情報基礎演習I(プログラミング) 2005年5月11日 水曜5限 江草由佳 情報基礎演習I(プログラミング) 1 お知らせなど • 前から4列目までの席に着席すること • ノートパソコンを起動しておくこと • VBを起動して、レポート課題のプロジェクト (HIMANDO)を開いておくこと • 前回の授業資料や補足説明などは以下の Webページにあります。 – http://amazon.slis.tsukuba.ac.jp/~yuka/lecture/ 2005/basic/ 情報基礎演習I(プログラミング) 2 出席について • 授業の終わりに、以下の項目を必ず書いて 提出、1つでもかけていたら減点(感想、質問 などは例外) – 日付 – 学籍番号 – 名前 – 今日の演習の難易度 • 1:易しい、2:どちらかといえば易しい、3:普通、4:どちら かといえば難しい、5: 難しい – 感想、質問など←あってもなくてもよい 情報基礎演習I(プログラミング) 3 質問することについて • 積極的に質問することは大歓迎! – 成績に加点します • しかし、以下のことを試してから質問するく せをつけよう! 1. 授業資料を読み直してみよう。 2. ソフトに付属のヘルプ機能を使ってみよう。 3. 関連リンクにある他の資料を参照してみよう。 情報基礎演習I(プログラミング) 4 授業中に時間があまったら • • • • まだできていない友達に教えてあげよう テキストの先を読んでおこう どんどん先に進んでもよい しかし、先生が説明をはじめたら、手を休めて 話を聞こう 情報基礎演習I(プログラミング) 5 レポート課題の解説 • 肥満度を計算するプロジェクトを作成しても らった 情報基礎演習I(プログラミング) 6 レポート課題の解説 • どんなプロジェクトか? – 開始をクリックすると – 身長、体重、肥満度が 各テキストボックスに表示される – 終了をクリックすると終了する クリック! 情報基礎演習I(プログラミング) 7 レポート課題の解説 • プロパティ:name – 各オブジェクトを識別するためにつけるもの – どんなオブジェクトかわかりやすいようにつける – 例えば • • • • • ラベル → 頭にlblをつける テキストボックス → 頭にtxtをつける コマンドボタン → 頭にcmdをつける 身長関連のオブジェクト → SHINCHOをつける 体重関連のオブジェクト → TAIJUをつける • つけ方はプロパティの設定でnameを変更する 情報基礎演習I(プログラミング) 8 レポート課題の解説 • 今回の場合のname txtSHINCHO txtTAIJU lblSHINCHO lblTAIJU txtHIMAND lblHIMANDO cmdSTART cmdEND 情報基礎演習I(プログラミング) 9 レポート課題の解説 • プログラムの説明 情報基礎演習I(プログラミング) 10 VI.3. データをキーボードから入力する アプリケーションの作成 • テキスト:p.15 VI 3~ • この章では、データをキーボードから入力す る方法を習得する。 • 変数 = name.Text • 演習 – 身長や体重をキーボードから入力したものから肥 満度を計算するアプリケーションを作成してみよ う 情報基礎演習I(プログラミング) 11 VI.3. どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO2 身長を入力する 体重を入力する 情報基礎演習I(プログラミング) 12 VI.3. どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO2 クリック! 情報基礎演習I(プログラミング) 13 VI.3. どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO2 肥満度が計 算されて表 示される クリック 情報基礎演習I(プログラミング) 14 VI.3. フォームへコントロールを配置 • ラベル4つ、テキストボックス3つボタン2つを 配置 情報基礎演習I(プログラミング) 15 VI.3. プロパティの設定(Textの設定) • ラベルやボタンやフォームの文字を(身長な どに)変更 • テキストボックスを空欄に 情報基礎演習I(プログラミング) 16 VI.3. プロパティの設定(nameの設定) lblSHINCHO txtSHINCHO lblTAIJU txtTAIJU lblCOMMENT txtHIMAND lblHIMANDO cmdSTART cmdEND 情報基礎演習I(プログラミング) 17 プログラムの作成 情報基礎演習I(プログラミング) 18 プログラムの説明 情報基礎演習I(プログラミング) 19 プログラムの説明 txtSHINCHO txtTAIJU A = txtSHINCHO.Text B = txtTAIJU.Text キーボードから入力したデータを変数に代入。 