2015年3月期 決算概要 2015年5月15日

2015年3月期 決算概要
2015年5月15日
Your One and Only Company
1
内容
1.
2015年3月期 決算概要
2.
2016年3月期 通期業績予想
3. 中期経営計画の進捗
2
1.
2015年3月期 決算概要
3
損益計算書(要約)
■ 収益性の拡大を最大の目標に掲げる中期計画のもと、高付加価値製品の創出と、
ターゲット市場への拡販を推進。
■ 当期純利益は1984(昭和59)年度<2,567百万円>以来の過去最高益を更新。
[百万円]
FY2013
FY2014
前年同期
増減額
前期比
81,176
86,248
5,071
106%
2,409
4,029
1,620
167%
482
69
△412
14%
経常利益
2,891
4,098
1,207
142%
特別損益
△150
△1
149
-
税引前利益
2,740
4,097
1,356
150%
当期純利益
1,797
3,106
1,308
173%
売上高
営業利益
営業外損益
15/03
15/03
15/03
参考)
期中平均実績為替レート
期中平均社内為替レート
期末日実績為替レート
計画為替レート(上期)
計画為替レート(下期)
$1=
$1=
$1=
$1=
$1=
108円76銭
108円14銭
120円17銭
105円
102円
4
損益の増減分析
■ 高付加価値なオンリーワン・ナンバーワン製品をターゲット市場に投入し、
変動費率を抑え収益性を拡大
■ 最適なグローバル体制の構築により、労働費水準の上昇による固定費増加は最小化
[百万円]
+2,166
固定費要因
為替影響
+742
2,409
△1,138
4,029
△150
変動費要因
売上要因
FY2013 売上 81,176
→FY2014 売上 86,248
FY2013
営業利益
1,620百万円の良化
FY2014
営業利益
5
事業部門別の売上高・損益推移
■ 電子部品: ターゲット市場への拡販と収益性重視の取り組みで、大幅に利益拡大
■ 電子化学実装: 戦略市場向け製品が堅調に推移
■ 情報機器: 開発製品が市場のニーズを捉え売上拡大。黒字転換し、収益性大幅に向上。
売上高
[億円]
1000
812
900
800
700
600
500
689
29
26
226
862
41
244
200
50
40
556
577
10
0
-10
0
-20
14/3
15/3
40.3
31.1
24.1
5.6
100
13/3
3.8
20
400
462
60
30
201
300
営業損益
[億円]
18.0
29.4
14.9
20.5
-6.9
26.7
5.2
-0.3
13/3
14/3
15/3
● 営業利益
▲ 純損益
-7.7
-0.7
■電子部品関連事業 ■電子化学実装関連事業 ■情報機器関連事業
6
事業部門別の売上高・損益(四半期推移)
グループ連結
売上高[億円]
営業利益[億円]
250
15
13.0
200
12
9.7
9.2
150
9.2
8.9
6.5
100
9
6
5.6
3
6
140
5
3.9
120
0
209
205
223
204
218
213
228
0
電子化学実装関連
営業利益[億円]
14
60
12
50
10
7.2
6.9
30
7.6 7.5
7.2
5.4
2.2
0
1
0.3
2
61
58
57
60
64
63
13-1Q 13-2Q 13-3Q 13-4Q 14-1Q 14-2Q 14-3Q 14-4Q
146
-1
137
151
140
150
142
146
-2
0
情報機器関連
営業利益[億円]
8
16
6
8
10
56
-1.2
0
20
6
4
51
121
売上高[億円]
12
20
0
3
2
40
8.0 8
6.2
3.4
