GPS受信機を用いた流星観測 用無線機の周波数安定化 卒研発表者 中山 充浩 指導教官 前川 公男 発表順序 • • • • 1 目的 2 PLL回路構成 3 PLL回路の作成順序 4 PLL回路の試作と評価 VCO 分周器 位相比較器(PC) • 5 PLL回路の動作確認 • 6 まとめ 目的 • アマチュア無線用送信機IC706は、30M Hzの水晶発振器ですべて必要な信号を作 り出している。 • 送信機側と受信機側の周波数をできるだ け一致させる。 • PLL回路とGPS受信機を利用して流星観 測用無線機の周波数変動を軽減する。 PLL回路構成 • PLL(Phase Lock Loop)回路は入力周波数が基準 周波数に同期する回路である。 • PLL回路は,位相比較器(Phase Comparator,PCと略 記)、ループフィルタ、誤差増幅器、電圧制御発振器 (Voltage Controlled Oscillator,VCOと略記)からなる。 PLL回路の作成順序 VCO • VCOは制御電圧により周波数を変化させ る発振器である。 • ハートレー型LC発振回路を元にVCO回 路を作成した。 ハートレー型LC発振回路 コイル1.52μH 発振周波数/制御電圧 23.4MHz インダクタンス導出 コイルの巻き数導出 2 1N NI コイル1.52μH f N NI L 2π LC N Φ :磁束 Rm:磁気抵抗 L I 制御電圧5V:発振周波数23.4MHz Rm N :巻き数 I 1Rm 1 Rm 23コイル:1.52μH .4 : 30 :巻き数:27 1.52 L 1.52 : 0.91 227 : N 2 2 23.4 21.52 0.91μH L作成したコイルのインダクタンス:1.1μH 2 27 0.91 N 20 .89 21回 N 30 1.52 コイル1.1μH 発振周波数/制御電圧 29.8MHz VCO回路図 分周器 • VCOからの出力周波数を分周する機器 • 本研究では1/3000を行う 24MHz 30MHz ~8kHz ~10kHz PC(Phase Comparator) 位相比較器 • VCOからの信号を分周器で分周したもの と、基準信号の位相差に対応するような制 御電圧を発生させる。 • 基準周波数はGPS受信機からの10kHzで ある。 PC回路図 PLL回路の動作確認 ロックしていない波 ロックした波形 形 ロックしていないときの 分周器から10kHz 分周器からの10kHz ロックしてい ないときの PC PC出力 出力電圧 波形 PLL出力の周波数分析 30MHz まとめ • PLL回路の周波数変動は10分の数Hz。 • IC706に実際に接続することである。
© Copyright 2025 ExpyDoc