電力の国際取引の可能性 ~超スマートグリッドの提言~ 1 ~目次~ 1章 東日本大震災と原子力に代わるエネルギー 2章 スマートグリッドの可能性 3章 超スマートグリッドの提言 4章 ~まとめ~ 2 第1章 第2章 第3章 第4章 1章 震災と原子力に代わるエネルギー ~自然を利用する再生可能エネルギー~ 3 第1章 第2章 第3章 震災 右上 石巻市門脇小学 校 左下 気仙沼市 4 第4章 明治~戦後の大地震 1889 大日本帝国憲法発布 1891 濃尾地震 M8.0 1894 日清戦争 1894 庄内地震 M7.0 1896 明治三陸地震津波 M8.3~8.5 1896 陸羽地震 M7.2 1904 日露戦争 1905 芸予地震 M6.8 1910 韓国併合 1914 第一次世界大戦 1923 関東大震災 M7.9 1925 北但馬地震 M6.8 1927 北丹後地震 M7.3 1927 金融恐慌 1930 北伊豆地震 M7.3 5 第1章 1931 1931 1932 1933 1933 1936 1937 1938 M7.5 1939 1941 1944 1945 1945 第2章 第3章 第4章 満州事変 西埼玉地震 M6.9 5.15事件 三陸地震津波 M8.1 国際連盟脱退 2.26事件 盧溝橋事件 福島県東方沖地震 男鹿地震 M6.8 太平洋戦争 東南海地震 M7.9 三河地震 地震 M6.8 終戦 震度6強以上 確率 6 第1章 第2章 第3章 第4章 震災時の影響~3.11のケース~ 東京電力管内で約1,000万kwの供給不足 原子力発電所の自動停止や火力発電所の被災 等が原因である。 7 第1章 第2章 第3章 第4章 東北、東京電力管内で計約971万戸の停電が 発生 震災による変電所などの流通設備へ の影響等が原因である。 8 第1章 第2章 第3章 第4章 震災で供給不可になった発電はなんだったか ベースエネルギー 9 エコエネルギー 対比されるエネルギーは何か 第1章 第2章 第3章 第4章 再生可能エネルギー 太陽光 地熱 風力 太陽熱 水力 J-Net21(http://j-net21.smrj.go.jp/develop/techno/entry/2009121101.html) 第1章 第2章 第3章 第4章 エネルギーのコスト 風力 • 9円~ • 供給が不安定 地熱 水力 • 7~10円 • 地域に偏りがある供給が 不安定 • 8.2~13.3円 • 島国の利点を活かせる 11 太陽光 原子力 • 37~46円 • 高コストだが家庭レベルでも 容易に発電可能 • 4.8~6.2円 • 低コストだが地震大国の日 本では危険であると広まった 第1章 第2章 第3章 第4章 エコエネルギーは供給量が不安定だが? 電力の特性として • 発電と消費にタイムラグが生まれない →すぐに消費しなければならない 不安定な供給でも需要 者に即時、供給される システムが必要だ 12 第1章 第2章 第3章 2章 スマートグリッドの可能性 ~互いに助け合う電力網の作成~ 13 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 スマートグリッド 従来からの集中型電源と送電系統の一体運用に加え、情報 通信技術の活用により、太陽光発電などの分散型電源や需 要家の情報を統合・活用して、高効率、高品質、高信頼度の 電力供給システムの実現を目指すもの ※経済産業省資源エネルギー庁「低炭素電力供給システムに関する研究会」報告書 供給側、需給側の両方からコントロールすることができる電 力網 政策 技術 事業 14 商品 インフラ!! 第1章 第2章 第3章 従来 企業 電気 工場 料金 電気 発電・送電・配電システム 発電所 変電所 電気 料金 家庭 集中・一方通行 15 料金 第4章 第1章 スマートグリッド 第2章 第3章 第4章 ● 需要側からの「売電」という形で電気の流れの逆流 供給側:集中型電源、分散型電源、蓄電施設 需要側:家庭、工場、企業、蓄電池 発電所 家庭 工場 蓄電施設 企業 小規模 発電所 蓄電池 家庭 分散・双方向型 16 第1章 第2章 第3章 アクシデント発生時の被害 被害 大 従来 17 被害 小 スマートグリッド 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 周波数の問題について 現在、周波数を変換できるの は計100万kwで、全国の発電 能力の1%に満たない。 変換設備の能力増強には、 100万kwあたり2000億~ 3000億円かかる。 期間は15年程度かかる。 http://www.asahi.com/special/10005/TKY2 01202110660.html 第1章 第2章 第3章 第4章 周波数統一には、東西どちらかの発電・変電設備すべて 交換となり、単純で10兆円かかる。 期間は40年程度かかる。 よって周波数統一より変換設備の増強の方が現実的か? スマートグリッドのメリット!! 多くの経済的効果が見込める!! 