13-1Q 13-2Q 13-3Q 13-4Q 14-1Q 14-2Q 14-3Q 14-4Q
70
40
4
3.8
60
13-1Q 13-2Q 13-3Q 13-4Q 14-1Q 14-2Q 14-3Q 14-4Q
売上高[億円]
3.7
3.9
100
20
175
営業利益[億円]
160
80
2.3
50
電子部品関連
売上高[億円]
4
3.4
2.8
2
4
0
3 -1.6 6
0.5
-0.5
-1.0
7
14
-0.4
0.2
8
8
7
19
13-1Q 13-2Q 13-3Q 13-4Q 14-1Q 14-2Q 14-3Q 14-4Q
0
-2
7
地域別の売上高・損益推移
■ 日本: 円安は輸入においてマイナス要因となったが、高付加価値製品に集中し黒字確保
■ アジア: 売上拡大と共に、最適地生産や生産革新の取り組みを進めて、収益拡大
■ 欧米: エネルギー市場を中心に、非日系顧客への販売も広がり、利益確保
売上高
[億円]
1000
812
900
800
700
600
500
689
21
70
249
862
26
95
30
94
60
50
40
326
359
20
10
300
349
365
380
0
100
-10
0
-20
13/3
■ 日本
■ アジア
2.0
2.1
0.5
0.5
30
400
200
営業損益
[億円]
14/3
■ ヨーロッパ
15/3
■ 南北アメリカ
24.1
18.0
0.6
18.2
5.6
-1.6
-3.1
40.3
31.1
41.6
24.4
6.0
2.9
14/3
15/3
-7.7
13/3
● 営業利益
▲ 純損益
8
地域別の売上高・損益(四半期推移)
日本
売上高[億円]
120
営業利益[億円]
6
4.7
100
4
2.6
2.3
1.8
80
アジア
売上高[億円]
営業利益[億円]
100
15
11.2
80
11.312
11.3
2
60
60
-0.2
-0.5
-0.3
9
7.2
0
-1.6
40
-2
7.8
6.3
6.5
40
6
4.4
20
0
-4
83
90
87
105
94
89
89
108
-6
13-1Q 13-2Q 13-3Q 13-4Q 14-1Q 14-2Q 14-3Q 14-4Q
ヨーロッパ
売上高[億円]
30
1.0
25
0.8
20
0.6
0.6
0.5
15
0.3 0.4
0.2
0.2
10
0.2
0.2
5
0
0.0
22
-0.125
23
25
28
28
19
18
13-1Q 13-2Q 13-3Q 13-4Q 14-1Q 14-2Q 14-3Q 14-4Q
0
3
64
88
89
86
75
92
97
94
0
13-1Q 13-2Q 13-3Q 13-4Q 14-1Q 14-2Q 14-3Q 14-4Q
営業利益[億円]
0.6
20
-0.2
アメリカ
売上高[億円]
営業利益[億円]
9
0.7 0.8
8
0.7
7
0.6
0.5
6
0.5
0.5
5
0.4
0.3
4
0.2
3
0.3
0.3
0.2
2
1
0
0.1
6
0.0
6 -0.0 6
7
7
8
7
7
13-1Q 13-2Q 13-3Q 13-4Q 14-1Q 14-2Q 14-3Q 14-4Q
0.0
-0.1
9
電子部品関連事業の売上高推移
■ 夏場まではエアコンを中心とした家電関連が好調。
■ 産業機械関連はグローバルな景気回復を背景に、年度を通じて好調に推移。
■ 製品別では、エアコン・産業機械・エネルギーなどの各分野でキーとなるリアクタが堅調。
製品別 売上高
[億円]
700
700
556 577
600
500
462
400
42
74
300
200
100
0
市場別 売上高
[億円]
48
57
88
95
151
158
128
46
73
57
■ その他
■ トランス
500
■ コイル・
リアクタ
■ 電源・
ユニット
