変化するABBの組織 01162003 今井 麻子 01162335 瓶子 美奈子 目次 ABBの概要 企業の国際化 多国籍企業とは 多国籍化に伴う変化 マトリックス組織とは マトリックス組織のメリット、デメリット 多国籍化を成功した理由 廃止に至った背景、見込まれた改善点 まとめ ABBの概要 創立 1988年1月 企業理念 「グローバルに考え、ローカルに行動する」 事業 オートメーション、電力事業・・etc 売上高:237億ドル 従業員数:14万6千名 本社:スイス 活動拠点:100ヶ国以上 国際化企業の背景 産出面 1、市場の拡大 2、本国市場の不振・ 変動を回避 3、量産効果によるコス ト削減 投入面 1、人的資源 2、物的資源 3、資金 4、情報資源 多国籍企業とは 定義 ①マーケティングと研究に積極的である ②本国の親会社が多くの海外子会社を一つ の共通した経営戦略によって統括している ③親会社と子会社は、資金、技術、情報など の経営資源を共有している 多国籍化に伴う変化 マトリックス組織 国際化にともない多国籍化する 様々な人種を管理するために適した組織 マトリックス組織とは 縦軸に事業部門組織、横軸に機能別組 織を取り、それらを結合させた組織 最大の特徴はツーボス・マネージャーの 存在で、複数の上司の下で、次元の異な る指示、命令に対して責任を持つ管理組 織 マトリックス組織のメリット 複数の軸で組織編制するため、単一軸 の持つ弱点をカバーできる 地域、商品、顧客のそれぞれの視点で対 応することができ、多面的な情報蓄積、 活用が可能となる マトリックス組織のデメリット 横軸、縦軸組織の権力争いが生じる 命令系統の複線化による無秩序、無責任体 制が生じる 管理費の増大 組織内の調整が目的化してしまい内部志向 的になりやすい 組織の重層化を生む 多国籍化が成功した理由 小にして大 →小さな組織のよさ+ネットで結び大企業の強み ローカルにしてグローバル →地域密着+ネットで結び大企業の強み 地方分権にして中央集権 →権限は各小組織に委譲しているが、キイポイ ントについては本社の戦略的方向性に従う 廃止に至った背景 マトリックス組織により現地化が進むに つれて、各地域ごとの組織が自分の地 域しか考えないと、いった悪い側面 各地域ごとでは解決の出来ない問題が 出てきた側面 事業部制組織とは 製品別、地域別、あるいは市場別に事業責 任単位としての事業部に分化され、これらの 事業部が中央本部によって管理させる組織 形態 事業の種類が多く、新規事業や多角化を積 極的に進めている企業に適した組織である 変革で得た利点 コスト削減など組織全体の効率化の実行が 可能 迅速に市場やプロジェクトに対応可能 企業戦略の遂行が容易 まとめ 企業は生き残るため、成功した組織にいつま でも執着することなく変化する 成功する企業とは常に時代のニーズに対し て敏感であり迅速に行動する 参考文献 「ケースに学ぶ経営学」 有斐閣ブックス 「理論とケースで学ぶ国際ビジネス」 同文舘出版 ABBホームページ http://www.abb.co.jp/
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