スライド 1 - SQUARE - UMIN一般公開

図書館総合展フォーラム
「一般市民に向けたがん情報提供サービス」
― がん患者さんの治療と生活をつなぐ情報 -
2009年 11月 12日
NPO法人キャンサーリボンズ副理事長
岡山 慶子
Copyright © 2009 朝日エル All Rights Reserved.
NPO法人キャンサーリボンズ活動紹介
目指すのは、がん患者さんの「治療と生活」をつなぐことです
自分らしく、少しでも心地よい生活の実現のために治療と生活をつなぎます。
わが国では、「男性の2人に1人、女性の3人に1人」が、一生涯にがんに
罹患すると言われています。
多くのがん患者さんは治療だけではなく、治療中および治療後の“生活”に
不安や悩みを抱えています。
症状や副作用のケアなど治療にかかわるケアにとどまらず、精神面でのケア、
美容面でのケア、さまざまなリラクゼーションなど、がん患者さんが「少しでも心地よ
い自分らしい生活」を送れるような「治療と生活をつなぐ」情報の提供や具体的なサ
ポートが求められています。
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がん対策推進基本計画におけるキャンサーリボンズの活動位置
全ての患者・家族の安心
がんによる死亡者の減少
(20%減)
がんの
早期発見
受診率
50%
全てのがん患者・家族の
苦痛の軽減・療養生活の質の向上
重点的に取り組むべき事項
放射線療法・化学療法の
推進、これらを専門的に行
う医師などの育成
すべての拠点病院で
「放射線療法・
外来化学療法」を実施
治療の初期段階からの
緩和ケアの実施
すべてのがん診療に
携わる医師に
緩和ケアの基本的な
研修を実施
NPO法人
キャンサーリボンズ
治療中や 治療を終えた後の
がん患者・家族の
日常生活の支援
治療中や治療を終えた後の
「日常生活と医療」を
つなぐ情報やケアの提供
具体的なソフトの開発と
実践の場の提供、医療者と患者
さんの情報の共有を推進
がん登録の推進
がんの
予防
未成年者
の喫煙率
0%
すべての
2次医療圏に
相談支援センター
を設置し、研修を
終了した相談員
を配置
院内がん登録を行う医療機関の増加
医療機関の整備等
がん医療
に関する
相談支援・
情報提供
原則、すべての2次医療圏に拠点病院を設置し、
5大がんの地域連携クリティカルパスを整備
が ん 研 究
「がん対策基本法」(2008年施行)
がん患者さんの「治療と生活」をつなぐために、
さまざまな活動をしています
①各地にリボンズハウスを作ります。
②生活と治療をつなぐさまざまなテーマに取り組んでいます。
③『がん支えあい』を進めます。
④社会全体で支えあうがんケアのネットワークを提案しています。
⑤世界中の人々といっしょに。
⑥シンボルソングとシンボルマークには「あなたが大切です」
(アイリスの花言葉)という意味を込めています。
がん患者さんの
「治療と生活」をつなぐ
キャンサーリボンズ
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①各地にリボンズハウスを作ります
キャンサーリボンズでは、がん患者さんや周囲の
方、医療者などが集い、情報収集やケアの体験の場
である「リボンズハウス」を展開します。
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日本にあった、患者さんが集う場所をつくりたい
病院や街の中など、施設の特徴や立地、各地域に根
ざした特徴あるリボンズハウスを目指します。
オープン済あるいはオープン予定のリボンズハウス
しんゆりリボンズハウス<リボンズハウス本部>(神奈川県川崎市)
十和田市立中央病院(青森県十和田市)
医療法人鉄蕉会亀田メディカルセンター(千葉県鴨川市)
聖路加国際病院(東京都中央区)
三重大学医学部附属病院(三重県津市)
藤田保健衛生大学七栗サナトリウム(三重県津市)
国立病院機構京都医療センター(京都府京都市)
国立病院機構大阪医療センター(大阪府大阪市)
特別医療法人博愛会相良病院
ココロとカラダのサポートセンター(鹿児島県鹿児島市)
財団法人メディポリス医学研究財団(鹿児島県指宿市)
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リボンスハウス本部(川崎市新百合ヶ丘)
外から見える場所に、リソー
スセンター。2台のパソコンで
情報検索もできる。書籍は
自由に閲覧。資材は持ち帰
り自由。
入り口
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ビューティ・コーナー
山崎多賀子さん(乳がん体験者の美容ジャーナリスト)
