実験経済学の結果 4/9/2001 企業2の利得 利得の組み合わせ 25 20 15 10 5 0 平均12.49 系列1 c 標準偏差 3.91 0 5 10 15 20 25 30 企業1の利得 1 利得のパターン • • • • • • • • • (21,21, 2), (20, 8, 1), (18,14, 4), (17, 9, 6), (16, 4, 3), (14,10,10), (13, 5, 3), (11,11, 4), ( 9, 9, 1), (20,16, 1), (19,11, 1), (18, 6, 2), (16,12,11), (15,15, 6), (13,13, 8), (12, 8, 2), (10, 6, 4), ( 7, 7, 5) 2 2部門の産業連関表 買い手 売り手 産 業 I 産 業 II 付加価値 中 間 投 入 総生産 中間需要 産業I 最終需要 総生産 産業II x11 10 x12 20 F1 70 X1 100 x21 40 x22 100 F2 60 X2 200 V1 50 V2 80 X1 100 X2 200 3 産業連関分析の仮定 • (1)各商品と各産業部門とは1対1の対応 関係にある。[結合生産の不存在] • (2)各部門が使用する投入量は、その部 門の生産水準に比例する。[比例性] • (3)各部門が生産活動を個別に行った効 果の和は、それら部門が同時に行ったとき の総効果に等しい。[加法性] 4 産業連関分析(1) • 第j産業の生産物を1単位生産するために 必要な第i産業の投入量(aij)を投入係数と いう。仮定(2)[比例性]より、投入係数は、 一定の値をとる。 • xij aij=----Xj [1] 5 産業連関分析(2) • 2部門の場合の需給バランスを式に表せ ば、 • x11+x12+F1=X1 • x21+x22+F2=X2 • xij=aijXjを考慮すると、 [2] [3] 6 産業連関分析(3) • a11X1 +a12X2 +F1=X1 a21X1 +a22X2 +F2=X2 [4] [5] • したがって、 (1-a11)X1ーa12X2=F1 [6] ーa21X1+(1-a22)X2=F2 [7] となる。 7 産業連関分析(4) • 投入係数行列をAとすると、 ┏ a11 a12┓ A =┃ ┃ ┗ a21 a22┛ [8] • 単位行列(対角線が1でそれ以外は0(ゼ ロ)からなる行列)を I であらわすと、 8 産業連関分析(5) • 先の需給バランス式(6)と(7)は、 (I-A)X=F と行列表示できる。 ここで、 ┏ X1 ┓ ┏ F1 ┓ X= ┃ ┃, F=┃ ┃ ┗ X2 ┛ ┗ F2 ┛ [9] [10] 9 産業連関分析(6) • 最終需要F1と F2が与えられたとき、(6)と (7)をX1と X2 について解こう。 • (1-a22) a12 X1 = ーーーー F1+ ーーーー F2 [11] |I-A| • | I-A| a21 (1-a11) X2 = ーーーー F1+ ーーーー F2 [12] |I-A| | I-A| 10 産業連関分析(7) • ここで、 |I-A|=(1-a11) (1-a22) ー a12a21[13] 11 産業連関分析(8) • ある正方行列(行と列の数が等しい行列) Bに対して、 BZ=ZB=I [14] となるZが存在するとき、このZをBの逆行 列と言い、B-1で表すことにする。 ただし、I は単位行列(対角線が1でそれ以 外は0(ゼロ)からなる行列)を表す。 12 産業連関分析(9) レオンティエフ逆行列を[I-A]-1とすると、 1 ┏1-a22 a12┓ [I-A]-1 = ーーーー ┃ ┃ [15] | I-A|┗ a21 1-a11┛ 13 参考文献 • Leontief, Wassily W. (1941), The Sturucture of American Economy, 1919-1939 An Empirical Application of Equilibrium Analysis, Oxford University Press, 1941. Second Edition, Enlarged, 1951. 山田勇・家本秀太郎訳『アメリカ経済の構 造---産業連関分析の理論と実際』、東洋経済新 報社、昭和34年。 • Leontief, Wassily W. (1966), Input Output Analysis, 新飯田宏訳『産業連関分析』(岩波書 店、昭和44年)。 • 宮沢健一編(1995) 『産業連関分析入門 新版』 (日本経済新聞社、1995年)、これは第6版で、第 1版は1975年に刊行されている。 14
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