エナジードリンクの パッケージ上の文字についての研究 11-1-016-0238 清水 哲也 目的 エナジードリンクの特性上、商品のパッケージ のデザインを変更することは難しい。 年齢層や男女別に効果的なパッケージ上の文 字を変更することにより、ターゲットの拡大。 パッケージ上の文字とは ブランド名 キャッチコピー 成分 調査方法1 • エナジードリンクが好きか嫌いか飲んだこと がないかアンケートする。 • その理由、エナジードリンクに対するイメージ 調査をする。 調査方法2 パッケージ作成 • • • • • 味の説明×2 成分表記×2 飲むシーンを特定×2 ターゲットを具体化×4 キャッチコピー×2 に分類 アンケート調査 20代~50代の男女81 人に 気になったものを 選んでもらう またその理由を調査 作成したパッケージ 味に関する言葉 飲用シーンを特定したもの 仮説 • 飲んだことのない人はエ ナジードリンクにマイナス なイメージを持っている。 • 気分転換の意味で飲む 人が多い。 • 若年層のほうが飲む頻 度が高い。 • 男女間で差はあまりない • また、飲んだことがない 人は年齢が上がるにつ れて増える。 • 20代30代・・・ キャッチコピーが効果的 • 40代や50代・・・ 味や成分に関する言葉 • 30代40代・・・ 飲むシーンを特定 • 女性・・・ 成分表示 20代男女 12 10 8 男性 6 女性 4 2 0 成分表示 キャッチコピー ターゲットを特定 味に関する特定 飲用シーンを特定 30代男女 7 6 5 4 男性 女性 3 2 1 0 成分表示 キャッチコピー ターゲットを特定 味に関する特定 飲用シーンを特定 40代男女 8 7 6 5 男性 4 女性 3 2 1 0 成分表示 キャッチコピー ターゲットを特定 味に関する特定 飲用シーンを特定 50代男女 2.5 2 1.5 男性 女性 1 0.5 0 成分表示 キャッチコピー ターゲットを特定 味に関する説明 飲用シーンを提案 理由 • 味に関する言葉・・・どんな味かわからないものが多く、「○○味」 だけでなく、味関する説明や感想があっておいしそう、飲んでみよ うかなと感じた。 • 成分表示・・・コーヒーの代用として、カフェインを摂りたい。 • ターゲットを具体化・・・若者が飲むものだと思っていたが、自分に 訴えかけられているようで気軽に手にしやすい。女性という言葉が 気になった。 • キャッチコピー・・・かっこいいし、おしゃれな感じがする。よくわから ないが、元気が出そう。 • 飲用シーンを特定・・・そのシーンに自分もエナジー注入したい 思ったから。 考察 • 20代30代・・・ブランドイメージが分かりやすいキャッチコピーが 効果がある。かっこいい、おしゃれ、気分転換といったようなファッ ション性により商品を購入する人が多いからである。 • 30代、40代・・・若者が飲むというイメージがあり、購入をためらう 人も多い。彼らには、ターゲットを特定することによって、購入を促 すことができる。 • 40代や50代・・・味や飲むシーンに関する言葉のほうが効果があ る。これは、商品自体がどのようなものか分かっていなく、商品が どのようなものか、具体的に説明されているものが望ましい。 • 女性・・・女性に訴えかける言葉(ターゲットを特定する言葉)が効 果がある。年齢が上がるにつれてエナジードリンクはどちらかとい うと男性の飲み物という意識があるようだ。「働く女性」などのより 具体的な言葉が望ましい。 まとめ1 • エナジードリンクのパッケージ上の言葉によっ てターゲットを広げることにつながるだろう。ブ ランドイメージが大きく、パッケージを変えるこ とが難しいエナジードリンク業界にとって、言 葉によりターゲットを広げることができるという のは、効果的な情報ではないだろうか。 • また、エナジードリンクだけでなく、コーヒー やお茶などの飲料水や、食品にも適用できる のではないかと私は考える。 まとめ2 • 女性向けのコーヒーの商品を作るならば、 「主婦にもブレイクタイム」・「働く女に優しい コーヒー」などといったターゲットを具体的に 特定するコピーを作成するのが望ましい。 • 50代男性向けにお茶の商品を作成するなら 「ごくごく飲める」・「本物の渋み」・「ランチのお 供に」といったような、味を説明する言葉やや 飲むシーンに関する言葉が効果的であると考 える。
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