■ ACアダプタ・
チャージャ
■ セラミック
103
8
60
124
132
10
62
11
68
13/3
14/3
15/3
556 577
600
400
462
29
23
182
300
62
200
100
0
29
61
13/3
42
8
184
■ AV
■ 家電・住宅
■ 情報通信
131
129
■ LED
43
15
■ その他
63
67
■ 産業機械
126
146
■ エネルギー
51
55
■ 交通・車両
78
76
14/3
15/3
10
電子化学実装関連事業の売上高推移
■ 電子化学事業は、秋口以降スマートフォン向けフレキシブル基板用ソルダーレジストの
高水準のニーズが継続し、堅調に推移。
■ 実装装置事業は、設備投資需要の回復と共に売上増加。
製品別 売上高
[億円]
300
226
250
201
100
50
0
88
50
18
10
17
7
11
13/3
■ ソルダーペースト関連
■ レジスト関連
200
150
244
電
子
化
学
材
料
(166)
装
置
(35)
103
60
21
9
16
7
10
14/3
電
子
化
学
材
料
(193)
装
置
(33)
103
68
電
子
化
学
材
料
(201)
■ フラックス関連
■ その他材料
■ リフロー
■ ウェーブ
21
10
24
8
10
15/3
■ その他装置
装
置
(42)
11
貸借対照表(要約)
■ 総資産は 54.9億円増加 (売上債権 20.4億円、棚卸資産10.9億円、投資等24.6億円)
■ 有利子負債は 3.7億円減少。純資産は純利益と為替換算調整勘定により62.7億円増加。
流動資産
(現預金)
(売上債権)
(棚卸資産)
(その他流動資産)
固定資産
(有形固定資産)
(無形固定資産)
(投資、その他)
資産合計
流動負債
(仕入債務)
固定負債
[有利子負債]
負債計
純資産合計
負債・純資産合計
14/3
49,986
12,245
21,644
13,324
2,771
24,781
19,782
1,470
3,528
74,767
15/3
52,968
11,816
23,684
14,411
3,055
27,287
19,762
1,536
5,988
80,255
[百万円]
対期末増減
2,981
△428
2,039 ※1
1,087 ※2
283
2,505
△20
65
2,460 ※3
5,487
24,736
12,286
18,136
22,983
42,872
31,895
74,767
23,427
11,656
18,663
22,610
42,091
38,164
80,255
△1,308
△630
527
△372
△781
6,269
5,487
■ 主な増減
※1 売上債権 +2,039
※2 棚卸資産 +1,087
※3 投資その他の資産 +2,460
投資有価証券 +1,816
退職給付に係る資産 +904
※4 純資産 +6,269
利益剰余金 +3,060
(当期純利益 +3,106、配当△492、
持分法適用+447)
為替換算調整勘定 +2,352
※4
12
キャッシュフロー(要約)
■ 営業CF:前年とほぼ変わらず(+1.9億円)
■ 投資CF:設備投資減少(14/3児玉新工場建設)に加え、光波/本社・倉庫売却収入11.5億円
■ 財務CF:主に長短借入金の返済による支出
[百万円]
14/3
15/3
前年同期
増減額
営業活動によるキャッシュフロー
2,940
3,132
191
投資活動によるキャッシュフロー
△3,475
△1,888
1,586
フリーキャッシュフロー
△534
1,244
1,778
財務活動によるキャッシュフロー
1,335
△1,839
△3,175
キャッシュの増減
1,943
△283
△2,227
キャッシュの残高
11,973
11,689
△283
13
2.
