スライド 1

富士山火山の防災対策(防災教育)の推進
静岡県第4次地震被害想定(平成25年11月)では、大地震発生の「連続災害としての富士山火山災
害対応シナリオ」が示されたことから、従前より各学校の実態に応じて取組を進めてきた富士山火山
防災教育に、新しい知見等を踏まえた対策や防災教育の推進が必要となった。
県(危機管理部を中心)及び市町の対策
平成17年中
関係市町村において独自の火山防災マップを作成し、住民に周知(御殿場市、裾野市、富士
市、小山町及び富士宮市が作成)
平成24年6月
富士山火山防災対策協議会を設立し、協議会として火山防災意識の啓発活動を推進
平成26年2月
富士山火山広域避難計画を策定し、富士山火山防災対策シンポジウムにおいて、市町住民
や関係者へ説明
平成26年9月
広域避難計画啓発パンフレット「富士山の噴火に備える」を作成
平成26年10月
富士山火山三県合同防災訓練2014を実施し、住民避難について周知
県教育委員会の対策の現状と課題
平成19年2月
富士山火山防災に係る指導教材「富士山を知ろう」をホームページで公開し、火山に関する
正しい知識や火山防災対策に係る防災教育を推進
平成25年7月
公立幼稚園・小中学校防災担当者研修会の実施
【演題】「富士山の噴火に備える」
○最新の富士山火山に関する知識について 等
平成26年3月
「富士山及び伊豆東部火山群の火山防災対策マニュアル(暫定版)」の作成と配布
平成26年7月
公立幼稚園・小中学校防災担当者研修会の実施
【演題】「富士山火山防災対策」
○火山防災教育を進めるにあたっての留意点
【課題】
県教育委員会では、現時点で各市町が作成している火山防災マップや広報用リーフレット等を基
に、「富士山及び伊豆東部火山群の火山防災対策マニュアル(暫定版)」を作成したところであるが、
世界文化遺産の登録、富士山の恩恵を踏まえた火山防災教育の必要があるため、各学校(教職
員)に対して、有識者等からの最新の知見を踏まえた防災対策や防災教育を推進していく必要が
ある。
平成27年度(案) 「学校防災アドバイザー事業」 ※富士山火山対策
【目的】富士山の噴火に備え、その時にどう行動するべきかを専門的な知見を学校(教職
員、児童生徒)に普及し、富士山火山を想定した防災対策及び防災教育の推進を図る。
【アドバイザー候補】
・小山真人(静岡大学 教授)火山噴火予知連絡会、指導教材「富士山を知ろう」監修
・荒牧重雄(山梨県環境科学研究所 所長)日本火山学会会長、国際火山学会会長歴任
・池谷 浩(政策研究大学大学院 特任教授)内閣府火山防災エキスパート
・藤井敏嗣(NPO環境・防災研究所 所長)気象庁火山噴火予知連絡会会長歴任