4枚目下敷きのワンポイントトー ク ー患者様への検査説明ツールー オープニングトーク お待たせしました。先日お持ちした下敷きの第4弾、小児アレルギーの特徴 の一つであるアレルギーマーチの資料をお持ちしました。 アトピー素因を持つお子さんが、出生後 に食物性・吸入性アレルゲンの感作を受 け、乳児期に消化器症状や皮膚症状か ら始まり、その後、発症年齢を異にして、 喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎の症 状を発症することを‘アレルギーマーチ’ と呼びます。 乳児期にアトピー性皮膚炎を発症してい るお子さんの喘息発症率は高く、特に多 項目のアレルゲンに感作されているお子 さんは更に喘息発症のリスクが高いとい われています。 乳児におけるアレルゲン除去の効果を 検討した結果をご紹介します。 卵が原因のアトピー性皮膚炎患者様で、 上段は生後6ヶ月未満の早い段階で卵 除去を実施した群、下段は1歳まで軟膏 塗布のみの治療を行った群です。 この2群の3歳時における卵以外の食物 やダニに対するIgE抗体陽性率および喘 鳴の発症率を比較したところ、早期に卵 除去を開始した群の方がいずれの項目 で低い結果でした。 早期のアレルゲン除去・回避はアレルギーマーチ進展の予防に有用です。 そのためには感作抗原を見つけるアレルギー検査が必要であることを患 者様へご説明する際にご活用下さい。
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