チョイスの化粧品や、ワンポイント・レッスンのメモ
などが並ぶ。セルフエステやネイルケア、ハンドマッサージ
などを体験できる。
ソファは、利用者の快適な雑談スペース
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藤田保健衛生大学七栗サナトリウム(三重県・津市)
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十和田市立中央病院
(青森県)
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相良病院ココロとカラダのサポートセンター(鹿児島市)
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②がん患者さんの「治療と生活」をつなぐ
様々なテーマに取組んでいます。
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具体的なプロジェクト
緩-痛み
痛みやつらい症状への気づきと治療やケアを遅らせないために、治療現場でのコミュニケーション
ツール作成に着手しています。現在、3ヵ所の医療機関で「痛み気づきシート」(仮称)を試用中。
緩-倦怠感
がんやがん治療に伴う「倦怠感」は、対処法に決め手がなく治療やケアが遅れ、治療の継続を困難に
する原因にもなりえます。患者さんが我慢してしまうことも問題です。化学療法・乳腺外科・緩和ケア・
代謝の専門医、がん看護専門看護師などと、専門を越えワーキング・グループを立ち上げました。
知
4月にオープンした「 しんゆりリボンズハウス(リボンズハウス本部)」内に、がん患者さんや地域の方
などどなたにでもご利用いただける「リソース・センター(情報検索)」をつくりました。がん治療から患者
さんの体験記まで、がんに関わる書籍や、企業が発行しているリーフレットなどを展示・配布中。
美 各地リボンズハウスで、ウイッグやリカバリーメイクなどビューティーサポート・プログラムのコーナーを
順次開設。ビューティ・通信も配布中です。随時、リボンズハウス内でミニ・セミナーや、がん支えあい
の日のイベントなどでも、ビューティ・サポートをとりあげます。
動 これから具体化へ。
向 米国メイヨ・クリニックでサイコオンコロジスト(腫瘍精神科医)としても活躍された丸田俊彦先生による
患者さん向けグループ・カウンセリング。病状の経過や治療に伴う精神的ダメージをケアするカウンセ
リングとは異なり、患者さんの「語り」によって、自分らしさや生き方の再発見をサポート、前向きな構え
を引き出します。
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食 米国のがん専門病院のダイエティシャン(栄養学の専門家)による、「がんと食事」のノウハウ本を翻訳中
です。
性 専門家向けセミナーやリボンズハウスでのカウンセリングを計画しています。
域 各地のリボンズハウスで、施設や立地、地域に合わせた活動を展開します。
働 患者さんの就労復帰が困難な状況を受けて、何らかのサポートの方法を見つけるために、がん治療の
専門医、産業医、人事担当者、がん体験者らをアドバイザーとしたプロジェクトを設けました。座談会、
がん患者さんのヒアリング、アンケート等を経て、職場復帰前のプログラムづくりを予定しています。
共*美
「看護学生からのヘア・ドネーション(伸ばした髪をカットし寄付)によりウイッグを作り、患者さんに使って
いただく」新しい形のドネーション活動をP&Gパンテーンと共に始めました。患者さんにとって最も大き
な苦痛のひとつである「脱毛」のつらさをやわらげ前向きな気持ちを支援すると共に、看護学生が「自分
ができること」で患者さんを支える経験を得ることが大切だと考えています。このほか、一般の方に活動
にご参加いただく仕組みとして、2009年7~10月、P&Gパンテーン製品を1つご購入ごとに2円が寄付
される取組みも行います。
魂 がん支えあいシンボルソングの合唱などを通じて、人と人とのつながりを拡げます。
楽 がん支えあいの日イベントやリボンズハウスの企画に、「楽しさ」を必ずプラスします。
★実践にあたっては、がん啓発に取組む団体や患者会の方々との連携を目指します。
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がん患者さんにとって「希望」と「他者とのコミュニケーション」がキーワード
※乳がん患者さんに対する研究事例より
●予後が順調で病気の受容に成功している乳がん患者さんに共通していえることは
「希望尺度」が高い=「人生に対する明るさ」
「希望尺度」(大橋、2002)の3つの構成要素
