「日本教」モデルをネットワーク図に ひでき http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/ 平成17年3月28日 日本教とは? 山本七平=イザヤ・ベンダサンの著書で解説された日本 人特有のメンタリティーの表現。 – <参照> 「日本教についてのメモランダム」 by tshpさん http://www.ne.jp/asahi/ts/hp/file1/file1017_religion_of_japan.html# Anchor1238727 さまざまな議論がこれまでなされてきた。ここではその詳 細にあえてふれない。 ただ、この考え方を社会ネットワークの形として表現でき ないかという試みをしたい。 特徴 (tshpさんのメモを参照して) 体系的宗教ではありません。(文字化されていない) 絶対的超越者(神など)を想定しない水平的宗教である。 組織原理が,共同体原理である。そして、秩序は敬語で 保たれる。 血縁主義がない,家族制度に原則がない,能力主義であ る 二部グラフとは? ノードと属性を2つのグラフ構造体により定義する 手法。 属性・グラフ 属性は、ノードとのリンクの 度合いによってネットワー クを定義しうる。 ノード・グラフ ノードは、ノードのリンクに おいてネットワークを形成 する。 日本型:見えない神の一神教的世界 <日本型>ネットワーク 二部グラフで、すべてのノードがひとつのコミュニティー属 性を持っている。 ただし、このコミュニティーは名前もなく、言葉でも定義さ れていない。 それでも、一神教的性質をもつため、サタンともいうべき バランスのためだけの負をおった「言葉だけ」の存在(言 説、主張など)を産む。 社会は、名前も持たない、言葉でも表されない神(コミュ) によって実行される。 日本型:見えない神の一神教的世界 ネットワーク成立のため の補助線的な仮想的存 在 「神」とのバランスのた めの負の存在 「言葉で表されない 神」という属性は、見 えない。しかし、ノード のクラスター構造、リ ンク密度を説明するた めには想定されうる 「見えない」存在 ユダヤ型:言葉で表現された一神教的世界 <一神教的ネットワーク:ユダヤ人社会?> 二部グラフで、すべてのノードがひとつのコミュニティー属 性を持っている。 このコミュニティーは名前が本質であり、言葉で厳格に定 義されている。 一神教的性質のため、サタンともいうべきバランスのため だけの負をおった言葉で定義されるの存在を産む。当然、 神というコミュも言葉でできているため、サタンも言葉でで きている。 社会は言葉により実行される。 ユダヤ型:言葉で表現された一神教的世界 個々のノードとのリンクを想 定しうる。 そのリアルさは他のコミュの との間で差別化される。 「神」が言葉で定義されるているため、 負の存在は言葉で定義されない存在 としてバランスする。 高いクラスター係数、高 いリンクの密度が予想さ れる。 米国型:世俗社会 <世俗化社会:米国社会を想定> 二部グラフで、ノードがいくつかのコミュニティー属性を持っている。 コミュニティーにより、属性の定義の仕方は大きくばらつきがある。 ただし、コミュニティー間の関係は言葉で定義されなければならな い。コミュニティー間の関係が定義されえないコミュニティーは他 のコミュニティーとリンクできない。 コミュニティー間で係数の高いクラスターが形成されている。クラ スター群の関係性において、係数の低い群と群の間で「対立軸」 が設定されやすい。 多様なコミュニティー間の関係は、言葉により定義され、実行され るしかない。言葉によって定義されえないコミュニティー間、ノード 間の関係はリンクとなりえない。 米国型:世俗社会 世俗化された社会ネットワ ークの中では、さまざまな属 性(神)が並立しうる。 属性が基本的にノードのネ ットワーク構成を作る。全体 のクラスター係数は低い が、同じ属性を持つノード間 のクラスター係数は高い。
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