Copyright 立命館大学景観計画研究室 景観計画研究室のGISの事例 笹谷康之 1 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 1.地形分析 朽木の地域環境管理のための空間分析 -土地利用と空間特性を定量的に分析 ‐住居からの距離 ・50mメッシュに細分化し、 住居からの距離を得点化 キヤマ 草刈り山 ヨシダイラ カヤダイラ ハタケ タンボ 0% 近い 20% やや近い 40% 中間 60% 80% やや遠い 100% 遠い 2 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 2.地形分析 傾斜角 傾斜方向 -利用用途と傾斜角の関係を分析 -利用用途と傾斜方向の関係を分析 カヤダイラ キヤマ ヨシダイラ 草刈り山 宅地 田 畑 平面 北 北東 49% 6% 8% 8% 16% 13% 100% 100% 0% 0% 9% 4% 12% 67% 0% 33% 57% 3% 8% 38% 0% 0% 東 南東 12% 4% 13% 10% 0% 0% 17% 18% 0% 0% 13% 9% 38% 0% 南 南西 西 北西 0% 2% 12% 8% 10% 9% 8% 12% 0% 0% 0% 0% 13% 10% 9% 8% 0% 0% 0% 0% 7% 2% 0% 2% 13% 13% 0% 0% 土地利用 ≦5 ≦10 ≦15 ≦20 ≦25 ≦30 ≦35 ≦40 ≦45 ≦50 ≦65 カヤダイラ 7% 1% 2% 1% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 88% キヤマ 9% 0% 1% 4% 12% 20% 25% 18% 11% 2% 0% ヨシダイラ 23% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 77% 草刈り山 10% 1% 2% 6% 18% 22% 17% 14% 9% 1% 0% 宅地 67% 33% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% タンボ 86% 8% 3% 1% 2% 0% 0% 0% 0% 0% 3 0% 0% ハタケ 63% 0% 13% 0% 0% 13% 13% 0% 0% 0% Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 3.景観の復元 栗東の景観変遷 4 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 4.景観の復元 3次元GIS (Arc SCENE) 5 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 5.木質バイオマス資源の算定 人口シュラによる集材ワークショップ 集材可能地域の空間分析 日程 場所 午前 午後 午前 作業人数 午後 名称 使用器具仕様 長さ 重量 個数 木寄せ距離 傾斜角度 1月11日 大原野森林公園東尾根ルート東側 31° 26° 10人 13人 人工シュラ(FRP製) 4m/本 10kg/本 10個 5m 午前の結果 –人工シュラ設置時間(5本) 42分 –集材作業時間 98分 –最終的なシュラの全長 9×4=36m –集材本数 312本 –材積 3.98㎥ 午後の結果 –人工シュラ移動時間 22分 –集材作業時間 105分 –シュラの撤去時間 6分 –最終的なシュラの全長 10×4=40m –集材本数 400本 6 –材積 5.10㎥ Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 6.木質バイオマス資源の算定 木質バイオマス資源の賦存量計算 20mメッシュに傾斜方向とシュラ が集材可能な傾斜角、(15°~ 35°)黄緑で表示した。 22の人工シュラ集材可能ルート が決定された。 決定されたルートから木寄せ距 離5mのバッファを発生させた。 バッファと人工林と重なる部分を 集材可能範囲とした。 間伐強度50% 768.863㎥/ha として計算する。 216㎥の集材が可能 7 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 7.里山管理WebGIS 大原野森林公園のデジタルエコミュージアムの提案例 《デジタルサテライトミュージアム》 ボランティア (市民) 大原野森林公園運営管理協会 (地元住民) 活動を記録 企画の告知 他の主体との 連携をサポート 他の主体との 連携をサポート 専門家 (大学、研究機関) 調査結果を 記録 森林維持活動 を記録 企画の告知 他の主体との 連携をサポート 運ばれてくる間伐材 の予定を見る 活動の把握 WebGIS 高槻ペレット工場 (企業) 活動の把握 京のアジェンダ 21フォーラム (行政) 京都市 (行政) 8 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 8.自然共生型公園WebGIS 地球デザインスクール『四季の講座』 生き物データベースを作り、公開していく 自然と共生するための知識を共有する フィールドワーク WebGISへの入力 • 現地イベントの中で専門 家と共に入力作業を実施 • インターネット技術を利用 • 効率的に精度の 高い情報を蓄積 • 情報の蓄積と共有 が同時に実現 9 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 9.自然共生型公園WebGIS 自然共生型公園WebGISの概要 生き物の専門家 の助言を受けて データベースを 分類 地図画面 電子掲示板と連 動させて利用で きるように、情報 の種類を分類 詳細画面 入力フォーム フィールドノート型WebGIS 10 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 10.環境まちづくりWebGIS おおつ環境フォーラムのWebGISの紹介 プロジェクト 活動の成果を蓄積 登録画面の 簡略化 縮尺によって表示する情報を設定 →快適な処理スピードの実現 11 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 11.学社融合型環境 まちづくりWebGIS 里山ウォーキング支援WebGIS 凡例をイメージし やすいものに 地図操作部分 凡 例 地図表示 画面 登 録 パ ネ ル 登録情報 表示画面 クリックすると12 12. 学校GIS 各学年に必要なレイヤの付加 場所で検索が可能 学年に合わせた文字表記の方法 空中写真の導入(1961/1975/2000) 13 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 13.小学校の継続的な 環境学習支援WebGIS 総合的な学習の時間における 学校ビオトープの定点観測 アナログの野帳へ記録 大学生のサポートを受けながら 情報教室で観察内容をWebGISに入力 14 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 14.小学校の継続的な 環境学習WebGIS 季節によって、 表示色が異なる ↑ 入力結果(春・夏・秋) それぞれの季節ごとの 表示切替が可能 1年目 春 夏 秋 冬 2年目 春 夏 秋 冬 3年目 春 夏 秋 冬 ・季節ごとの変化の考察や 年度ごとの変化の考察が可能 15 Copyright 2003. Landscape Lab. 立命館大学景観計画研究室 15.小学校の地域学習WebGIS 統合学習ソフトとの親和性を高めた小学校教育用WebGISの例 -検索機能をつけ登録データの属性データを一覧表に出すことが可能 -コピーボタンをつくり小学生用統合学習ソフトへのデータ移行が可能 WebGIS データの エクスポート 統合学習ソフトによる 表計算機能 登録情報検索 統合学習ソフトによる プレゼンテーション機能 ポイントを落とす 統合教育ソフト 16 16. 3次元GIS を活用した眺望保全検討支援 【菱屋町商店街から見る三井寺観音堂の眺望】 1957年 容積率最大時モデル 現況写真 現状モデル 低層モデル 17 17. 3次元GISを活用した眺望景観検討支援 道路データの追加 路面の強調 水面の強調 歴史的ランドマーク 写真を貼り付ける 18
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