第 2 章 : 正弦波交流と回路素子 2.4 回路素子の電気的性質 キーワード : インダクタンス,キャパシタンス 学習目標 : 回路素子の電気的性質を理解する. 1 2.4 回路素子の電気的性質 2.4.1 抵抗の性質 逆起電力 時間因子を消去 図 2.10 正弦波交流と抵抗 電圧と電流は同じ位相 図 2.11 抵抗:V と I のフェーザ図 2 2.4.2 インダクタンスの性質 インダクタ(コイル) コイルの周辺に発生する磁束 電流 に比例する. [ウェーバ] は :比例定数 インダクタンス [H] 逆起電力 図 2.12 正弦波交流とインダクタンス 電圧は電流より位相が90°進んでいる インピーダンス 図 2.13 インダクタンス: V と I のフェーザ図 3 2.4.3 キャパシタンスの性質 キャパシタンス コンデンサに蓄積される電荷 は加えた電圧 (印加電圧という) に比例する. [クーロン] :比例定数 キャパシタンス [F] 電流 図 2.14 正弦波交流とキャパシタンス 電流は電圧より位相が90°進んでいる インピーダンス 図 2.15 キャパシタンス: V と I のフェーザ図 4 第 8 回レポート 出題日:7月12日(火) 提出日:7月19日(火) 14:40 まで 提出場所:河合教員室(電気・環境都市工学科棟 3F )または教室 [1] 教科書 2 章演習問題 [2.10] [ 予習 ] [例題 2.9]をまとめよ お知らせ 7月19日 小テスト(2.3~2.4) 5 [例題 2.8] 最大値,平均値,回路素子の性質 実効値が 流れた電流が の電圧源にある回路素子を接続したとき, (a) (b) (c) であったとする.電圧の最大値(波高値)と平均値のフェーザを求めよ. 次に,回路素子のインピーダンス を求め,回路素子は何か決めよ. 6 [解] 平均値 実効値 :波高値 実効値 波高値 平均値 7 (a) 電圧と電流が同相であるから,抵抗である. (b) 電流が電圧より 遅れておりかつインピーダンスの位相角が 進んでいるから,インダクタ(インダクタンス)である. 8 (c) 電流が電圧より 進んでおりかつインピーダンスの位相角が 遅れているから,キャパシタ(キャパシタンス)である. 9 回路素子の性質 回路素子 抵抗器 キャパシタ インダクタ 電気的働き 抵抗 キャパシタンス インダクタンス 実電圧 実電流 複素電圧 複素電流 電圧フェーザ 電流フェーザ インピーダンス アドミタンス 10 第 2 章 : 正弦波交流と回路素子 2.4 回路素子の電気的性質 キーワード : インダクタンス,キャパシタンス 学習目標 : 回路素子の電気的性質を理解する. 11 第 3 回 小テスト(2.1, 2.2) [ 問題 1 ] 次の電圧および電流のフェーザ図を示せ [ 問題 2 ] 次の複素数を直角座標表示せよ 12
© Copyright 2024 ExpyDoc