2016年3月期 通期業績予想
14
損益予想
■ 中期計画最終年度として、引き続き収益性の向上を目標の第一に、健全なグローバル
経営体制の構築、ナンバーワン・オンリーワン製品の拡販を進めます。
■ 営業利益の過去最高益更新、当期純利益の二期連続最高益更新を目指します。
[百万円]
FY2014
通期
実績
FY2015
通期
予想
対前年
増減額
前期比
86,248
88,000
1,752
102%
営業利益
4,029
5,400
1,371
134%
経常利益
4,098
5,400
1,302
132%
当期純利益
3,106
4,000
894
129%
売上高
16/03 計画為替レート
$1= 120円
15
連結決算の推移
売上高 営業損益
当期純損益
営業利益は1997(平成9)年度<5,048百万円>以来の過去最高益更新
当期純利益は二期連続の最高益更新を目指します。
営業利益率
1,000 1,000
100
10%
4.5%
5.7%
4.8%
5.5%
4.8% 5.2%
3.9%
640 652
600
60
3.7%
4.4%
775
733
5.0% 5.0%
636
42
9
3.0%
-5%
28
24
7
16
8
6
6
2
8
1
-10%
18
-15%
-8
2011
-20%
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
31
2
-13
-200 -200
-20
40
14
19
1
1994
0%
40
35
33
12
54
1.8%
0.8%
19
15 14
4.7%
689
6.1%5%
45 -1.7%
25
9
2.5%
880
812
772
0.4%
28
200
20
0
4.5%
46
26
17
0
3.8%
38 40
36
400
40
29
200
692
欧州金融危機
1.1%
50
400
760 788
745
726
2010
600
ITバブル崩壊
862
2015
738
842
2014
800
80
845
2013
782 769
バブル崩壊
800
910
886
2012
[億円]
2015
予想
16
損益の増減分析
■ 高付加価値なオンリーワン・ナンバーワン製品の拡大により、変動費率を抑え
収益性を拡大
■ 最適なグローバル体制の構築を進め、固定費増加は最小化を図る
+1,470
4,029
+762
変動費要因
固定費要因
[百万円]
5,400
△861
売上要因
FY2014 売上 86,248
→FY2015 売上 88,000
FY2014
営業利益
1,371百万円の良化
FY2015
営業利益
17
事業部門別の売上高・損益見通し(年次)
■ 電子部品: 収益性の拡大を第一に、ターゲット市場への拡販に集中
■ 電子化学実装: 戦略市場向けの新製品拡販で、売上・利益を更に拡大
■ 情報機器: 放送機器等の好調な受注が続いており、確実に売上・利益を確保。
売上高
[億円]
1000
900
812
800
29
700
226
862
880
70
41
45
60
244
260
600
500
30
400
20
556
577
575
200
10
100
0
0
-10
13実績
14実績
15予想
4.0
54.0
50
40
300
営業利益
[億円]
3.8
40.3
31.1
24.1
18.0
40.0
29.4
26.7
5.2
-0.3
14.9
13実績
14実績
■電子部品関連事業 ■電子化学実装関連事業 ■情報機器関連事業
38.0
● 営業利益
20.0
15予想
▲ 当期純利益
18
事業部門別の売上高・損益見通し(半期)
売上高
[億円]
500
450
400
350
営業利益
[億円]
422 441 425
16
117
26
127
455
40
23
35
132
30
22
128
32.5
2.3
300
25
250
20
200
15
12.5
10
13.9
150
0.8
289
288
275
300
100
50
5
0
0
14上
実績
14下
実績
15上
予想
15下
予想
18.1
21.5
3.0
22.2 1.7
25.0
21.0
18.6
15.0
17.0
15.6
13.2
7.7
7.2
6.8
14上
実績
14下
実績
15上
予想
■電子部品関連事業 ■電子化学実装関連事業 ■情報機器関連事業
● 営業利益
15下
予想
▲ 当期純利益
19
