ILL MANAGERを見てきて 理工学メディアセンター 木下和彦 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 1 RLG訪問 • 2002年10月7日(月) 9:30-14:00 • RLG側の対応者 Mr. Dennis Massie Program Officer, Resource Sharing Ms. Linda West Director, Member Programs &Initiatives Mr. David Richards Director, Development (開発部門の長) 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 2 ILL Managerの現状 • Version 1.2 • 23大学/機関が導入。約10大学が使用予定。 • 前回報告の補足 – Web patron interface – Barcode によるデータ入力の簡素化 – RLG, OCLCのシンボルの統合(関連づけ) – 依頼館の優先順位設定(グループ、単館) – 統計機能 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 3 ILL Manager Architecture CLIENT SERVER ILL MANAGER illman.exe Client activities: ・Configure options ・Create and manage ILL requests ・Run reports ・Search via Z39.50 ・Interface with Ariel SQL DATABASE ILLSystem Requestr Supplier ILL ENGINE illengin.exe Server activities: ・Sending messages ・Receiving messeages ・Encoding/Decoding messages ・Services ・OPAC checking ・Backups IllSend.exe invokes AriSMTP.exe SMTP server IllRecv.exe invokes Arimail.exe POP3 server 第5回ライブラリーシステム研究会 IllRecv.exe listens on Port 1611 2015/10/1 4 Web patron interface • WebページとILL Managerとの連携 • HTMLとCGIで構成 • できること – 貸借/複写リクエスト – リクエストの処理状況照会 – リクエストの取消 – 貸借資料の更新 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 5 Web patron interface • 認証・リクエスト方法 – ID、名前、電子メールアドレスなどで認証 – 依頼時のリクエストIDをもとに照会/取消/更新を依頼 • リクエストに対する返答は電子メールを使用 – リクエストは定められた形のe-mailとしてILL Manager に送信。 – ILL Managerは受信したリクエストの処理結果をユーザ に電子メールで返信 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 6 OPAC Checking (β版) • OPAC の所蔵状態チェック機能をβ版で開発中 • チェックにはOPAC Record Syntax を利用。 • 確認後、資料が未所蔵か貸出できない場合、自動 的に謝絶。 • 所蔵確認できた場合には、請求記号と配架場所を ピックアップ用のスリップに印刷。ただし所蔵状態 は印刷されない。 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 7 OPAC Checking (β版) • CheckはOPAC Record ID, ISBN, ISSN, LCCN, Titleを用いて行われる。オプションでBIB Record IDでも可能(非推奨)。 • 一書誌に対して5件の所蔵情報まで取り込み可能。 • 逐次刊行物の所蔵情報は取り込まない。 • OPAC Holding schema への対応は、これを組み 込んだシステムがまだ少ないため、時期尚早との こと。 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 8 日本語化(他言語版)について • UTF-8対応はまだ • ドイツ語版を開発中。不具合がある。 • メキシコ版(スペイン語版?)に着手。 • 日本語対応は念頭にない模様 880タグへの対応なども…. 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 9 その他 • SQLサーバ MSDE版 Microsoft SQL Serverを使用 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 10 大学図書館訪問 • New York University (2002.10.15) Columbia University (2002.10.17) • どちらも今年になってから導入 • 評価している点 – RLG、OCLC個別の検索、依頼 → ILL Manager によりワンストップに – テキストベースからWindowsベースに 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 11 余談:docusendプロジェクト(英国) • 3年間のプロジェクト • Lamda(大学図書館間のILLのためのコンソーシアム)を ベースにシステムを構築。 • Z39.50, ISO ILL protocol, Ariel が使用できるシステム。 • システムはWebベース。各図書館にクライアントソフトは不 要。 • Fretwell-Downing Informatics Ltd がソフトウェアを 提供 第5回ライブラリーシステム研究会 2015/10/1 12
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