インフレ・デフレ 2309418 増田 涼

インフレ・デフレ
2309418
増田 涼
インフレとデフレの原因
需要と供給のバランスが重要で、需要が
多いと、商品が必要とされ、動きが良くな
ると物価が上がり、インフレになります。
逆に需要が少ないと、商品が余り、商品
の価値を下げてさばくしかありません、物
価は下がり、デフレになります。
• デフレになる理由には、こんなことが考えられます。
• 外国産の安い原料や製品の大量輸入
• 製造技術や、情報技術が発達しコストが大幅カット
された
• 景気の悪化で、流通が悪くなり、価格を下げるしか
ない。さらに価格競争が起こり更なる単価下落を引
き起こす。
• 流通してる貨幣量が減っていること
理想的な景気はどれか。
• 好景気でのインフレ
• 好景気でのデフレ
• 不景気でのインフレ
• 不景気でのデフレ
好景気でのインフレか、不景気でのデフレが1番望ま
しい。
どちらがより望ましい経済現象なのかは、人それぞれ
の立場によって異なる。
要は、「物価上昇とともに景気か良くなる方」をとるか、
「景気が良くならない代わりに物価も落ち着いている」
方を選ぶかという選択です。
ただし、国の経済活動というのは基本的に現役世代
からの視点を中心に分析される事が多いので、一般
的には「好景気での物価上昇=インフレ」の方が望ま
しいと考えられる場合が多い。
経済の成長という点から考えても、不景気が続くと経
済全体の規模がどんどん縮小していって、個人の所
得や雇用、さらに国の財政などにも悪影響をもたらし
ますから、やはり経済規模の拡大が見こめる「好景気
=インフレ」が望ましいと考えるのが普通です。
国の経済活動というのは、普通は「物価上昇つきの好
景気=インフレ」か、「物価が下がり続ける不景気=デ
フレ」のうち、どちらか一つの選択を迫られるケースが
多いとされている。
逆に、「景気がよくて、なおかつ物価が安定した状況」
というのは、現実の経済ではめったに実現しないよう
なきわめてまれな現象である。
好景気での物価安定が、人々にとってもっとも望まし
い経済現象であるとすれば、その逆のもっとも望ましく
ない経済現象とは「不景気でのインフレ」です。
インフレとは普通、景気が良い時に発生する現象なの
ですが、このように景気が悪い時に起きるインフレに
ついては、経済学用語で特に「スタグフレーション」と
呼んでいます。日本や欧米の先進国では、1970年代
のオイルショックの時にこのスタグフレーションが発生
しています。
好景気による需要の増大によってもたらされたもので
はなく、
石油価格の高騰という生産コストの上昇によって引き
起こされたものだったので、
「人々の給料は増えないのに物の値段だけが上がっ
ていく」という、
経済にとってはタチの悪いいわば「悪性のインフレ」で
す。
最後に、選択肢の中の「好景気でのデフレ」というのは、
実際の経済現象としてはありえません。「好景気での
物価安定」ならありえますが、「物価安定」と「デフレ」
は、経済現象としては意味が異なります。
“デフレ”とは、不景気でモノの需要が減って、それに
より物価や資産価格が継続的に下がる現象のことを
指しますから、意味としてはほとんど「不景気」と同義
の言葉です。従って「好景気でのデフレ」という表現は、
言葉の意味としては完全に矛盾しているということに
なります。
デフレ下での増税が強く反対されている理由
過去日本で消費税増税の際、税収全体では増収どこ
ろか減収となっている。
消費税率が国内の消費意欲が減退し、日本経済の縮
小につながる。
デフレが進行し大手企業はコスト削減を求め、海外に
生産拠点を移し経済の空洞化が進む。
設備投資を控え、企業の下請け中小企業が倒産しリ
ストラが進み雇用状況が悪化する。
消費税率を上げるとどういう影響が考えられるか?
消費税率がアップすると国内消費が停滞します。
それは、小さな買い物だけでなく車や家などの高価な
買い物にも影響します。
その結果、価格が下がり大手メーカーは更に安い仕
入れを求め海外に進出します。
そのため、国内では生産調整が進み国内の系列会社
の倒産、設備投資を控えるなどにより失業率が増加し、
日本国内の経済自体が縮小してしまいます。
そして、逆進性により生活弱者は更に辛い状況
に追い込まれてしまいます。
しかし、いずれ消費税率を上げることは、国民
の皆様に広く負担をお願いする為に必要です。
そのためにも、まず日本国内に強い経済基盤
をつくり景気回復を図ることによって、初めて消
費税率を上げることができるのです。
消費税率を上げなければ、対策はあるのか。
消費税率を上げなければ、対策はあるのか。
財政赤字解消の為に消費税を上げると言われていま
す。
財政の赤字が拡大しているのは事実ですが、今の不
景気で税率を上げても税収は増えません。平成9年に
3%から5%に消費税を上げた時を考えると、確かに
消費税は少し増えましたが、それを上回って所得税、
法人税等々の税収が下がりトータルとしての税収は上
がらず、前年と比較して3兆円のマイナスとなりました。
デフレ下において増税しても成果は得らません。
では、どうすれば財政赤字を解消できるかというと、1
0年以上の長きにわたって日本は名目経済の成長が
ありませんでした。だから税収が上がらないのです。
名目経済を成長させることが重要なのです。それには、
被災地の復旧、復興等の需要のある仕事を進めるこ
とによってビジネスが生まれ、雇用が生まれ、景気が
良くなる、或いは内需振興の政策を打つことによって
景気が良くなる。それからもっともっと金融緩和するこ
とによって景気が良くなる。等々の景気刺激策を大々
的にやるべき時なのです。