地域別の売上高・損益見通し
■ 日本: 付加価値を生む仕事に集中し、着実に収益を確保
■ アジア: 生産・販売の両面で現地の推進力を強化し、引き続きグループの業績を牽引
■ 欧米: ターゲット市場・製品への販売に集中し、安定した利益体質へ
売上高
[億円]
1000
900
812
800
26
95
700
600
500
326
862
30
94
880
70
33
74
60
383
359
300
20
390
380
100
0
13実績
■ 日本
■ アジア
14実績
15予想
■ ヨーロッパ
■ 南北アメリカ
54.0
2.1
2.0
40.3
40
400
365
2.3
3.0
50
30
200
営業利益
[億円]
0.5
0.5
24.1
18.0
31.1
47.4
41.6
10
24.4
0
6.0
2.9
13実績
14実績
● 営業利益
40.0
9.3
15予想
▲ 当期純利益
20
電子部品関連事業の見通し
■ エアコンや家庭用電動工具関連は、引き続き堅調。産業機械・エネルギー関連は
グローバルな市場回復や設備投資需要の増加を背景に更なる拡大を目指す。
■ 年度後半には、車載用リアクタの新モデル量産開始を予定。
製品別 売上高
[億円]
700
600
500
700
556 577 575
48
57
88
95
48
95
400
151
158
163
300
200
100
0
市場別 売上高
[億円]
73
57
60
124
132
10
62
11
68
10
67
13実績
14実績
15予想
132
■ その他
600
■ トランス
500
■ コイル・
リアクタ
■ 電源・
ユニット
400
556 577 575
43
15
182
40
6
184
185
■ AV
■ 家電・住宅
■ 情報通信
67
60
126
146
150
51
55
57
78
76
77
13実績
14実績
15予想
300
63
■ セラミック
200
■ LED
100
■ ACアダプタ・
チャージャ
42
8
■ その他
0
■ 産業機械
■ エネルギー
■ 交通・車両
21
電子化学実装関連事業の見通し
■ 電子化学事業は、車載市場、スマートフォン・タブレットPC市場、エネルギー市場(太陽光)
の3分野をターゲットに、新規顧客開拓、新製品開発を更に加速。
■ 実装装置事業は、回復基調にある設備投資需要をとらえ、売上・利益の拡大を目指す。
製品別 売上高
[億円]
300
250
260
244
226
■ ソルダーペースト関連
■ レジスト関連
200
103
150
100
50
0
60
21
9
16
7
10
13実績
電
子
化
学
材
料
(193)
103
68
110
電
子
化
学
材
料
(201)
73
電
子
化
学
材
料
(216)
■ フラックス関連
■ その他材料関連
■ リフロー
■ ウェーブ
装
置
(33)
21
10
24
8
10
14実績
装
置
(42)
21
12
26
8
10
15予想
■ その他装置関連
装
置
(44)
22
3.
中期経営計画の進捗
第10次中期経営計画
私たちは、創業の原点に立ち返り、2015年度を最終年度とする
第10次中期経営計画 “Biltrite Tamura” を推進中です。
■ 健全な経営体質を作る
 売上重視から利益重視への意識改革
 適正な「つなぎ利益」の確保
■ 最適なグローバル体制を作る
 グローバル労務費・経費の最適配分
 ナショナルスタッフの活躍推進
■ 立派な製品を作る
 ナンバーワン商品・オンリーワン商品の強化
 新規・戦略事業の投資回収
※ Biltrite とは、“Build up” と “right”をあわせた造語で、当社創業期の製品につけられた由緒ある商標です。
24
営業利益率・営業利益・売上高
■ 営業利益率
0.8%
2012
3.0%
2013
4.7%
2014
6.1%
2015
0%
1%
2%
3%
4%
5%
6%
7%
■ 営業利益
561
2012
2,409
2013
4,029
2014
5,400
2015
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000 [百万円]
■ 売上高
689
2012
2013
2014
2015
0
200
400
600
800
812
862
880
1,000 [億円]
25
変動費比率・固定費比率
■ 変動費 対売上比率
低減
2012
