電子投票効率化

1998年度 卒業論文
集計単位の分割による
電子投票の効率化
早稲田大学 理工学部情報学科
後藤滋樹研究室
G95P107-7 福元 徳広
(G99P111-9 林田 和彦)
電子投票の定義
• 無記名投票
• ネットワーク上で実現可能なシステム
• 匿名性が保証されないネットワークを
仮定
ブラインド署名
署名者に文書内容を知られずに署名を受ける
匿名通信路
送信者が特定できない通信路
分散複合
一つの公開鍵に対し、複数の秘密鍵
AMFO
AMFO
検証のための
計算量・通信量が膨大
集計単位を分割
選挙を分割する際の条件
• 公平性
中間結果秘匿性(選挙中)
• 複数の選挙区への投票防止
二重所属不可能性
• 投票の偏りから匿名性を守る
中間結果秘匿性(選挙後)
所属集計単位秘匿性
紛失通信
送ったメッセージの内一通だけが相手に届く
どれが届いたのかは送信者にはわからない
AMFOの分割
分割の評価
• 投票者は自分の所属する集計単位に
ついてのみ検証すれば充分
• Mixnet等の重い処理を分散
• 紛失通信によるグループ分けの為に
新たな計算量が発生
今後の課題
• 紛失通信の計算量・通信量の削減
• 異議申立てにより再選挙を行う際の
効率化