20 第1章 第2章 第3章 第4章 電力の見える化 出典 http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20120627_543057.html 第1章 第2章 第3章 第4章 デマンド・レスポンス 出典 http://www.nikkei4946.com/knowledgebank/index.aspx?Sakuin2=SMAsJtHg6ICxrUp8QpCLdw %3d%3d&p=Lv461xxhauP266jeNOsjZQ%3d%3d 第1章 第2章 第3章 第4章 供給事業者の選択 出典 http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2004/0206_3.html http://www.yokosuka.or.jp/toyukai/katudou/kengaku/20090703/index.htm 第1章 電力供給の安定化 第2章 第3章 第4章 第1章 環境汚染の抑制 第2章 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 再生可能エネルギーの普及 太陽光 地熱 風力 太陽熱 水力 出典 http://j-net21.smrj.go.jp/develop/techno/entry/2009121101.html 第1章 新しい市場の誕生 電力市場の競争的働き から生じる! 情報通信技術の市場 にも大きな影響があ る。 第2章 第3章 第4章 第1章 どうやって取引するの? ~取引媒体間に窓口を設置~ 28 第2章 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 EMS(エネルギーマネジメントシステム) ①複数設置が必要(スパンオブコントロールの原 則より) ②各地の窓口としての役割 29 第1章 再生可能エネルギー 第3章 第4章 電気を供給 電力の売電 再生可能エネ ルギー事業 者・住宅(太陽 光余剰電力) 電力会社 国が定める価格・ 期間で買い取り 電力需要者 電気料金と合わせて 賦 課 金 を 徴 収 買取費用の交付 回収した賦課金 を納付 費用負担調整機関 賦課金 kWh あたりの 単価決定 買取価格・期間を設定 調達価格等算定委員会 30 第2章 国 第1章 第2章 第3章 第4章 取り組んでいる地域 愛知県豊田市 福岡県北九州市 神奈川県横浜市 京都府けいはんな学研都市 31 出典 http://www.abysse.co.jp/japan/japanmap/japanmap06.html 第1章 第2章 第3章 3章 超スマートグリッドの提言 ~電力の可能性に挑戦!!~ 32 第4章 第1章 超スマートグリッド! 33 第2章 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 スマートグリッドのアジア展開 アジアの地図でもいれとこう 34 第4章 第1章 第2章 第3章 アジア展開のメリット 電力の輸出入が可能になる! 35 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 電力の輸出入が可能になることによって 電力不足の解消!世界経済の発展! 36 第1章 第2章 世界経済発展のメカニズム 電力を融通しあえる 電力不足が解消! 電力の規模の経済が成立 37 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 電力の国際取引をするとどうなるか 自国内でベストミックスを目指さなくてよくなる のではないか? 比較優位に基づいて国際分業が起きるので はないか? 38 例があるんです!! 第1章 欧州での電力融通の歴史(1) スイスオーストリアがメイン 39 第2章 第3章 第4章 第1章 欧州での電力融通の歴史(2) 40 第2章 第3章 第4章 第1章 欧州での電力融通の歴史(3) 41 第2章 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 欧州での電力融通の歴史(まとめ) 自由化前 ・スイス、オーストリアの水力資源から周辺国へ融通 ・資源豊富国→周辺国 自由化後 ・各国一方通行ではなく相互に融通 ・融通の総量は大幅に増加 42 第1章 第2章 電力自由化の結果 送電の最適化 規模の拡大 垂直統合が促進 Boom&bustサイクルが発生しやすい 43 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 どうやって電力網をつなげるのか? 44 第4章 第1章 45 第2章 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 アジア諸国との連携 ○国際エネルギー・フォーラム 発展途上国の経済発展を目的とし、再生可能エネルギーを活用する取り組み ○APECエネルギー大臣会合 1996年以降、6回開催。