57.5%
58.1%
2013
56.5%
2014
54.8%
2015
30%
35%
40%
45%
■ 固定費 対売上比率
50%
55%
60%
65%
60%
65%
2013年3月
人員削減を伴う構造改革実施
41.7%
2012
2013
安定
2014
38.9%
38.8%
39.0%
2015
30%
35%
40%
45%
50%
55%
26
固定費海外比率・海外売上比率
■ 国内
■ 固定費海外比率
■ 海外
2012
2013
2014
2015
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
■ 海外売上比率
2012
2013
2014
2015
0%
10%
20%
不採算品目削減
■ 不採算(原価割れ)
■ それ以外
88%
91%
2013上
2013下
92%
2014上
93%
2014下
【製品トピックス】
新規事業
■YAG単結晶蛍光体をタムラ/㈱光波とNIMSで共同開発
~レーザーヘッドライトなどLED光源では困難な超高輝度製品への応用に期待~
YAG単結晶
蛍光体パウダー
YAG単結晶
蛍光体プレート
[特長]
・高い量子効率を 300℃まで保持
・高輝度、ハイパワー照明が可能
・放熱機構の簡素化により、機器類の小型化、軽量化に貢献
・高い信頼性
YAG単結晶インゴット
[アプリケーション]
・レーザープロジェクター
・レーザーヘッドライト
・レーザー超高輝度点光源
●基本特許: 2件(JP)取得、他5件出願済み。 海外PCT出願済み。
●量産時期: 2015年12月予定 (現在、サンプル供給中)
29
【製品トピックス】
電子部品関連事業
■2014年11月に自社開発の純鉄系圧粉コアを使用した車載用リアクタの
量産スタート
 これまでの車載用のリアクタは、外部調達したコア材を使用していましたが、今回、コア材を含む全体を自社開発することで、
他社と差別化した製品提案をメーカーにすることができ、新規採用・量産をスタートしました。
 今回、開発・量産をスタートしたのは、リップルノイズ除去用の車載リアクタです。
 今後、ハイブリッド自動車用の昇圧リアクタへも自社開発のコア材を使用した開発品のメーカー採用を目指します。
UIコア材
EEコア材
コア材の原料粉末
30
【製品トピックス】
電子化学実装関連事業
■ ハロゲンフリーでVTM-0相当の難燃性を持つフレキシブル基板向け
ソルダーレジストにピンクなどの新色を追加
 スマートフォンなどの電子機器の小型・薄型化ならびにウエアラブル製品の開発などにより、柔軟性があるフレキシブル基板を
使用する機会が多くなっています。
 また、柔軟性やハロゲンフリーでの難燃性の保持などの実用面だけでなく、基板表面をデザイン面に反映させる可能性もあり、
幅広いカラーバリエーションに対するニーズがあると考え、新色として金、銀、ピンクを新たに追加しました。
 特にタムラ製作所ならではのオリジナル性を出している色はピンクです。鮮やかでありながら、隠ぺい性とフレキ性をもつように
顔料を調整させ、ピンク色を開発しました。
 今回、基材となる独自開発の樹脂の柔軟性を高めることで既存のフレキシブル基板用ソルダーレジストと同等の柔軟性を
保持しつつ基板のアンバー色や配線を完全に隠し、色むらのない鮮やかなピンクを実現できるようにしました。
フレキシブル基板向けソルダーレジスト
【PAFシリーズ】
31
【製品トピックス】
電子化学実装関連事業
■富士通株式会社様が開発・販売しているタブレット「ARROWS Tab」シリーズへ
1銀タイプのソルダーペースト「GP-213F-167S」を供給
 1銀タイプ(スズ・銀・銅の組成で、銀が1%含まれているタイプ)のソルダーペースト「GP-213F-167S」が、
富士通株式会社様(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已)のタブレット「ARROWS Tab」シリーズに採用されました。

持ち運ぶことが少ない白物の家電製品とは違い、持ち運ぶことを前提につくられているタブレット製品では、
落下の衝撃や揺れなどの振動にも強いことが大切な要素の一つとなります。また高密度実装も同時に要求されます。

「GP-213F-167S」は、連続印刷性と微細パターンにおける溶融性に優れ、0.24mmφの微細パターンにも対応しています。
富士通「ARROWS Tab」外観
内部基板(部品接合部分に当社製品使用)