情報基礎演習I(プログラミング) 20 プロラムの保存・実行 • なにかエラーが出たら? – プログラムの作成に戻って、なにか間違いがない かよく確かめる – 保存、実行 – の繰り返し 情報基礎演習I(プログラミング) 21 ここまでのまとめ • プロジェクトを作成するときの一連の流れ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. • • VBの起動 新しいプロジェクトの作成 フォームへのコントロールの配置 プロパティの設定 プログラムの作成、保存 プログラムの実行 プロジェクトの保存 VBの終了 プロパティのname(テキストp.VI2) キーボードからデータを入力(テキストp.VI3) 情報基礎演習I(プログラミング) 22 VI.4. 繰り返しデータを入力し計算させ、 コメントをつけるプロジェクトの作成 • テキスト:p.16 VI 4~ • この章では条件判断構造の理解を目指す。 • If 条件 Then 条件にあえばやること Else 条件にあわなければやること End If 情報基礎演習I(プログラミング) 23 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 身長を入力する 体重を入力する 情報基礎演習I(プログラミング) 24 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 クリック! 情報基礎演習I(プログラミング) 25 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 肥満度が計算されて表示される •肥満度が20以上だったら “太りすぎに注意しましょう”と表示 •肥満度が-20以下だったら “痩せすぎに注意しましょう”と表示 •肥満度がそれ以外だったら “あなたは健康です”と表示 情報基礎演習I(プログラミング) 26 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 身長を入力する 体重を入力しない 情報基礎演習I(プログラミング) 27 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 クリック! 情報基礎演習I(プログラミング) 28 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 •データを入力してくだ さいと表示(身長が入 力されていないときも 同様) 情報基礎演習I(プログラミング) 29 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 クリック! 情報基礎演習I(プログラミング) 30 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 身長のデータが 消える 体重のデータが 消える 肥満度のデータ が消える コメントのデータ が消える 情報基礎演習I(プログラミング) 31 VI.4.どんなプロジェクト? • プロジェクト名:HIMANDO3 クリック! 情報基礎演習I(プログラミング) 32 VI.4. HIMANDO3プロジェクト 作成の流れ 1. 2. 3. 4. 5. 新しいプロジェクトHIMANDO3を作成する フォームへコントロールを配置(VI4.1) プロパティの設定(VI.4.2) フォームの保存(VI.4.4) プログラムの作成、保存、実行(VI4.3) ① 終了ボタンをクリックした時のプログラム(VI.4.3.3) ② 次のデータ入力ボタンをクリックしたときのプログラム (VI.4.3.2) ③ 開始ボタンをクリックしたときのプログラム(VI.4.3.1) 情報基礎演習I(プログラミング) 33 VI.4.1 フォームへコントロールを配置 • ラベル5つ、テキストボックス4つボタン3つを 配置 情報基礎演習I(プログラミング) 34 VI.4.2 プロパティの設定(Textの設定) • ラベルやボタンやフォームの文字を(身長な どに)変更 • テキストボックスを空欄に 情報基礎演習I(プログラミング) 35 VI.4.2 プロパティの設定(nameの設定) lblSHINCHO txtSHINCHO lblTAIJU txtTAIJU lblCOMMENT txtHIMAND lblHIMANDO txtCOMMENT lblCOMMENT2 cmdEND cmdSTART cmdNEXTINPUT 情報基礎演習I(プログラミング) 36 VI.4.4 フォームの保存 • フォームの作成が一通り終わったので、ひと まずフォームだけでも保存しておく • フォームを保存する – ファイル名:HIMANDO3 情報基礎演習I(プログラミング) 37 VI.4.3 プログラムの作成 VI.4.3.3 終了のプログラム • 1. 2. 3. • VI.4.3.3のほうが簡単なので、先にこちらからする 入力し終わったら、プログラムを保存、実行 「終了」ボタンをクリック 終了することを確認 このように、簡単なところから少しづつ作成しては 保存、実行を繰り返すのが効率よく作成するコツ 情報基礎演習I(プログラミング) 38 プログラムの説明 name クリックしたら 情報基礎演習I(プログラミング) 39 VI.4.3 プログラムの作成 VI.4.3.2 次のデータを入れる • 1. 2. 3. 4. VI.4.3.2のほうが簡単なので、先にこちらからする 入力し終わったら、プログラムを保存、実行 なにか適当にテキストボックスに入力 「次のデータを入力する」ボタンをクリック テキストボックスのデータが消えるのを確認 情報基礎演習I(プログラミング) 40 VI.4.3 プログラムの作成 VI.4.3.1 計算開始 • 1. 