TDOAtp

【実験】電波強度測定2
情報工学専攻
中村 遼
目次
 実験概要
 準備
 結果
 考察および課題
 スループットの距離特性
実験概要
 前回の実験ではマルチパスによるフェージングのため、電波
強度の距離特性を詳細に見ることができなかった
 そのため、今回は障害物や壁などない場所(グラウンド)でア
ドホックモードによる最大信号強度の測定を行った
 フェージングによる影響はほとんど見られなかったが、1つの
地点で10~20回測定し、その中での最大となる信号強度を
記録した
 結果の測定値から、最小二乗法により推定値を求めた
但し、曲線はP(d)=P(0) – 10nlog10(4πd /λ)とする
準備
 【テスト環境】
 九州大学箱崎キャンパス グラウンド 2地点
 【基地局】
 DELL INSPIRON 640m
 Windows XP Professional SP3
 Intel(R) Wireless WiFi Link 4965AGN (内臓)
 【端末】
 TOSHIBA dynabookSS MX/290DK
 Windows XP Professional SP3
 Intel(R) PRO/Wireless 220BG Network (内臓)
2m
2m
20m
:基地局
:端末
結果
地点1
地点2
Distance [m]
Signal strength [dBm]
Distance [m]
Signal Strength [dBm]
2
-33
2
-33
4
-41
4
-39
6
-46
6
-43
8
-46
8
-46
10
-49
10
-46
12
-50
12
-49
14
-53
14
-50
16
-55
16
-52
18
-55
18
-53
20
-55
20
-53
地点1における測定値及び推定値
P(0)=17.4dBm
n=2.22
最大誤差1.7dBm
地点2における測定値及び推定値
P(0)=14.1dBm
n=2.04
最大誤差1.3dBm
考察および課題
 場所によりP(0),nの値は異なったが、受信信号の距離特性
を見ることができた n=2としても問題ないように思えた
 これを基に位置検出の許容誤差をシミュレーションを用いて
考察し、APの設置条件としたい
 無線LANを用いた位置測定の研究を調べる
スループットの距離特性
[参照]屋外で802.11nの距離特性を測定:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070823/280078/