「実存性と見通し:temporality and future」
「前向きな構えと期待: positive readiness and expectancy」
「 自他の一体感: interconnectedness」
⇒ 病気自体は回避したい対象だが、罹患が判明した時点で、その負性を転化する
ひとつの要因が「希望」ではないか
●乳がんイメージが変わるきっかけは「他者」との接触によってもたらされていた。
病気の社会性を考えたとき、対人コミュニケーション(社会的接触)の意義は大きい
「他者」とは
・他の乳がん患者との出会い
・家族の対応
・医療関係者のことば
・マスメディアで報じられたがん患者の姿
・ネットで知り合ったがん患者たち
2006年社会心理学会発表
東京経済大学コミュニケーション学部 川浦康之教授
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活動例)女性のがん患者さんのサポート
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<女性がん患者さんをめぐる状況>
年間がん罹患数は 約57万人
うち女性は24万人。
女性患者のうちほぼ半数が何からの薬物療法
を、さらにその半数近くが、脱毛等の副作用に苦
しんでいると言われています。
脱毛や肌の黒ずみなどが起きやすい薬物
療法を行うことが多い乳がんや卵巣がんは、
若年の罹患が多いがんで、特に乳がんは治療
が長期にわたることも少なくありません。
また最近では外来での通院治療が普及し、
まさに治療と生活を両立させる患者さんが
増えています。
データソース
※ 1年間の女性の部位別がん罹患率(対10万人あたり)(がんの統計2007)
※1年間の部位別薬物療法治療者の割合(ドクターへの個別調査)
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調査概要
◎背景と目的
乳がんを始めとしたがん患者の増加と外来・在宅治療の広まり、予後の改善に伴い、治療面、生活面に限らず
、治療と生活をつなぐ包括的サポートが求められている。
女性にとって容貌は社会性維持のため重要な要素の一つであり、治療中に脱毛等で変化した容貌への違和感
は、気分の落ち込みを始め、自己肯定感の喪失、対人関係に困難を感じることなど、日常生活へ負の影響を及
ぼしやすい。
そこでキャンサーリボンズは、容貌への違和感軽減を目的とし、リカバリーメイク、ウイッグのセミナーやケア指
導などのビューティ・サポートを実施。参加者の心情変化の測定方法(アンケート調査:QOL-ACD、QOL-ACDB、Facit-Sp、及び独自の項目を含む)を検討してきた。本測定方法を用いサポートの有用性を検証する。今回
の報告はその第1報である。
◎調査実施場所
リボンズハウス本部(川崎市新百合ヶ丘)
特別医療法人博愛会相良病院ココロとカラダのサポートセンター内リボンズハウス(鹿児島市)
◎調査対象、方法
◎実施時期
上記2施設で来訪者に調査票を配布、自記入。
回答数 62名 (新百合 33 名 相良29 名)
ビューティ・サポート提供時期:
リボンズハウス本部 2009年4月~
相良病院ココロとカラダのサポートセンター内
調査実施:
2009年5月18日~6月19日
2008年10月~
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リボンズハウスで提供するビューティ・サポート
NPO法人キャンサーリボンズはがん患者さんの「治療と生活」をつなぐため、各地の病院や街の中、施設の特
徴や立地、地域に根ざした特徴あるリボンズハウスを目指します。
今回調査を実施したリボンズハウスはいずれもビューティ・サポートに力を入れています。
■リボンスハウス本部(川崎市新百合ヶ丘)
メディカルビルの一画にあり、がん患者さんや地域
の方々に情報やサービス体験いただける施設
→山崎多賀子理事(乳がん体験者/美
容ジャーナリスト)チョイスによる化粧
品や、ワンポイント・レッスンのメモが
並ぶビューティ・コーナー
■相良病院ココロとカラダのサポートセンター内
リボンズハウス(鹿児島市)
乳がん患者さんを中心としたサポート施設
←帽子スカーフ、下着などが並ぶコーナー。
購入もできる。
←顔を明るく見せるカラー
コーディネイト・ レッスンの様子。
→メイク・レッスンや、ウイッグ選び
&頭皮ケア講座の様子。
普段はセルフエステやネイルケア、
ハンドマッサージなども体験でき
る。
個別にウイッグ選びや→
頭皮ケアが受けられる
ヘアケア・ステーション
(提供:スヴェンソン)
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総
