∞気流法夏季セミナー八ヶ岳清里 2015 人間とは、時空 ― 計り知れない宇宙の営みが織りなしている一つの芸術作品の試みのようなものか。それが今、〈いのち〉として進行中だ。私たちが各々それを感得してゆく身体技法が〈うづたま〉である。 ※現代表記では「うず」となりますが、あえて旧仮名遣いに沿って「うづ」とします。 A うづたま基本コース 7／31∼8／2(金日）〈うづたま〉をさらに精妙にする B 武道と静坐コース 8／ 2∼3(日月） ※詳細は2∼4頁をご覧ください。 ◉ からだには巡り、渦巻き、回転があふれる ◉ ビー玉、サッカー、パチンコ、星辰… 〈うづ〉と〈たま〉は私たちの体にも見られる。指紋、臍、頭のつむじ、そして元々、卵子こそ星にも似た回転する玉である。心臓の血流は二重うづ〈メビウスの環〉状に流れると、故三木成夫氏(発生学者)は山手線の中で私（坪井）に語ってくれたものだ。そもそも東洋医学では〈気血の巡り〉を大切にする。これも、うづと円転が基調。わらべうた童謡と共に遊ばれた鞠つき― 良寛さんの大好物。吉祥天のふっくらした掌の上の玉は澄明な真如の象徴 ― うるわし。雅びの空に舞った鹿革製の蹴鞠の玉。サッカー、テニス、野球、バレー、バスケットと、なぜ球技は一般のスポーツ・ゲームの王様なのか。青いガラス玉を片目をつむってのぞき込み、そこに清里自然の森山荘の草原で宇宙を見て心ときめかせ転がす少年のビー玉遊び。パチンコ台では、玉めまぐるしく夢のかけらのせて乱れ舞い。さて、極大は日、月、星。古代ギリシャ人はその周行に調和の数をとらえようとし、そこに音楽を聴こうとさえした。 1 〈うづたま〉のエクササイズとは？ …… はじめての方への手ほどき〈身体の文法〉と〈うづたま〉気流法は、次の三つの〈身体の文法〉を柱に実技を行なってきた。あらゆる身体活動に共通の法則 ― 重力（重さ）、呼吸、〈気〉の流れと巡り ―。その三つをひとつにまとめて行なえるのが二日間の玉遊びの後のこの笑顔☺ 今春、ドイツ・ハノーヴァーで〈うづたま〉のエクササイズである。 … 玉遊びから始まってゆく〈うづたま〉を行なうには、思い切って、同時に慎重に舞いのように楽しさを味わいつつする。それが養生法となり全身を調和へと導く。〈うづたま〉は個人で、精密に自らチェックしながら動いてみるのが基本だ。次に、二人で互いに気を合わせつつ行なうのもよい。自らの動きや意図をしっかりと出して相手に伝え、同時に相手の動きや意図を感じて行なってゆく、受信・発信の稽古。三人以上の多人数で行なえば、一層賑やかで豊かな力の曲線が自らの体内と外の空間に描き出されてゆくだろう。〈うづたま〉のエクササイズを楽しむ詩人・谷川俊太郎さん. 〈うづたま〉のエクササイズや〈うづたま〉の原理による武道や舞の動画、随時更新. https://vimeo.com/kiryuho/videos 気流法ホームページ http://www.kiryuho.com/ 「 …玉による動作法には無限の広がり深みがある感じです。次の御本は玉が中心になるべきですね。お元気で。」谷川氏のハガキ(右)より武道・静座に通じる〈うづたま〉とは？ …… みちしるべ Bコースへの道標中国武術も植芝盛平翁創始の合気道も、極意は螺旋や円球に満ちている。柔道でさえ、名人とされた三船久蔵十段は、直径3、40cmの球を手にして技の極意を説く、そのヴィデオが残されている。〈うづたま〉は武術に活かされる。それは、鋭い集中力を養い、対立を〈和〉へ、争いを共生へ変換することを計る体術である。松田隆智師・中国武術研究家中国数千年の知恵によって到達した円絲などの拳法の極意を、坪井氏は中国武術を学ぶことなく、その修業の研究によって発見してしまった。正に賞讃に値する。大宇宙と小宇宙（人間）は同一の絶対的な運動原則（真理）があり、それは人間の日常の生活すべてにあって、武術の技法動作もそのワクの内にある。坪井氏の指導される気流法は、宇宙における生命活動の真理の探究と実践であり、魂を解放し人間性を高めるものである。（後省略）ー氏の著作『魂の芸術』（福昌堂刊）より（松田師は2013年逝去） ※セミナー詳細について希望者は右へご連絡ください.TEL 090.8683.0456 (佐藤) 2 からだ、ことば、想像力人間のあらゆる活動に、身体、言語、想像力（想い）の三側面が常に問われ続ける。この三つは互いに相克し、時に反転し、また合致したり、微妙至極だ。この三相を互いに呼応させるように促すのが〈うづたま〉のエクササイズである。無底船 ̶ 入れても入れてもなお入る出しても出しても出し切れぬ沈みながら浮かんでるそこなしのふね無底船「私は〈うづたま〉に取り組むようになって、ある時、〈手の内〉ならぬ〈足の内〉に目覚め、やがて〈無底船〉という言葉をふと思いつくに到った。