1.常温の水と反応 K,Ca,Naは、常温の水と 反応して、水素を発生する。 2Na+2H2O →2NaOH+H2 フェノルフタレイン溶液を入れ ると、水酸化ナトリウムが 生成しているので、水溶液は 赤色になる。 2.硫酸銅(Ⅱ)水溶液に亜鉛を入れる (1) 亜鉛 Zn→Zn2+ +2e- (2)銅(Ⅱ)イオン Cu2++2e- → Cu (3) (1)・(2)をまとめると、 Zn+Cu2+ →Zn2++Cu 3.硝酸銀水溶液に銅を入れる (1)銅 Cu→Cu2+ +2e- (2)銀イオン 2Ag++2e- →2Ag (3)(1)・(2)をまとめると、 Cu+2Ag+ →Cu2++2Ag 4.金属と希酸の反応 (H2)よりイオン化傾向が 前にある金属は、希酸と 反応して、水素を 発生さ せて溶ける。 (1)亜鉛がイオンになり Zn→Zn2++2e- (2) 水素イオンが還元 され、水素を発生する。 2H++2e-→H2 (3)まとめると、 Zn+2H+→Zn2++H2 5.銅と濃硝酸の反応 [酸化力のある酸との反応] Cu,Hg,Agは、酸とは反応し ないが、酸化力のある熱濃硫酸 や硝酸とは反応して、SO2,NO NO2などを発生する。 [銅と濃硝酸の反応] Cu+4HNO3 →Cu(NO3)2+2H2O+2NO2 *NO2 下方置換で捕集、 赤褐色の気体 6.銅と希硝酸 [銅と希硝酸の反応] 3Cu+8HNO3 →3Cu(NO3)2 +2H2O+2NO *NO 水上置換で捕集 無色の気体 金属のイオン化傾向(大小の順序) K,Ca,Na, Mg,Al, Zn,Fe,Ni,Sn,Pb, (H2),Cu,Hg,Ag, Pt,Au 貸(そう) か な、ま あ、 あ て に す な ひ ど す ぎ (る) 借 金(白 金) 水・酸・王水との反応 • 常温の水と反応して水素を発生 ・K,Ca,Na, • (熱水)高温の水蒸気と反応して水素を発生 ・(Mg),Al,Zn,Fe, 希酸と反応して水素を発生 ・K,Ca,Na,Mg,Al,Zn, ・Fe,Ni,Sn,Pb, 酸化力のある酸に溶ける ・Cu,Hg,Ag, 王水(濃硝酸:濃塩酸=1:3)に溶ける ・Pt,Au 空気との反応 • 室温で酸化する • K,Ca,Na, • 加熱により酸化される • Mg,Al, • 強熱により酸化される Zn,Fe,Ni,Sn, Pb,Cu,Hg • 反応しない Ag,Pt,Au 金属の酸化・還元反応 • (1)ナトリウムと水の反応 • • • • 2Na → 2Na+ + 2e- 2H2O + 2e- → 2OH- + H2 まとめると、 2Na+ 2H2O→2Na++2OH-+H2 • • • • • (2)亜鉛が酸と反応 Zn → Zn2+ + 2e- 2H+ + 2e- → H2 まとめると、[Zn>(H2)] Zn + 2H+ → Zn2+ + H2 金属のイオンと単体の反応 • (3)硝酸銀水溶液に銅をいれる • • • • • Cu → Cu2+ + 2e- 2Ag+ + 2e- → 2Ag まとめると、[Cu>Ag] Cu + 2Ag+ → Cu2+ + 2Ag (4)酢酸鉛(Ⅱ)水溶液に亜鉛をいれる • • • • Zn → Zn2+ + 2e- Pb2+ + 2e- → Pb まとめると、[Zn>Pb] Zn + Pb2+ → Zn2+ + Pb 金属の反応性(1) • (1)カリウムと水の化学反応式 • 2K+2H2O→2KOH+H2 • (2)マグネシウムと熱水の化学反応式 • Mg +2H2O→Mg(OH)2+H2 • (3)鉄と希塩酸の化学反応式 • Fe+2HCl→FeCl2+H2 • (4)熱濃硫酸と銅・銀の化学反応式 • Cu+2H2SO4 • →CuSO4+2H2O+SO2 • 2Ag+2H2SO4 • →Ag2SO4+2H2O+SO2 金属の反応性(2) • (5)希硝酸と銅・銀の化学反応式 • 3Cu+8HNO3 • → 3Cu(NO3)2+4H2O+2NO • 3Ag+4HNO3 • → 3AgNO3+2H2O+NO • (5)濃硝酸と銅・銀の化学反応式 • Cu+4HNO3 • → Cu(NO3)2+2H2O+2NO2 • Ag+2HNO3 • → AgNO3+H2O+NO2 • (6)酸化被膜 Al,Pb,Zn
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