2006年度版 発表の技術 2006年12月12日 情報学科・CS専攻 後藤滋樹研究室 1 卒論・修論の審査 • 口頭発表:配布資料(*)とスライド(☆) • 配布資料は論文の要約として作成 • スライドは論文の図を抜き出す ↑文章は少しだけ (*)配布資料は年度ごとに少し規定が変化する。 おおむね2ページくらい。 2 スライド(48) • 大きな字でないと読めない(36) このフォントは何ポイントか? (10) このフォントは何ポイントか?(12) • 昔はスライド一枚に6~7行と言われた いずれにしても文章を書くのはダメ 新聞の見出しのように書く • プロジェクタの場合(修士)は解像度に も注意する • 色を使う場合には実際に投影してみる こと(特に黄色、オレンジが弱い) 3 スライドに番号を入れる • スライドの番号を必ず入れる 理由:後から質問を受ける際に該当箇所が明 確に分る 良い質問が出ても、該当するスライドが即時 に見つからないと応答がスムーズでなくなる 理由(その二):注意深く作成した資料である という好印象を与える もう少し大きい サイズでも良い 4 括弧に注意すべき • 全角の日本語文字の括弧() 空白(スペース)が含まれていると考える • 半角の英語文字の括弧() 空白 (space) を自分で挿入する必要がある • 空白を入れないと詰め込み過ぎる IP(Internet Protocol) IP (Internet Protocol) 5 論文とスライドに共通の注意事項 1. 一部の国語辞書では「全て」という表記を認め ているのですが、語源からみて間違いです。漢 字で書く場合は、統べて、凡て、と書くべきです。 ふつうは、ひらかなで書くのが良いでしょう。 2. 図のサイズを決める時には、図中に文字が書 いてある場合が多いですから、その図中の文 字と本文の文字が同じくらいの大きさ(ピッタリ 同じでなくて も良い)になるようにしましょう。 6 OHPの実写が必要な理由 • 実際に投影してみる • 友達に見てもらう、聴いてもらう 想定質問を出し合う • スライドの置き場所を練習する 質問に備えて、整理をしておく 7 カラープリンタ • OHPフィルムはジャムの原因になりやすい • レーザ用のフィルムは表面に油が塗ってある EPSONのマニュアルには「手袋」と記載 • インクジェット用のフィルムはゼラチンのような 材料が塗布してある • いずれにしても、紙よりも注意が必要 白黒用のフィルムの方が透明度が高い 白黒で済む場合はカラープリンタを使わない 8 • 消耗品が無くなった時は即刻membersに連絡 発表の姿勢 • 球技では体がボールに向かう スキーでは肩が谷の方を向く • アイコンタクト(相手を見る) • ある程度は内容を覚えないとダメ (原稿を見ながら話をすると相手を見ない) ただし練習をすると早口になる傾向がある • 1枚のスライドには1分から2分かかる 9 話の順番 • 一刻も早く本論に入るべき • 分野の概要は必要な範囲に留める • 制限時間(卒論の発表時間は短い)を守る ためには、条件ジャンプも必要 • 質問に備えて、予備のスライド(図表)を作る のは良い考え(特に複雑な図) 枚数(時間)調整で余るスライドを活用 10 姿勢(2) • 指示棒をいたずらしない • レーザポインタを観客に向けない • メモを手に持つのはOK • (マイクに雑音を入れない) 11 質疑応答 • 短い質問には、短く答える • 質問者に確認する方が良いこともある • 自信を持って答える • 沈黙すると負け 多くの場合に、想定質問は当たらない 12
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