括
◆健康状態や日常生活
•全体に前向きな生活の中で治療をしている様子が見られるが、がんと診断されてからの経年数が1~3
年未満の人は全体にやや気持ちに元気がない傾向がある。
•対象者数が少ない(12名)ため、断定はできないが、乳がんは人によってはホルモン療法が続いている
場合もあり、周囲の人の関心やサポートが薄れていると感じ、孤独感がわいてくる時期なのではないか。
また、この頃には再発や転移への不安も出てくると思われる。
今まであまり注目されていなかった、1~2年の患者さんへのケアの重要性を示唆する結果である。
◆身だしなみや外見についての気持ち
•おしゃれについての関心は低くなったという人は少ないが、実際に自分の外見が変化したと感じている人
は多い。
•脱毛やむくみなど、症状や治療の副作用として治療開始時に医療者から説明をうけるものは予期される
ため、それにより実際にそれが現れた際に受け容れやすく、対処もしやすいと考えられる。
一方、病気でなくても経験する「疲れた顔」「くすみ」などは、医療者から必ず説明されるとは限らず、対処
の優先順位も脱毛等に比べれば低いために、何もしない人が多いのではないか。これらは日常の治療生
活の中では顕著には意識されていないが、改めて質問されると気になる、というようなものとも考えられる。
•また、「肌荒れ」は化粧品店で相談した人も多く、どこで相談すれば良いかわかることは相談しやすいこと
がわかる。
•医療的なこと以外に、患者さんへの配慮があり、外見の変化へのアドバイスやおしゃれについての情報
を気軽に得られる場の潜在的なニーズの高さを示していると考えられる。
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回答者の属性
40代~60代が9割近くを占めており、
したがって既婚者が7割を超える。
■年齢
80代以上
0%
70代
5%
無回答
2% 20代
3%
30代
8%
一人暮らし
夫婦のみ
核家族
2世代家族
3世代家族
その他
無回答
40代
36%
比率(%)
6. 5%
33. 9%
33. 9%
12. 9%
6. 5%
4. 8%
1. 6%
実数(人)
4
21
21
8
4
3
1
比率(%)
14. 5%
75. 8%
8. 1%
1. 6%
実数(人)
9
47
5
1
比率(%)
21. 0%
19. 4%
1. 6%
14. 5%
6. 5%
3. 2%
32. 3%
0. 0%
1. 6%
実数(人)
13
12
1
9
4
2
20
0
1
■未既婚
未婚
既婚
離死別
無回答
60代
19%
50代
27%
■家族形態
■職業
N=62
正社員・正職員
パート・アルバイト
臨時職員・派遣社員
自営
ボランティア
休職中
主婦専業
その他
無回答
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■がんの部位
■現在の治療 (がん患者のみ n=53)
乳房
子宮
卵巣
肺
咽頭
食道
胃
肝臓
すい臓
結腸
直腸
腎臓
前立腺
血液
その他
がん患者ではない
無回答
比率(%)
66. 1%
4. 8%
0. 0%
3. 2%
0. 0%
0. 0%
0. 0%
1. 6%
0. 0%
0. 0%
0. 0%
0. 0%
0. 0%
0. 0%
4. 8%
14. 5%
9. 7%
実数(人)
41
3
0
2
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
3
9
6
■がんと診断されてからの経年数 (n=53)
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0%
化学療法
放射線療法
外科療法
22.6%
3.8%
1.9%
35.8%
ホルモン療法
34.0%
その他
11.3%
無回答
■病気に対する今の気持ち(n=53)
無回答,0.0%
3年以上,
34.0%
2年半~3年
未満,1.9%
2年~2年半
未満,0.0%
半年未満,
22.6%
[その他内訳]
・治療終了(6)
・現在治療なし(5)
・これから治療(2)
・経過観察
・定期健診
泣き顔,1.9%
笑顔
やや笑顔 どちらとも
いえない
やや
困り顔
泣き顔
やや困り顔, 笑顔,13.2%
15.1%
半年~1年
未満,20.8%
1年半~2年
未満,11.3%
どちらでもな
い,28.3%
やや笑顔,
41.5%
1年~1年半
未満,9.4%
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現在の健康状態や日常生活
全体に、ポジティブに生活している人が多いが、罹患後3年以上の人が最も
