認定資格「ヘルスサイエンス 情報専門員」を取得して 東邦大学医学メディアセンター 平輪麻里子 1 自己紹介 東邦大学医学メディアセンター カウンター係 → 図書係 → 調査研究支援部門 日本医学図書館協会 教育・研究委員会委員 2001年6月~2005年3月 ヘルスサイエンス情報専門員(上級)取得 2004年10月 2 日本医学図書館協会 認定資格 「ヘルスサイエンス情報専門員」 特定非営利活動法人 ヘルスサイエンス分野の図書館等の情報サービス機関に勤務し、 保健・医療情報に関する専門知識・技能を有している方を、 NPO法人日本医学図書館協会が認定 基本理念(認定資格規程より) 資格取得を目指すことにより、さらなる資質向上を図る。 保健、医療情報の専門的知識・技能及び管理・調整能 力を持つ医学図書館員の育成を促す。 2004年2月 第1回申請受付 3 ヘルスサイエンス情報専門員の概要 ポイント制 上級 中級 初級 10年以上の実務経験 業績100ポイント以上 5年以上の実務経験 業績70ポイント以上 3年以上の実務経験 業績30ポイント以上 司書資格 *中級・上級資格は5年間有効 *初級資格は永年保持 *3年間の経過措置あり *JMLA会員以外の申請受付 4 認定審査料 《新規》 個人会員 機関会員に属する個人 非会員 初級 5,000円 7,000円 15,000円 中級 7,000円 10,000円 17,000円 上級 12,000円 15,000円 22,000円 5 ポイント表 6 業績 継続教育 - 受講(初級は必須、中・上級は点数制限) 業績:教育 - 講師などの教育活動 業績:出版活動 - 論文執筆など 業績:会議(学会・研究会)への参加 - 会議での発表や参加 業績:専門学協会活動への参画 - 委員・役員活動 ヘルスサイエンス分野の図書館実務経験 -経験年数 その他 -資格・受賞・特筆する業務実績 7 審査方法 実務経験 ポイント申告 認定資格運営委員会が、提出された申告 内容について書類審査 8 JMLAのウェブサイト http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/ 9 図書館界の動き MLAの認定制度 日本図書館協会 AHIP(The Academy of Health Information Professionals)1989~ 公共図書館員に対する「上級司 書」認定制度検討中 病院図書室研究会/近畿病院図書室協 議会 「病院図書館員認定制度」企画 日本図書館情報学会 LIPER(情報専門職の養 成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総 合的研究) 10 ヘルスサイエンス情報専門員(上級) 取得 2004年7月 申請(第2回) 過去5年間の業績確認 → ドキュメントの記録、 整理、保存といった図書館員的スキル 司書資格証明書の入手 認定 有効期間2004年10月1日~2009年9月30日 11 何故認定資格を取得したか? 自分の業績を確認し、かたちにする 今後の目標設定・自分への刺激 モニターとしての役割 病院図書室勤務で労働環境が不安定、周囲に 認知してもらうため 病院機能評価受審の際に提示 定年を前に、図書館員としての証を求めて かっこいいかも 12 メリットは何? 目標・キャリア意識の芽生え 専門職としての意識 業務への自信 自己研鑽、研修意欲の促進 社会的評価/信用力が上がる 雇用主へのアピール 家族への自慢 認定証が部屋のインテリアになる 13 JMLAのメリットは何? 業界全体のスキルアップ 社会的認知の向上 専門職集団として活動する基盤 教育活動の強化 協会の活性化 収入確保 14 過去2回の審査結果(n=78) 人数 41 21 16 初級 中級 上級 資格 15 地区別認定内訳(n=78) 3% 3% 4% 4% 5% 8% 55% 18% 関東 東海 北海道 北信越 近畿 中四国 九州 東北 16 所属機関別認定内訳(n=78) 11% 11% 5% 45% 私立大学 病院 国立大学 その他 公立大学 28% 17 資格をどう役立てていくか? 専門性のアピール 研修に参加しやすい職場環境をつくる 専門員個々人の資質が資格の存在価値 を決める 18 認定資格制度の今後 教育制度の充実:特に地方 広報:名刺 評価基準 人事考課に反映できるような制度に育成 御上のお墨付き・公的資格は期待薄? 認定者の質を高い状態に保ち、社会に実 力で認めさせる 19 今後のスケジュール 2005年7月 第4回申請受付 2006年1月 第5回申請受付 2006年7月 第6回申請受付 初級資格を取得せずに、中級・上級資格から申請できる 3年間の経過措置終了 経過措置後の変更は、認定資格運営委員会で検討中 20
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