NTTCom社のCSRの取り組みの更なる推 進にむけて コミュニケーションズ本部 珍田 靖郎 2005.6.10 1 はじめに <背景> 企業におけるCSRの取り組みが社会的かつ国際的にも話題を集めてお り、企業価値を高める手段として注目をされている NTT労組としても会社に対し、CSRのあり方については議論をすることも 含め、取り組み強化を要望してきているところである 特にNTTCom社は海外に支店をもち、国際事業を展開していることから CSRへの取り組みを非常に重要視しているところである <具体的課題> NTTCom社は、2005年度にOBP(Our Business Principle)を改訂し、 グローバル企業として世界人権宣言、ILO基本条約などの規範を遵守す ると宣言をしています。このような行動規範があるにもかかわらず、組合 員への認知度があまり高くないと認識している。このOBPの社員への認 知度を高めることが重要と考えます。 今までよりもさらに労組が関与し、会社とCSRに対する取り組みを強化し ていくことが重要と考えます。 2005.6.10 2 PJの発足と中長期的な目標 <PJの対象および実行者> 対象:NTTCom社 HR部および労働組合員 実行者:コミュニケーションズ本部 執行委員(特に政策交 渉部) <中長期的な目標> NTTCom社とCSRの取り組みを強化し、社会から尊敬され る会社になるように働きかけを行い、雇用の安定・確保に 努める 社員が真に自分の会社に愛着をもち、発展にむけて弛ま ぬ努力を行える会社 国際的にもCSRの取り組みにおいて先進企業となり、ス テークホルダーを満足できるような会社を目指す 2005.6.10 3 コミットメントに向けて <達成目標> 昨年度に実施したOBPの社員へのアンケートでは浸透度 が??% 程度であったことから、2006年5月までに浸透度 の50%以上を達成する CSRの構成要素である社会貢献活動の実施プログラムを 充実 <指標> OBPの社員への浸透度調査を行い、過半数が理解をし、 行動規範としているような状態にする NTTCom社が行っている社会貢献活動はCSRの一環であ るものの、プログラムを充実させ、さらに公共・社会に貢献 できるようにする 2005.6.10 4 進め方と必要なもの <プロセス> 現在会社と進めているCSRの交渉の体制強化と内容の充実 OBP浸透度の全社員アンケートを会社に実施依頼 アンケート結果の分析および考察 改善に向けたアクションプランの策定 アクションの実施 社会貢献活動の精査 社会貢献活動のプログラム策定 社会貢献活動の分析および考察 <インプット> 会社と交渉するための体制 (おもに政策交渉部) CSRへの認識の合致 CSRの取り組み状況と方向性について意識をあわせること 現状のOBP浸透度の実態 現状の社会貢献活動の実態把握 2005.6.10 5 指標およびモニタリング <指標> 社員アンケートを通して、2006年5月までにOBPの浸透度 の50%以上を達成する 社会貢献プログラムの現状に、さらに2つプログラムを追加 し、社会貢献プログラムの充実を図る。 <モニタリング> OBP浸透度調査については、アンケートの実施方法、実施 結果を踏まえての分析、改善にむけてのアクションプラン の策定をその都度モニタリングを行い、評価を実施する。 社会貢献活動については、現状を把握した上で、次のアク ションプランの策定、実施、実施後の分析を行い、次の活 動あるいはプログラムの充実の糧とする。 2005.6.10 6
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