2. 3. 4. 肥満度の計算をする部分を書く 入力し終わったら、プログラムを保存、実行 身長と体重を入力 「開始」ボタンをクリック 肥満度が表示されるのを確認 情報基礎演習I(プログラミング) 41 空 白 部 分 は 気 に し な い で よ い 肥満度の計算をする部分を書く 情報基礎演習I(プログラミング) 42 VI.4.3 プログラムの作成 VI.4.3.1 計算開始 • 1. 2. 3. 4. 入力されていないデータがあった場合のエ ラー処理を書く 入力し終わったら、プログラムを保存、実行 身長と体重を入力 「開始」ボタンをクリック コメントの欄に「太りすぎには注意しましょ う」などが出ることを確認 情報基礎演習I(プログラミング) 43 こ こ に 追 加 入力されていないデータが あった場合のエラー処理を書く 情報基礎演習I(プログラミング) 44 条件判断構造 • もし○○だったら、△△する。というように、 場合によって処理をわけるときに使う • 条件の書き方にはいろいろなものがあるので 簡単に紹介する。 • 例 If txtSHINCHO.txt=“” Then txtCOMMENT.txt = “身長が入力されていません” End if 情報基礎演習I(プログラミング) 45 条件判断構造 If 条件 Then • 書き方 条件にあった場合やること この行は複数行あってもよい End if • 例 もしtxtSHINCHOテキストボックスが空白 だったら、txtCOMMENTテキストボックスに 身長が入力されていませんと出力する If txtSHINCHO.Text=“” Then txtCOMMENT.Text = “身長が入力されていません” End if 情報基礎演習I(プログラミング) 46 条件判断構造 If 条件 Then • 書き方 条件にあった場合やること この行は複数行あってもよい End if • 条件は複数書ける – 条件A or 条件B • 条件Aか条件Bどちらかならば – 条件A and 条件B • 条件Aと条件B両方を満たすならば 情報基礎演習I(プログラミング) 47 条件判断構造 • 例 もしtxtSHINCHOかtxtTAIJUテキストボックスが空白 だったら、txtCOMMENTテキストボックスに身長が入力され ていませんと出力する If txtSHINCHO.Text=“” or txtTAIJU.Text=“” Then txtCOMMENT.Text = “データが入力されていません” End if • 例 もしtxtSHINCHOとtxtTAIJUテキストボックスが空白だっ たら、txtCOMMENTテキストボックスに身長が入力されてい ませんと出力する If txtSHINCHO.Text=“” and txtTAIJU.Text=“” Then txtCOMMENT.Text = “身長と体重が入力されていません” End if 情報基礎演習I(プログラミング) 48 VI.4.3 プログラムの作成 VI.4.3.1 計算開始 • 1. 2. 3. 4. 肥満度の値によってコメントを変更する部分 を書く 入力し終わったら、プログラムを保存、実行 身長を入力(体重は入力しない) 「開始」ボタンをクリック コメントの欄に「データを入力してください」 と出ることを確認 情報基礎演習I(プログラミング) 49 肥満度の値によってコメントを変更する部分を書く こ こ に 追 加 情報基礎演習I(プログラミング) 50 条件判断構造 • 書き方 If 条件 Then 条件に合ったときにやること Else 条件にあわなかったときにやること End if • 例 もしCが20より小さくかつ-20より大きければ txtCOMMENT.Textにあなたは健康ですと表示し、 そうでなければ”体重に気をつけましょう”と表示。 If C < 20 and C> -20 Then txtCOMMENT.Text = “あなたは健康です” Else txtCOMMENT.Text = “体重に気をつけましょう” 情報基礎演習I(プログラミング) End if 51 条件判断構造 • 書き方 • 例 If 条件A Then 条件Aに合ったときにやること ElseIf 条件B Then 条件Aに合わず条件Bに合ったときにやること Else 条件にあわなかったときにやること End if If C >= 20 Then txtCOMMENT.Text = “ふとりすぎに注意しましょう” ElseIf C<= -20 Then txtCOMMENT.Text = “やせすぎに注意しましょう” Else txtCOMMENT.Text = “あなたは健康です” End if 情報基礎演習I(プログラミング) 52 まとめ VI.4. 繰り返しデータを入力し計算させ、 コメントをつけるプロジェクトの作成 • テキスト:p.16 VI 4~ • この章では条件判断構造を行った • If 条件 Then 条件にあえばやること Else 条件にあわなければやること End If 情報基礎演習I(プログラミング) 53
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