20120518未来図会議

包括ケア会議改め
平成24年度 第2回 陸前高田市
保健医療福祉未来図会議
平成24年5月18日(金)13:30~15:30
陸前高田市 米崎町コミュニティーセンター
※このPowerPointは、4/19(金)に行われた平成24年度第1回陸前高田市保健医療福祉未来図会議に
おいて使用した内容に、当日の出席者の皆様からのご意見等をふまえ、加筆修正し作成したものです。
※内容についてのご意見、お気づきの点等お問い合わせは下記までお願いします。
陸前高田市地域包括ケアアドバイザー 日本赤十字秋田看護大学 佐々木亮平
[email protected]
本日(5/18)の会議資料は公開します
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今日の包括ケア会議の内容は、今月中にホームペー
ジ上に公開します。
これまでのこの会議内容や未来図、全戸訪問結果等も
同じく公開しています。
「災害時の公衆衛生」、「陸前高田市」で検索していた
だきますとヒットします。
http://www.koshu-eisei.net/saigai/saigai.html
※お手元には資料として本日のパワーポイント(2種類)、前回会
議東海新報記事、月刊公衆衛生5月号等をお配りしています。
本日(5/18)の会議の進め方
(Keyword: 仮設と非仮設、見える被災と見えない被災)
1 テーマ:「仮設」と「非仮設」
「見える被災」と「見えない被災」
日頃の活動から感じていること、課題等
(※各団体の新しい動きのアナウンス含む)
2 今年度の市内全戸訪問調査
方法論の前に、「考え方=何のために」の
整理をしながら・・・
「仮設」と「非仮設」の視点の整理
仮設=見える被災
◆陸前高田市内の現状(平成24年3月31日現在)
7,458世帯、20,813名(住民基本台帳上)
◆市内応急仮設住宅
①市内:55箇所、2,120戸、5,524名
②市内みなし(公営):7箇所、63戸、161名
※世帯(戸数)で29.3%、人口で27.3%
◆市内外の応急仮設住宅(みなし民営含む)
422世帯みなし、778世帯遠方
※住所異動せずに避難している住民の把握困難
非仮設=見えない被災
◆個人宅避難者(生活者)
①世帯分離⇒同世帯、②実家や親戚宅に同居・・
◆自宅には直接的な被災のない市民
①自宅の浸水など直接の被害は免れたものの家族
や親せき、近隣者、知人友人等が犠牲になった
②職場や仕事場を失った
③自宅も家族も職場も被災していないが、震災直後
から直接被災を受けた親戚等を受け入れ、支援し
続けている
非仮設=見えない被災
◆自宅には直接的な被災のない市民(つづき)
①~③の背景をもった地元自治体や医療機関、保健
福祉施設、消防、警察等、ここで市民を支援する立場
にある
・・・仮設は充実?
・・・非仮設は不足?
※みなさんから、日頃の気づき等お願いします。
「見える・見えない」にかかわらず
つながり、元気になる「機会」を
◆被災の有無に関わらずつながる手段例
・健診(検診)
・健康教室、サロン、健康相談、お茶のみ会
・家庭訪問(全戸調査ありきでなく?)
※ハイリスク者への支援という切り口だけではなく、
ポピュレーションアプローチのできる手段は・・ナニ?
“ 見える被災”と
“見えない被災”を考える
(例)
見える被災 ・・・ 仮設住宅 での生活
見えない被災 ・・・ 自宅 (元の場所)
での生活
“見える被災”と
“見えない被災”
を考える
被災者はだれか?
→
全ての陸前高田市民
支援の入り方から見える被災者は?
→仮設住宅住民が被災者。
→家の残った者は “被災地にいる人”
“見える被災”と
“見えない被災”を考える
仮設住民と非仮設住民の気持ちの温度差
何もケアがなければ、仮設住宅が解消されても、
今感じている気持は解消されることなく残り続け
る。
市全体のコミュニティを考えていくうえでの障害
になる。
“ 見える被災”と
“見えない被災”を考える
住民の現状を把握する方法は?
量的調査・・・健康生活調査(ローラー)
→調査が目的ではなく 心のケア として
質的調査・・・グループインタビュー
フォーカスグループディスカッション
→アクション(政策)につなげやすい
“見える被災”と
“見えない被災”を考える
健康生活調査について考える
→対象はどうするか・・・全戸?非仮設のみ?
→現在の各団体の活動の“見える化”をし、
限られた中で最も有効な方法を考える。
健康生活調査はあくまで手段!
「心のケア」、「繋がり」を
広げることが目的!
“ 見える被災”と
“見えない被災”を考える
支援者ができること
→当たり前のことを当たり前にできる
生活環境を整える働きかけ
→住民自身が 「誰かとつながっている」 ことを意
識できる働きかけ
→いつまでも住みたくなる、元気の出る街づくり
を意識した働きかけ
NPO法人HANDS
(Health and Development Service)
• 今年度活動目的:子どもの健康促進や安心して子育てできる環境が
整い、震災前よりも子育て世代が住みやすい地域を創るため、1.行
政サービスの後方支援と2.市民組織の活動支援を行う。
1. 行政サービスの後方支援


