日本経済論Ⅱ2012

第3講
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シャープ再生なるか ク現代 2012.10.4.
Q1 液晶パネル世界市場規模?
Q2 シャープ経営悪化の原因?
Q3 生き残り戦略とは?
Q4 ジャパンディスプレイ成功のカギ?
Q5 10年後の日本の液晶産業は?
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かつて液晶王国だった日本
2001年世界シェアー80%、現在10%にダウン
シャープ経営悪化ー選択と集中の結果
大型パネルが裏目に
2009年堺工場4300億円、巨大投資
そこに、リーマンショック
現在、稼働率30%
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巨額赤字と大量リストラ→「ホンハイ」と提携
だが、途中で交渉ストップ
シャープ株価急落
資金提供減額+経営介入
「ホンハイ」→中小パネルの開発に入り込む
「渡すか、渡さないか」の瀬戸際
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日本企業と台湾企業
技術革新→陳腐化→加速化
日本はサラリーマン社長、コンセンサス重視、
スピード不足になりがち
韓・台はトップダウン、即決、即行、
製品サイクル短期化→スピード経営に有利
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もう一つのちがい
加工組み立て産業の二つの技術パターン
1 すりあわせタイプ 統合、integration
2 モジュールタイプ 簡単な組み立て
クルマとパソコン
家電製品、携帯電話、スマートフォンなど
ますますモジュール型にシフト
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日本のこれまでの得意分野ーすりあわせ
そこで輸出競争力を発揮してきた
モジュールタイプの製品増加
技術革新のテンポの短縮
技術そして製品の陳腐化・・・短縮
「ガラパゴス化日本」と批判される
今週のことば
• 経済学の第1歩は経済の現実を
知ることから始まる