32
【製品トピックス】
電子化学実装関連事業
■ ポイントディップ装置 「TPシリーズ」が好評
 あらゆる分野にフレキシブルに対応できるポイントディップ装置「TPシリーズ」は、レイアウトフリー設計で、
モジュール増設時の拡張も自由自在です。
 ポイントディップのモジュールラインナップとして
・トレーススプレー
・プリヒーター
・セレクティブはんだ槽
・トレースはんだ槽
の4製品に加えて、検査・修正工程のモジュールもリリース
して好評を博しています。
33
【製品トピックス】
電子化学実装関連事業
■同時に、別々の温度設定、スピード設定で実装できる
デュアルチャンバーN2リフロー装置を開発
 通常、温度帯・接合に要する時間が違う様々な部品を使用するモバイル機器や車載などの実装では、
それらを一緒に実装することができないため、それぞれの温度帯・接合時間にあわせたN2リフローが必要となります。
 新製品のデュアルチャンバーN2リフローは、ヒーターをそれぞれのリールに設置し、コンベアスピードも
調整できるような仕様にすることで、温度帯・接合に要する時間帯が異なる部品を同時に1つの装置で
実装できるようにいたしました。
 上部のフードの部分を、通常の片側で開閉する形式ではなく、平行昇降式にすることで炉内の清掃が行いやすい
デザインとなっています。
デュアルチャンバーN2リフロー装置
【TNV25-588EMT】
34
【製品トピックス】
情報機器関連事業
■電波法改正に対応したA型デジタルワイヤレスマイクシステムを開発
 携帯電話などの電波の需要増加に対応するため、現行のA型帯域(770-806MHz) 対応のワイヤレスマイクロホンは、
2019 年4 月1 日以降は使用できなくなります。
 特にA型は、他のワイヤレスマイクシステムと違い免許制で、報道や生放送といった場面で使われる場合が多いタイブです。
 総務省は、今回の移行に際し、電波法を改正。 「周波数移行に要する費用を、新たに電波を使用する者が 負担し、
電波の再編を促進する制度(終了促進措置)」を設けました。
 新しい周波数帯域は、テレビホワイトスペース帯470~710MHz、710~714MHz、1.2GHz帯がありますが、
1.2GHz帯以外の周波数は場所によって使用できない区域があります。
 タムラ製作所は、買い替え需要に向けて、OFDM方式1.2GHz帯向けのものを日本放送協会様のご指導のもと開発しました。
OFDM方式のA型デジタルワイヤレスマイクシステム
35
【製品トピックス】
情報機器関連事業
■岡山放送株式会社がイオンモール岡山に新設した「OHK まちなかスタジオミルン」に
大型デジタル音声卓(ミキサー)NT880を納入
 デジタル音声調整卓「NT880」は、2011年秋に発売をスタートした音質、機能、デザイン、操作性、安全性のすべての部分に
こだわったデジタル音声卓の最高機種です。
 タッチパネル使用による多機能化と同時に使用頻度の高いスイッチを常時手元に配置することで
感覚的な操作ができる点と故障時に瞬時に予備系への運用切替えができるという安全性が高く評価されました。
 「OHK まちなかスタジオミルン」はJR岡山駅前に2014年12月にオープンした「イオンモール岡山」内にあり、
全国で初めて商業施設に生放送、収録番組制作機能全てを移転するチャレンジを行ったスタジオです。
壁面にガラス面を設け、生放送など、誰でも番組制作の様子を見ることができる画期的な構造となっています。
スタジオミルン副調整室と【NT880】
36
設備投資・研究開発投資
設備投資
[億円]
※リースを含む
40
40
30
30
20
37
10
20
30
22
10
0
22
24
25
13実績
14実績
15予想
0
13実績
14実績
15予想
研究開発関連費用
[億円]
40
30
減価償却費
[億円]
2.7%
2.9%
対売上高比率
4%
主な設備投資
 電子部品: 車載関連生産設備増強
2.9%
3%
主な開発投資
20
10
2%
22
25
25
0
1%
 電子化学材料 新素材関連
 車載用電子部品関連
 次世代デジタルワイヤレス関連
 セミコン開発(酸化ガリウム)関連
0%
13実績
14実績
15予想
37
弊社からのお願い
本資料中の業績予想、見通し及び事業計画については、
現時点における将来環境予測等の仮定に基づいております。
本資料において当社の将来の業績を保証するものではありません。
Your One and Only Company
38