第77回 NPO法人 日本医学図書館協会 館長・司書会議 メインテーマ「ライフサイエンス情報の新しい流れ」 パネル・ディスカッション「JMLAの新しい展開」 ヘルスサイエンス情報専門員認定制度 -専門職制度の確立に向けて- 殿﨑正明 JMLA専務理事 平成18年5月25日(木) 於 ウィルあいち 4階 ウィルホール 認定資格 「ヘルスサイエンス情報専門員」制度 目 的 ・ヘルスサイエンス分野の図書館等の情報サー ビス機関に勤務し、保健・医療情報に関す る専門的知識・技能を有している人を認定。 ・協会会員のさらなる資質向上を図ること。 ・保健、医療情報の専門的知識・技能及び管 理・ 調整能力を持つ医学図書館員の育成。 認定対象 ・保健・医療情報の専門家としての経歴を 積み、社会的に認められる資格を望む人。 ・情報サービス機関の諸活動に積極的に責 任をもって貢献していく意志のある人。 認定制度の効果 活動の成果をポイント化して申告するシ ステムなので、研究、協会活動への積 極的な参加が期待できる。 従来は、単なるボランティア。 第5回までの認定資格審査の結果 第1回認定者60名(申請者61名) 第2回認定者18名(申請者18名) 第3回認定者17名(申請者17名) 第4回認定者 8名(申請者10名) 第5回認定者22名(申請者22名) 合 計 125 名 内訳は、上級 53 名、中級 27 名、初級 45 名。 会員別認定者内訳 25 20 15 10 5 0 A 会 B 会 個人 非 会 員 員 会員 員 9 9 9 初級 18 2 2 13 中級 10 6 11 11 上級 25 初級 中級 上級 所属別認定者内訳 30 25 20 15 10 初級 中級 上級 5 0 初級 中級 上級 国立 公立 私立 大学 大学 大学 4 2 3 2 0 3 16 8 28 病 院 その 他 14 14 13 9 3 6 地区別認定者内訳 35 30 25 20 15 初級 中級 上級 10 5 0 北 東 海 北 初級 3 1 中級 2 1 上級 3 0 関 北 東 信 18 2 12 1 34 3 東 近 中 海 畿 四 8 6 4 6 3 2 9 2 2 九 州 3 0 0 5年間有効 中級・上級資格を取得者が5年以内 に更新できなかった場合は、自動的 に初級資格保持者となるので、資格 取得者は来年から更新の準備が必 要となる。 経過措置期間 ・2003年11月20日の本制度施行日から 3年間 で、2006年7月 受付の第6回申請まで、 中級・上級 資格からも申請可能。 ・第6回が中級・上級資格を直接得る最後の機会で 来年2007年の1月、第7回からは初級から順番に取 得しなければならなくなる。 専門職制度を確立していくために 必要な条件 認定された資格が有効な価値あるものとして 活用されるのか 有効性を高める戦略とは? 認定された資格が有効な価値あ るものとして活用されるのか 1) 司書が専門職として認められているか 事務職、技術職、手当て 2) 専門職としての職場の維持 学内での問題 ー 人事交流 3) 昇給、昇進に活用する 有効性を高める戦略とは? 図書館の第三者評価 図書館のマンパワー評価に活用する。 具体的には、「加盟館統計」に上級、中級、 初級取得人数を表記する。 求人を行う際に、例えば、 「ヘルスサイエンス情報専門員上級取得者」 を求む、と条件を書く。 ご静聴有難うございました
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