第5節 ジョブ・カード制度②
ジョブ・カード制度の変遷
・2007年3月 安倍政権の人材能力戦略として、ジョブ・カード制度
が打ち出される。
・2007年1月 ジョブ・カード構想委員会の最終報告がまとめられた。
・2008年度~ 本格実施
⇒ジョブ・カード制度を推進していくことになった。
・2010年10月 政府主導の事業仕分けで「事業廃止」に。
→2010年12月 労働組合が批判
⇒制度は見直し・推進の方向へ転換。
→2011年8月~ エントリーシートによる応募はミスマッチを生むの
で、学生へのジョブ・カード普及促進活動も。