余剰分析と厚生経済学 経済学A 第8回 畑農鋭矢 1 厚生経済学とは • 個人の状態⇒集団の状態 (効用) ⇒(社会厚生) • どのように社会厚生を考えるか? 合計するか?⇒ベンサム型 貧しい人を重視するか?⇒ロールズ型 • 社会的余剰と死荷重損失 社会的余剰=消費者余剰+生産者余剰 死荷重損失=社会的余剰の損失 余剰分析の基礎 • 利得=便益-費用 消費者:便益=効用 費用=支出=価格×取引量 生産者:便益=売上=価格×取引量 費用=生産コスト • 需要・供給曲線の意味 消費者:限界効用=価格 ⇒ 需要曲線 生産者:価格=限界費用 ⇒ 供給曲線 消費者余剰 価 格 限界効用の合計=効用 効用-支出=消費者の利得 供給曲線 消費者余剰 p 価格×購入量=支出 需要曲線 需要・供給 生産者余剰 供給曲線 価 格 価格×販売量=売上 p 生産者余剰 売上-費用=生産者の利得 限界費用の合計=費用 需要曲線 需要・供給 社会的余剰 供給曲線 価 格 消費者余剰 p 社会的余剰 生産者余剰 需要曲線 需要・供給 市場均衡の優位性 価 格 供給曲線 消費者余剰 死荷重損失 p p’ 生産者余剰 取引量 需要曲線 需要・供給 消費税の影響 S’ 価 格 pD 税 消費者余剰 S 死荷重損失 税収 pS 社会的余剰 生産者余剰 取引量 D 需要・供給 厚生経済学と社会的余剰 • 社会的余剰 社会的余剰=消費者余剰+生産者余剰 (+税収) 死荷重損失=社会的余剰の損失 • 市場メカニズムの意義 交点(市場均衡)で社会的余剰が最大に 市場メカニズムの意味 • 取引の意思決定 合理的意思決定 (利得が最大になるような決定) ⇒需要・供給曲線 ⇒曲線上の意思決定は利得が最大 • 社会的余剰 交点(市場均衡)で最大に
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