「エネルギー安全保障に向けた低炭素化社会について議題 ○五カ国エネルギー大臣会合 エネルギー安全保障、多様化、投資とエネルギー市場、石油高騰に関する議論 ○G8エネルギー大臣会合 既存の多国間枠組みの評価、需要増削減の方策としてのエネルギー効率向上、エネルギー 供給の多様化、クリーンなエネルギー技術の促進などが目的である。 ○SAARCシンポジウム 再生可能エネルギーを中心に事例紹介や施策について議論 第1章 第2章 第3章 エネルギー関連の会議、会合はいままで数多く行われて おり、他国との連携はとれる! 第4章 第1章 ドミノ効果 48 第2章 第3章 第4章 第1章 第2章 欧州各国の発電構成比の推移(1) 49 第3章 第4章 第1章 第2章 欧州各国の発電構成比の推移(2) 50 第3章 第4章 第1章 第2章 欧州各国の発電構成比の推移(3) 51 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 欧州各国の発電構成比の推移(まとめ) 輸出輸入量の増加 発電コスト 構成比は大幅変化 ド イ ツ:火力に フランス:原子力 北 欧:水力 52 比較優位に基 づいて特化 第4章 比較劣位産業の誕生と行く末 53 第1章 第2章 第3章 電力生産拠点の移動 原子力発電所 比較優位に基づき国内より撤退 グリーンフィールド投資 54 第4章 第1章 第2章 第3章 受入国の選択 資本蓄積効果 雇用増大効 競争促進効果 数多くのメリット 技術移転効果 後方関連効果 前方関連効果 55 第4章 第1章 第2章 第3章 4章 まとめ 研究を終えて、これまでのまとめ 56 第4章 第1章 まとめ 57 第2章 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 まとめ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 58 第1章 第2章 まとめ スマートグリッド化の国際化によって 何がもたらされるのか・・・ 59 第3章 第4章 第1章 第2章 第3章 第4章 まとめ ------------------------------------------------------------------------------------------------------ 60 第1章 第2章 第3章 まとめ ~fin~ 61 第4章 参考資料 『今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいスマートコミュニティの本』 編著・独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) 『図解 ビジネス情報源 スマートグリッド 業界動向と主要企業がひと目でわかる』 著・独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) 諸住哲 『ゼロから見直すエネルギー 節電、創エネからスマートグリッドまで』 編・公益社団法人 化学工学会 緊急提言委員会 『国際経済をつかむ』 著・石川城太 菊地徹 椋寛 『スマートコミュニティ 未来をつくるインフラ革命』 著・柏木孝夫 『よくわかるスマートグリッドの基本と仕組み』 著・山藤泰 『発送電分離は切り札か』 『原発の終わり、これからの社会 エネルギー政策のイノベーション』 『エネルギー革命 3.11後の新たな世界へ』 著・柏木孝夫 62 著・山田光 著・飯田哲也 参考資料 電気事業への市場メカニズム導入による効果と課題 http://www.cirje.e.u-tokyo.ac.jp/network/EPM06/ 気象庁 過去の地震・津波被害 http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/higai/higai-1995.html 全国地震動予測地図 http://www.jishin.go.jp/main/chousa/09_yosokuchizu/h_chizu02.pdf エネルギー白書2010 http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2010energyhtml/index.html 日本の地熱エネルギー http://grsj.gr.jp/jgea/main_a.html ドイツの電気事業 http://www.jepic.or.jp/data/ele/ele_04.html 新しいEU電力市場規制提案について http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/1563.pdf 海底ケーブル敷設 http://www.k-kcs.co.jp/solutionInstallationMethod.html 63 参考資料 スマートコミュニティ 未来をつくるインフラ革命/ 柏木孝夫監修. 時評社 実用化に向かう波力発電 面白くなる海のエネルギー利用 渡部富治著. パワー社 地産地消のエネルギー革命 もう原発には頼らない/ 黒岩祐治著. PHP研究所 64
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