ポジティブであり、1~3年未満の人は相対的に落ち込みぎみの傾向がある。
■体や気持ちの状態について
20.0%
40.0%
治療に前向きに取り組みたい
15.1%
62.3%
17.0%
47.2%
毎日楽しく過ごしている
26.4%
43.4%
泣きたいときに泣くことができる
30.2%
49.1%
病気のことを考えない時間が3時間ある
体力が戻っても治療以外で外出したくない
18.9%
71.7%
治療に取り組むこと以外に、してみたいことがある
体が重いと感じる
28.3%
67.9%
過去にあった良いことを3つ言える
22.6%
22.6%
全体
全体
100.0% n=53
17.0%
58.5%
楽しくて笑ってしまうことがある
病気になる前のように動けない
80.0%
73.6%
自分なりの気分転換方法を持っている
否
定
的
な
項
目
60.0%
18.9%
(n=53)
37.7%
30.2%
全体値より10%以上高い
がんとわかってからの年数
<「あてはまる」+「ややあてはまる」の割合>
0.0%
全体値より10%以上低い
あてはまる
ややあてはまる
1 ~3 年 未 3年以上
1年未満
1 年未満 1~3年未満
3n=18
年以上
n=23
n=12
満
9 0 .6
9 5 .7
9 1 .7
8 3 .3
8 6 .8
9 1 .3
7 5 .0
8 8 .9
8 6 .8
8 2 .6
7 5 .0
1 0 0 .0
8 6 .8
8 7 .0
7 5 .0
9 4 .4
7 9 .2
8 2 .6
6 6 .7
8 3 .3
7 3 .6
6 5 .2
6 6 .7
8 8 .9
7 3 .6
6 9 .6
7 5 .0
7 7 .8
6 7 .9
7 8 .3
5 0 .0
6 6 .7
6 0 .4
5 6 .5
8 3 .3
5 0 .0
5 2 .8
5 2 .2
6 6 .7
4 4 .4
9 .4
2 1 .7
0 .0
0 .0
0.0% 9.4%
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身だしなみや外見に対する気持ち
■病気になってからの身だしなみやおしゃれについての気持ち
20.0%
0.0%
おしゃれへの関心は変わらないが、他人の
視線が気になるようになる人も
多い。
おしゃれについて関心が低くなった
■病気になってからあったこと
20.0%
疲れた顔つきに
なった
40.0%
71.7%
60.0%
80.0%
n=38
54.7%
n=29
髪が抜けた
54.7%
n=29
体毛が抜けた
54.7%
n=29
顔がむくんだ
顔がやせた
似合う色が変わった
47.2%
43.4%
34.0%
24.5%
相談や情報
収集をした
0%
顔色がくすんだ
肌が荒れやすく
なった
11.3%
5.7%
34%
あてはまる
ややあてはまる
80%
45%
34%
14%
17%
31%
26%
50%
46%
解決した
解決しなかった 無回答
0%
40%
20%
23%
80%
100%
37%
16%
48%
38%
14%
72%
55%
10% 17%
17%
56%
いずれも
相談先が
明確
16%
26%
78%
38%
28%
28%
65%
13%
11%
60%
47%
17%
医師や
一般化粧
品販売店
20% 4% へ
76%
39%
医師や
専門店へ
21%
45%
61%
100%
21%
66%
n=23
n=13
60%
■その方法で解決したか
無回答
45%
41%
n=25
n=18
40%
80.0%
35.8%
18.9%
特に何もし
なかった
20%
60.0%
43.4%
■その変化への対応
変化を自覚しても「解決できる悩み」として顕
在化していないものもあるのではないか。
0.0%
18.9%
治療前に比べ外見のイメージが変わった
他人の視線が気になるようになった
40.0%
9%
11% 11%
46%
15%
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■日常生活や家族・友人などについて
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
56.6%
友人たちを身近に感じる
22.6%
58.5%
家族やパートナーを親密に感じる
26.4%
52.8%
私は病気であるが家族の生活は順調である
30.2%
41.5%
仕事をすることができる
39.6%
35.8%
おしゃれを楽しめている
41.5%
41.5%
いつもの娯楽、余暇を楽しんでいる
100.0%
30.2%
62.3%
家族は私の病気を充分受け入れている
自分の仕事をする能力に満足している
80.0%
