エーザイの国際化戦略について エーザイの国際化 エーザイの国際化 医薬品業界の動向 • • 製薬業界の過去の推移を見ますと、平成15年以降、年を追うごとに上昇を続けて おり、20年までは製薬業界は増加傾向にあると言えます。 国内の製薬業界は再編・統合を繰り返しています。 – 05年4月に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し、アステラス製薬が誕生。05年10月に大日 本製薬と住友製薬が合併し大日本住友製薬が誕生。 – 07年4月には三共と第一製薬が経営統合し、第一三共が誕生。07年4月には第一三共ヘル スケアがゼファーマを吸収合併。07年10月には、田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併し、 田辺三菱製薬が誕生しました。 • • こうした再編・統合を繰り返す背景として、海外企業への対抗策が挙げられます。 ファイザー(米)、グラクソ・スミスクライン(英)、サノフィ・アベンティス(仏)など売 上高4兆円を超える巨大企業に対抗するには統合を繰り返し、豊富な資金力を蓄 える必要があります。 06年4月の薬価引き下げの影響以降、国内の医薬品市場は激化。製薬各社は海 外へと市場をシフトしています。 – 業界最大手の武田薬品工業は08年5月、ミレニアム・ファーマシューティカルズ(米)を買収。 翌年3月には武田ファーマシューティカルズ・インターナショナルを設立。 – 業界大手の第一三共はインド最大の製薬会社ランバクシー・ラボラトリーズ社を買収。さらに エーザイは08年にMGIファーマ(米)を買収。各社とも海外における事業体制整備を進めてい ます。 エーザイのグローバル化 製薬業界の変化 理念 日本だけでなく世界 中の 新たな成長の機会 患者様に貢献した い! グローバ ル化と多 様性 グローバル化の課題 • 国際的に事業を展開する企業には対応するべき事 に、地域への対応 (local responsiveness)、グローバ ル・レベルの効率(global efficiency)、グローバルなコ ンテキストにおける学習 (learning in a global context)、という 3つの大きな課題がある。 グローバル化の課題 • 地域への対応 (local responsiveness) – 各国ごとに異なる社会的、経済的特色が企業の戦略 や組織に大きな影響を与える。 • エーザイの場合 – 自前主義からの飛躍 – グローバル・ネットワーク エーザイの戦略 グローバル化の課題 • グローバル・レベルの効率(global efficiency) – 最低コストで製品を生産し、流通できる企業は 「グローバルに効率的」と考えられるが、実際、事 業をどこに立地すべきか、何か所で行うべきか等、 企業が付加価値活動をどう設計し、グローバル な効率を達成するかは難しい課題である。 – 連邦型構造VS中央集権型 • エーザイの取り組み – グローバル・ネットワーク エーザイの組織 グローバル化の課題 • グローバルなコンテキストにおける学習 (learning in a global context) – 世界的に事業を展開する企業は、多様な問題の 解決法の知識をもつ、各地域で、地域の顧客や 仕入れ先、競合、技術についての情報を集めら れるし、集めた情報を活用する人的資源も各地 に分散している。 – エーザイの取り組み • グローバル・リーダーシップ・プログラム – 次世代を担うリーダーの顔ぶれは、国籍・性別・年齢を問わ ず多様性に富んでいます。
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