気付いてみると呼吸も日常の歩行も健康も武術の技も、人との出会い方もすべて変わった…。」（坪井）講師紹介：坪井香譲（気流法創唱） 1939年生。早稲田大学心理学科卒。少年の頃から弓道、瞑想、そしてユング心理学に触れ、やがて合気道等を通して身心技の世界の奥深いことを知り、歩く、立つ、坐るなど日常の身ごなしに加え、芸術表現（ヴィジュアル・音・言葉）、スポーツ、職人の技、健康法、瞑想、武術、哲学や文学の発想ににさえ共通する〈身体の文法〉を発想しました。これを創造性や言語やイマジネーションと関連させつつ、身体実践と思想の両面から探求。やがてヴィジョン体験により〈気流法〉を編み、各分野の人々と交流しながら30数年来、国内に限らず、毎年フランス・ドイツ・オーストラリア等でも講習を行っています。「やわらげの武道」提唱者。フランス国立舞踊指導者養成機関で講師、2003 06年相模女子大学非常勤講師として「身体技法」を講じる。人体科学会学術会員。主な著作：『気の身体術‒21世紀のボディアート』（工作舎）『メビウス身体気流法‒生命の混沌と生成』（平河出版社）『極意‒精神と肉体のドラマ・武道』（潮文社）等 ̶詳しくはホームページ、ブログ参照指導スタッフ佐藤響子有川清朽名輝臣気の流れる舞い手と長年にわたりNPO 鍼灸治療・在宅医療して国内外で舞台に法人・障害者（児）等の臨床. 後進の指も立つ. 相模女子大支援施設シンフォ導にも携わる. 相女学人間心理学科でニーで身体ワークを大では「代替医学」「セラピー演習」「心通して子供から大人「心身技法」の非常身技法」非常勤講師. までを指導. 勤講師. 予約・問合せ先携帯 090.8683.0456(佐藤）メール [email protected] 気流法の会東京都稲城市向陽台2-11-113（〒206-0803) TEL 042.378.6648 FAX 042.378.8020 ホームページ http://www.kiryuho.com/ 坪井香譲のブログ「文武随想録うづたま編」http://d.hatena.ne.jp/tsuboikajo+2/ 3 初めての方も体に無理なく、楽しくマイペースで習得できるプログラムになっています。年齢、性別、経験の有無に関わらず安心して参加できます。主な日程 7/31(金) Aコース ※初めての方はできるだけ第一日目からご参加ください（部分参加の方はご相談ください） 8/2(日) 8/3(月) サンライズダンス清里温泉、清泉寮、美術館、高原のカフェなどへ(希望者) 朝の散策けいこ朝食朝食講習・Aコース講習・午前のまとめ 14時宿舎集合昼休み昼食会講習・午後講習・午後入浴・夕食入浴・夕食夜の講座夜の講座 7/31 8/2 身体の文法とうづたま基本 8/1(土) Bコース 8/2 3 うづたまによる武道と静坐うづたまの動きをさらに精妙にし深め、対立を〈和〉へと転換する体術 ‒ やわら ‒ と静座を行ないます. 動静一体の講座. 八ヶ岳連峰、南アルプスなどの山々に臨み、陽光を浴びて..（希望者） 14時解散 15時半朝のけいこ講習・午後朝食入浴・夕食講習・Bコース夜の講座のまとめ昼食会 ※必ずAコースからご参加ください 14時半解散鹿やリス、様々な鳥達…野生動物が訪れる山荘の雑木林. 夏、高原の蝉しぐれは涼気を誘う. 会場・宿泊清里自然の森山荘標高1,300mの高原に位置する、巨匠、吉村順三設計によるセミナーハウスは 7,000坪の広大な敷地を持つ林間施設。自然林、湿地、草原、池など豊かな自然があり、樹木や草花の気配や匂い、風の音、鳥の声、土の温もりなど眩しいほどの生命の感触が体験できます。 ◉「薬膳的食養料理」で山里や高原の幸を楽しみます。 ◉ 近隣に天然温泉、名所が多数あります。山荘へのアクセス清里自然の森山荘 ※タクシー相乗り可関西、名古屋方面からはJR中央本線「塩尻」→小淵沢「清里自然の森山荘」〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里学校寮区 TEL：0551-48-2032 費用申し込み Aコース＜2泊3日の受講料＋宿泊ルームシェアリング.朝夕食込＞一般 47,000円 (税別) 気流法会員 40,000円 (税別) 電話またはメールで受け付けます Bコースは上記の金額に以下が加算されます加算額＜Bの受講料＋宿泊ルームシェアリング.朝夕食込＞一般 20,000円 (税別) 気流法会員 15,000円 (税別) 〆切 7月11日(土)必着（但し、定員20名になり次第〆切) 初めての方は受付後インタビューカードをお送りします. ご記入の上ご返送いただき、折返し正式受諾をご連絡致します. 予約・問合せ先携帯 090.8683.0456(佐藤）エルエービー ※学生／上記料金より20%割引 ※「昼食会費」別途1,000円メール [email protected] 4