26.4%
22.6%
32.1%
あてはまる
ややあてはまる
性生活を大切にしている
5.7%
■精神的なことについて
0.0%
5.7%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
100.0%
全体
1 年未満
1 ~3 年
未満
3 年以上
8 6 .8
8 7 .0
8 3 .3
8 8 .9
8 4 .9
8 2 .6
8 3 .3
8 8 .9
8 4 .9
7 8 .3
8 3 .3
9 4 .4
8 3 .0
8 7 .0
6 6 .7
8 8 .9
8 1 .1
7 8 .3
7 5 .0
8 8 .9
7 7 .4
7 8 .3
6 6 .7
8 3 .3
6 7 .9
6 5 .2
5 0 .0
8 3 .3
5 4 .7
3 9 .1
5 0 .0
7 7 .8
1 1 .3
4 .3
8 .3
2 2 .2
全体
1 年未満
1 ~3 年
未満
3 年以上
自分の生活を意味あるものと感じている
60.4%
22.6%
8 3 .0
6 5 .2
1 0 0 .0
9 4 .4
病気のお陰で人生観はいっそう深まった
58.5%
26.4%
8 4 .9
7 3 .9
9 1 .7
9 4 .4
7 7 .4
7 3 .9
6 6 .7
8 8 .9
5 4 .7
3 9 .1
3 3 .3
8 8 .9
2 0 .8
1 3 .0
1 6 .7
3 3 .3
心のよりどころとなるものがある
自分自身に満足している
50.9%
30.2%
自分だけが非常に不幸だと感じることがある 5.7% 15.1%
26.4%
24.5%
あてはまる
ややあてはまる
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ビューティをサポートするリボンズハウスのような施設の有用性
◆リボンズハウスのような施設が身近にあることをどう
思うか
<あるほうが良い理由>
・不安に思うことや誰かに聞いてみたいことなど、あそこに
行ったら聞ける、相談できると思えることが安心感につな
がる (60代/相良)
・いろいろな新しいことをいつでも知る事ができる。 (50代/
新百合)
・悩みが解決できなくてもヒントをもらえる気がした。精神
的に助かる(40代/新百合)
・病気は一人では乗り切れない。話し合える人、話しを聞
いてくれる人がいるだけで、気持ちが楽になると思う(40代
/相良)
・病気で孤立してしまいがちなので、明るく話せる場所が
あると、とてもいいと思う(40代/新百合)
・不安なときなど身近にあるのは嬉しく、気兼ねなく入れるのはよい場所です。 (40代/新百合)
・インターネットでの情報収集は、いくらでもできますが独りよがりでしかないので, また快適な暮らしの提案
をたくさんしてほしいです(40代/新百合)
・病院の医療的治療だけでは良い人生はおくれない。医療以外のケア、情報などを入手できる施設が身近
にあると良い(50代/相良)
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リボンズハウスでのミニ・セミナー
頭皮ケアや、ウイッグ選びに
ついて
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カラーコーディネイト・セミナー
顔色を明るく、華やかに。
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メイクアップ・セミナー
しみ・くすみ・眉毛や睫毛の脱毛のカ
バーメイク
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③『がん支えあい』をすすめます
6月21日は『がん支えあいの日』
6月は北半球でいう夏至、南半球でいう冬至がやってきます。
多くの場合、6月21日が夏至にあたります(年によって日にち
がずれることがあります)。
太陽が北回帰線の真上に達し、その日を境に太陽の動きが変わる
節目です。
世界共通、自然の営みの節目にあたる日に、“がんも人生における
節目である”ことを重ね合わせ、最も長い昼あるいは長い夜に、
“がんについて考え、語りあう時間”をもっていただければと
考えています。
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第1回がん支えあい の日記念イベント
このほか5~6月に、青森、千葉、東京、京都のリボンズハウスで、がん支えあい応援イベントを開催。
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がん支えあいシンボルソング
あなたが大切だから
