消費者余剰と生産者余剰 経済原論Ⅱ(ミクロ経済学) 第9/10回 畑農鋭矢 阪神タイガース債 • 阪神タイガースの順位により評価得点にボー ナス点を加算 1位30点、2位20点、3位10点、4位以下0点 • 点数を支払うことによって債券を購入 申込票に希望する支払点数を記入し提出 • 債券の売買はオークションによって実施、落札 者のみが購入 希望する支払点数の高い順に販売数分だけ 売買が成立 阪 神 タ イ ガ ー ス 債 の 需 要 表 の 例 点数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 人数 72 7 3 7 9 14 12 5 3 6 7 2 2 1 需要 152 80 73 70 63 54 40 28 23 20 14 7 5 3 2 点数 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 人数 1 1 需要 2 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 阪神債の需要曲線 20 15 支 払 い 10 点 数 5 0 0 10 20 30 40 50 需要 60 70 80 90 100 需要曲線の位置の違い(シフト) 20 15 支 払 い 10 点 数 5 0 0 10 20 30 40 50 需要 60 70 80 90 100 消費者余剰 価 格 需要曲線=支払い意欲額 支払い意欲総計-支出=消費者の利得 消費者余剰 p 価格×購入量=支出 需要曲線 需要・供給 価格変化と消費者余剰 価 格 p p’ 需要曲線 需要・供給 生産者余剰 供給曲線 価 格 価格×販売量=売上 p 生産者余剰 売上-費用=生産者の利得 供給曲線=費用(最低必要額) 需要・供給 価格変化と生産者余剰 価 格 供給曲線 p’ p 需要・供給 社会的余剰 供給曲線 価 格 消費者余剰 p 社会的余剰 生産者余剰 需要曲線 需要・供給 市場均衡の優位性① 価 格 供給曲線 消費者余剰 死荷重損失 p p’ 生産者余剰 取引量 需要曲線 需要・供給 市場均衡の優位性② 価 格 供給曲線 消費者余剰 死荷重損失 生産者の損 p 消費者の損 生産者余剰 需要曲線 取引量 需要・供給 厚生経済学と社会的余剰 • 社会的余剰 社会的余剰=消費者余剰+生産者余剰 (+税収) 死荷重損失=社会的余剰の損失 • 市場メカニズムの意義 交点(市場均衡)で社会的余剰が最大に 物品税の帰着 S’ 価 格 pD S 税額 死荷重損失 p0 pS D QT Q0 財の量 需要の価格弾力性が高い場合 S’ 価 格 S 死荷重損失 pD p0 D pS QT Q0 財の量 需要の価格弾力性が低い場合 S’ 価 格 pD S 死荷重損失 p0 pS D QT Q0 財の量 ラムゼイ・ルール (逆弾力性の命題) • 需要の価格弾力性が低い ⇒死荷重損失が小さい • 損失の観点 価格弾力性の低い財に高い税率 ⇒ラムゼイ・ルール (逆弾力性の命題)
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