色彩土のうによる発芽促進の相違, 及び植生土のう,普通土のうを用いた 緑化の長期経過報告 UC 15119630 宮嶋拓哉 目次 ・研究の目的・背景 ・実験方法 ・実験結果 ・まとめ 研究の目的・背景 法面の緑化は、土木事業に とって欠かすことのできない 取り組みの一つである。 自然景観を乱す!! 従来の緑化工法 主に草本類が用いられてきた. 草本類 メリット 木本類 発芽率:低い デメリット 成長速度:遅い 発芽率:高い 成長速度:速い 種子 種子 しかし しかし デメリット 栄養をすぐに使い果たす. 一年後には裸地化 メリット 栄養を幹に保持. 長期的な緑化が可能 ・ドングリの播種 色彩土のうの開発 ・木本類の播種 ・飛来種による緑化 ・木本類の挿木 植生土のう,普通土のうを用いた緑化 ・ドングリの播種 ・木本類の挿木 ・飛来種による緑化 ・実験方法 クヌギ スダジイ 播種 挿木 ツツジ カナメモチ 実験斜面設置時(2004年12月) 施工後約2年が経過 ?? ?? 実験斜面解体時(2006年11月) 施工後2年が経過した際,播種・ 挿木した個体が,どのような状態 であるかを調査した. ・実験斜面 設置時:2004年12月 設置場所:名工大の敷地内 北側斜面 斜面方向:南北 南側斜面 実験結果(各植物の根の様子) スダジイ ツツジ 土のうを貫通するクヌギ カナメモチ 15 42 10 35 5 乾燥重量(g) 根の長さ(cm) 49 28 21 0 -5 14 -10 7 -15 0 クヌギ スダジイ カナメモチ ツツジ クヌギ スダジイ カナメモチ ツツジ -20 根の伸長・乾燥重量から,樹種によっては 草本類に匹敵する成長速度が得られる. 地下部 地上部 120% 生存率(%) 100% 100% 80% 約50% 60% 40% 20% 0% クヌギ スダジイ カナメモチ ツツジ 一年生存率 ※一年生存率:2005年12月~2006年11月にかけての生存率 播種(クヌギ)・挿木で高い生存率を示した! ・まとめ 木本類を用いる上で, 考えられていたデメリット ・発芽率:低い ・成長速度:遅い 播種と挿木を組み合わせる 低い発芽率の ことによって,木本類による 問題点を解 消! 緑化は可能である!! 遅い成長速度も解消! ・挿木→施工時に緑化完了. ・挿木→低い死亡率. クヌギは成長が早い.
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