Filmstrip with Countdown

『世界市民』 by 矢根 真二 ([email protected])
資料URL http://rio.andrew.ac.jp/~yane/class/water/
<15>
一水私見?
講義総括 と 成績評価
本日の
課題学習した課題
■
と 試験結果
1 学習した課題・試験内容・今後
2 試験問題・解答例・得点分布・最終評価
>>
補論15A
最終確認 物語の理解力・判断力は向上?
授業内試験: 正答のある基礎的事実中心の平易な問題
But より重要なのは?  複雑な事実判断力  価値判断力
1. 本講義の3分類した水問題への考え方・物語の特徴は?
 市民派(&ジャーナリスト系),政府派,エコノミスト派
2. たとえばミネラルウォーターへのアナタの考え方は?
 上記の3分類と,どこがどう違う(同じ)?
 反対者を説得できる?
 自分の判断力・説得力の向上 
自分の物語への自信
1 学習した課題・試験・今後?
学習: 世界 & 日本の水問題の複数の「考え方 = 物語」
1. ∵人生に重要なのは,同種の「正答のない難問」への対処法
2. ∴重要なのは,「自分の物語(判断・見方)への自信」の向上
試験: 基礎的事実(情報収集力)中心の平易な選択問題
  「自分の判断への自信」 の必要条件(十分ではない)
試験の得点結果の活用
 不合格  学習時間・学習法の未熟  <S1>自分の物語が先決
 合格  <S3>興味ある難問にチャレンジ  物語への自信↑
2 試験問題・解答例・得点分布・最終評価
過去の試験結果から学べる傾向
1. 理解度Checkの習慣さえできれば,満点もEasyな問題
 But 学習量・問題練習の経験の欠如  <S1-3>学習の意義・目的?
2. 出席者は高平均点のため,試験外の考慮は2極分化を拡大
1. Quiz等加点は上中位者評価を更にインフレ  SやA評価の急増
2. But低得点の不合格者の評価は不変の傾向  約3割程度はずっとD
試験問題・解答例・得点分布・最終評価
 事前練習・理解が重要
 2015年度, 2014年度,2013年度, 2012年度, 2011年度
2015年度 定期試験の問題と解答例
15年度の試験問題の解答例: 4点×25問 = 100点
<注>出題箇所を各授業時間に示唆したケース
1
6
11
16
21
3
5
4
1
3
26%
2
83%
7
41%
12
48%
17
39%
22
4
1
2
5
2
69%
3
85%
8
78%
13
54%
18
42%
23
5
2
5
5
1
53%
4
23%
9
15%
14
57%
19
62%
24
4
4
4
1
3
38%
5
24%
10
72%
15
38%
20
81%
25
3
1
1
1
5
15%
80%
86%
24%
66%
15年度 得点分布(受験率93% of 522名)
平均 52点(Max 96, Min 8)  平均3問分の学習不足
素点のみで評価  S比率過去最低 & D比率過去最高
S
A
B
C
D
1%
2%
10%
26%
61%
2015年度 成績評価概要
出題形式・パターン・レベルは,過去とほぼ同様
  学番マークや適切な筆記具によるマークもできない人の増加
ほぼ全問の出題情報は,各回の授業でアナウンス
  Maxは96点だが,高得点者の比率が急減
  学習法の非効率性 & 情報収集力の低下 が顕著
しかし,まったく学習してしないわけではない(40-50点台:43%)
  単語の丸暗記等は,正答率が8割を超える
  問題や概念の理解を要する問題の正答率は,2割を切る
 ∴ 就活のためにも,学習法の効率化か学習量の増加が必要
2014年度 定期試験の問題と解答例
14年度の試験問題の解答例: 4点×26問 = 104点
<注>15問は13年のコピペの特殊ケース 26: 5(77%)
1
6
11
16
21
5
4
1
5
1
93%
2
72%
7
93%
12
70%
17
87%
22
1
3
2
2
3
95%
3
24%
8
94%
13
23%
18
92%
23
5
1
3
4
3
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4
63%
9
93%
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70%
19
88%
24
1
3
4
1
4
81%
5
76%
10
84%
15
17%
20
93%
25
2
3
5
4
5
96%
28%
91%
92%
84%
14年度 得点分布(受験率89% of 454名)
素点平均 82点(Max 104, Min 12)  素点平均は最高
60%以上は前年コピペ の特殊問題+問7は全員正解措置
S
A
B
C
D
27%
44%
15%
9%
5%
2013年度 定期試験の問題と解答例
13年度の試験問題の解答例: 4点×25問 = 100点
<注>登録者過多(587名)のため,試験期間内に変更
1
6
11
16
21
5
3
1
5
1
36%
2
30%
7
54%
12
48%
17
30%
22
1
4
2
4
3
29%
3
59%
8
82%
13
69%
18
26%
23
5
4
3
1
3
76%
4
73%
9
41%
14
62%
19
67%
24
1
3
4
2
4
52%
5
36%
10
70%
15
72%
20
77%
25
2
2
5
1
5
76%
39%
56%
67%
30%
13年度 特殊加点後の得点分布(受験率87% 511
名)
平均 68点(Max 116, Min 12)  素点平均53点は最
悪
問21は問題ミスのため全員正解 + 問1-5は各配点2倍(8点)
S 16%
A 16%
B 15%
C 23%
D 30%
2012年度 授業内試験の問題と解答例
12年度の試験問題の解答例 5点×20 = 100点
1
6
11
16
2
1
5
4
2
7
12
17
3
5
1
2
3
8
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14
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3
1
5
2
5
10
15
20
4
5
1
3
12年度 素点得点分布(受験率82%)
283名の平均 63点(Max 95, Min 20)  Review効果
S
A
B
C
D
6%
14%
20%
24%
36%
12年度 Quiz(36%)加点後の最終分布
+Q(提出者平均 +13, Max 20, Min 5)
S
A
B
C
D
17%
19%
16%
20%
28%
2011年度 授業内試験の問題と解答例
11年度の試験問題の解答例 6点×15 = 90点
1
6
11
4
3
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2
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1
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3
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5
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3
2
4
11年度 試験 & Quiz合計の分布
11年度 最終評価  2極分化
成績・人数・構成比  受験率86%・試験52点/ 90
D 78
27%  Quiz加点でも3割弱
C 48
B 42
A 29
S 90
17%
15%
10%
31%  Quiz加点による超インフレ
例解 正答のない難題への自信が目標
1. 理解のポイントは,「価値判断  事実判断  事実」
1.
2.
3.
主張の背景にある価値判断ベース・原理を理解
価値判断を支える事実判断の論理を理解
事実判断の科学的妥当性のチェック
2. 受講前より「論点の理解・自説への自信」は上がった?
1.
2.
3.
自説の事実判断の科学的妥当性の根拠
自分の価値判断の自覚  <S3> 公平な観察者
∴ 「考え方」は,多様な物語・問題に適用可能  自信