子育て支援センター“あゆっこ”の離乳食教室(5/23)、誕生会(5/28)へ管
理栄養士派遣予定。
保護者ニーズ調査。(6月実施予定)
2. 市民組織の活動支援
 箱根振興会主催の箱根こどもまつり(5/5開催)
 1000人強の参加者有。HANDSは障がい児参加促進、広報、衛生面でのサポート
(仮設トイレ設置)、運営支援を行った。

きらりんきっずのお茶会相談へ医療職派遣。(7月を予定)
認定NPO法人 難民支援協会
(電話:080-3303-6925 / 担当:荻原)
・4月より女性支援事業をコミュニティー支援事業に徐々に移行させる。
横田中学校など横田町の仮設住宅を中心にサロン活動を展開。住民による
自主サロン運営の継続化と、仮設住民と在宅住民の交流を目的とする。
・サロンの内容:アロマクラフト作り、アロママッサージ、健康相談、
女性の悩み相談、血圧測定、体重測定、尿漏れ予防体操。
・尿もれ予防体操:女性高齢者向けの尿もれ予防(体操)パンフレットを作成中。
・思春期支援:初潮のセルフケアと防犯の情報提供を目的としたパンフレットと
ガールズ・セットを引き続き配布。配布方法は市の生涯学習課と検討中。
・住民の依頼によるイベントのコーディネート支援を行っている。ほとんどの場合
は、他の団体との協働。4月は、横田町の2地区と高田町の1地区にて、住民
主催のイベントを支援。協働相手は、『けせんコープ』『陸前高田市ネットワー
ク連絡会』など。
見えない被災
(ストレス)
と上手に付き合うには
こころの健康はストレスとのバランス
誰かとのコミュニケーションで学んだ
ちょっとしたことでバランスが崩れる?
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
があると
バランスが保たれる
こころ
ストレス
こころの健康はストレスとのバランス
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
がなくなると
バランスがくずれる
こころ
ストレス
ストレスが大きくなった時
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
ストレス
ストレス
誰かに学んだ
ストレスが大きくなった時
とならないために
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
を大きくできると
バランスが保たれる
ストレス
今回の震災では
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
ストレス
今回の震災では
個人のストレスも
大きくなったが
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
ストレス
今回の震災では
周囲に学んだ
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
個人のストレスも
大きくなったが
が膨らみ、バランスを
保つことができている
ストレス
ストレスとのバランスを保つには
生きる力
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
を育てる必要がある
で、どうやって育てる?
ストレス
ストレスとのバランスを保つには
志・客観性
志・客観性
志・客観性
経験・想像力
志・客観性
経験・想像力
経験・想像力
経験・想像力
情報・余裕
情報・余裕
情報・余裕
情報・余裕
他者との
関わりに学ぶ
ストレス
ストレスとのバランスを保つには
志・客観性
志・客観性
志・客観性
経験・想像力
志・客観性
経験・想像力
経験・想像力
経験・想像力
情報・余裕
情報・余裕
情報・余裕
情報・余裕
つらい、理不尽な経験も
誰かと共有できれば
生きる力の糧に
ストレス
ストレスとのバランスを保つには
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
ストレス
ぶれない土台
ストレスとのバランスを保つには
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
ストレス
家庭、地域、職場での
当たり前の生活
ストレスとのバランスを保つには
家庭、地域、職場での生活が安定していると
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
ストレスが膨らんでも
バランスは崩れない
家庭、地域、職場での
当たり前の生活
ストレス
ストレス
ストレスとのバランスを保つには
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
ストレス
ストレスとのバランスを保つため
生活を安定させるには
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
ストレス
家庭、地域、職場での
当たり前の生活
ストレスとのバランスを保つ力とは?
志・客観性
経験・想像力
情報・余裕
他者との関係性で育んだ
ストレス
生きる力
ストレス
勇気 夢
感謝
絆
感動 ありがとう
大好き
家庭、地域、職場での
当たり前の暮らし
気力
安心
やる気
つながり
楽しみ 希望 元気 居場所 あいさつ
役割 褒められる
やること
(一見)当たり前のこと
が解決すること・・・
次回(第3回)未来図会議予定
◆日時
平成24年6月29日(金)13:30~15:30
◆場所
米崎町コミュニティーセンター
◆次々回(第4回)
平成24年8月10日(金)13:30~15:30