作詞・作曲:山田邦子/編曲:小六禮次郎
あなたとつなごう その手と手
いっしょに歌おう 大きな声で
あなたのやさしさ あなたの笑顔
わかっているよ ありがとう
つなげよう心を 虹のリボンで
咲かせよう心に 愛の花を
あなたが大切だから
アイリスの花
あなたと歌おう この歌を
いっしょに歩こう 手をふって
つかれたときには 休めばいいさ
わかっているよ ありがとう
つなげよう心を 虹のリボンで
咲かせよう心に 愛の花を
あなたが大切だから
アイリスの花
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イベントのひとつ、国立病院機構京都医療センターでの
『第1回がん支えあいの日応援イベント』の様子(2009.5.16)
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④社会全体で支えあう
がんケアのネットワークを提案しています。
Relationship Centered Cancer Care
を目指しています。
わたしたちが大切にしている思いは、社会全体で支えあう、がんケアの
ネットワークをつくることです。
さまざまな立場の人が お互いに自分にできることを生かしながら、患者さん
も、家族も、医療者も、すべての人が誰かを支え誰かに支えられる-そんな、特定
の誰かが負担が集中することのない新しい関係が、よりよい「治療と生活」を実現す
ると考えています。
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⑤世界中の人々といっしょに。
6月21日は『がん支えあいの日』
6月21日は、
北半球の夏至、南半球の冬至にあたり、
世界共通の節目の日です。
米国(イリノイ)、中国(上海)で、
がん支えあい応援イベントを企画中です
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女性がん患者さん向けのグループカウンセリングで、気持ちを整えて。
米国メイヨ・クリニックで、サイコオンコロジスト(腫瘍精神科医)としても活躍された丸田俊彦先生による、日本で初めてのが
ん患者さん向けグループ・カウンセリングが2009年4月、リボンズハウス本部でスタートします。
I am cancer からI have cancer へがん患者さんの「語り」を引き出し、自分らしさや生き方の再発見をサポートするグループ・
カウンセリング
従来のがん患者さん向けのカウンセリングは、病状の経過や治療の過程にともなう精神的なダメージをケアするために行
われる場合がほとんどでした。それに対して、今回キャンサーリボンズが提供するグループ・カウンセリングは、がんを抱え
ながら「自分らしく生きるとは?」「自分にとって、少しでも心地よい生活とは?」を再発見するための気づきの場です。専門家に
よるガイドのもと、参加者どうしの語り合いを通じて、患者さんは自分と治療、家族や生活、さらにがんとの関係を見直すことが
できます。
患者さん、ご家族、医療者が出会う場でもあるグループ・カウンセリングは、専門家と患者が1対1で行うカウンセリングと、
患者どうしで行うピア・カウンセリングの両方のメリットを備えています。がん患者さんの「語り」は、患者さん自身や周囲の患
者さん、ご家族、ときには医療者の、治療や生活に向かう前向きな構えを引き出す力をもっています。
特にこんな方に受けていただきたいカウンセリングです
・これからがん治療が始まる、あるいは治療中の方で、何となく不安な気持ちを抱えている方
・がんやがん治療に伴って、生き方や暮らし方など様々なことを選択していく上で、自分にとって何が
大切なのかを見つけたい方
・家族との関係、家庭での役割、仕事への復帰など、家庭人や社会人として気持ちを整えたい方
・似たような状況にある患者さんとのつながりをもちながら、一緒に考えてみたい方
・日本には数少ない、サイコオンコロジスト(腫瘍精神科医)のカウンセリングを受けてみたい方 など
グループ・カウンセリングでは
●最大8名の患者さん+専門家が、ひとつのグループとなります。
●あなた以外の患者さんの声や悩みを聞き、お互いに助け合うことができます。
●患者さんどうしだけの場と異なり、専門家のガイドにより適切な方向に導かれます。
●1回だけではなく8回続けてご参加いただくことにより、グループ・カウンセリングの効果や参加者
どうしのつながりが深まることが期待できます。
●カウンセリング後、必要に応じて個別のカウンセリングやアフターフォローが受けられます。
前向きな構えを
持つために考え方を
をととのえる
向
Offensive
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