ＰＥＴの光で病気を見つける • ＰＥＴの光～陽電子 • ＰＥＴの光を出す電球～ＲＩＰＥＴの光＝陽電子とは？電球（ＲＩ）はＰＥＴの光（陽電子）を出す。ＲＩは陽電子を出し、陽電子は電子とくっついて光子を出す。 • 病気の原因（例えばがん）が食べるえさに電球を付けて、体の中に入れて、電球の集まったところ（光がたくさん出ているところ）に病気の原因がいるのを見つけます。ＰＥＴ（ペット） • ＰＥＴの光を使った診断～ＰＥＴ診断 • ＰＥＴの光を出す小さな電球～ＲＩ ☆ＰＥＴの光～放射線の一種からだをみる • 小さな電球をからだに入れる～ＲＩを注射するからだをみる • 光の集まったところが病気のいるところなんで病気の場所がわかるの • 私たちの身体を作っている細胞は栄養を食べて生きています。元気な細胞ほど栄養をたくさん食べます。なんで病気の場所がわかるの • がんは、とても活発な細胞なので、栄養に目印（電球～ＲＩ）をつけて、体の中に入れ、体の外からその目印を見れば、どこに栄養が集まっているかわかるので、たくさん集まっているところにがん細胞があるのが、わかります。紫の矢印の部分が、脳腫瘍のある場所です。左側は、脳の形の診断に使用されるMRI画像ですが、右側のPET画像の方が、腫瘍の場所がより明確に写っています。がん細胞は食いしん坊 • がん細胞は、普通の細胞にくらべて栄養をたくさん食べます。だからＰＥＴの電球をたくさん食べて、光もたくさん出します。 ☆いままでの検査にくらべ２０倍くらい早くがんを見つけます。あたま使ってる？ • あたまを使うと栄養が必要になります。あたまの栄養を使って、その活発さを調べることにより、痴呆などの病気の兆候を早く知ることができます。この病気では脳の形状は正常ですが、 PETを使うと、病気のために神経の働きが落ち込んでいることが、はっきりと見えます。実際の検査どこで受けるの？今までは、大学病院や国公立の研究所が主だったが、２００２年４月から保険適用になったので一般病院にも普及し始めています。痛いの？注射器で１０ｍｌぐらいの薬を注射します。時間はかかるの？注射してから約１時間、薬がなじむのを待って、ベッドに寝て３０分ぐらい。ＰＥＴの光を見るための機械ＰＥＴの光（ＲＩ）を作るＲＩと栄養をくっつけるサイクロトロン FDG合成装置ＰＥＴの光を見る PETスキャナー小型サイクロトロンで作られるポジトロン核種核種半減期核種半減期 11Ｃ炭素-11 20分 13Ｎ窒素-13 10分 15Ｏ酸素-15 2分 18Ｆフッ素-18 110分おわり • ＰＥＴの光を使った検査・・・ＰＥＴ検査 • ＰＥＴの光を出す電球・・・ＲＩもっと詳しく知りたい方は、下記のホームページを参照してください。 http://www.pet.tmig.or.jp (東京都老人総合研究所ポジトロン医学研究施設のホームページ)