妊婦の喫煙・受動喫煙と出生時体重 g 3600 出生時体重 3400 3200 3000 2800 2600 受動喫煙 なし 受動喫煙 あり 吸わない妊婦 1日 1~9本 1日 10本以上 吸う妊婦 (J.M.Roquer et al. Acta Paediatr 1995;84:118) 妊婦の喫煙・受動喫煙と出生時身長 cm 51 出生時身長 50.5 50 49.5 49 48.5 48 受動喫煙 なし 受動喫煙 あり 吸わない妊婦 1日 1~9本 1日 10本以上 吸う妊婦 (J.M.Roquer et al. Acta Paediatr 1995;84:118) 妊婦の喫煙時期と出生時体重 妊娠前1年間 妊娠初期 妊娠後期 出生体重の平均値との差 0 -50 -100 -150 -200 g (P.A.Fried & C.M.O'Connell. Neurotoxicol Teratol 1987;9:79) 妊婦の喫煙と子どもの身長 cm 145 平均身長(11歳時) 144 143 142 0本 1~9本 10本以上 妊娠中の喫煙本数(1日当たり) (N.R.Butler & H.Goldstein. Brit Med J, 1973;4:573) 妊婦の喫煙と子どもの知能 102 101 知能指数(11歳時) 100 99 98 ・ 97 96 ・ 95 0本 1~9本 10本以上 妊娠中の喫煙本数(1日当たり) (N.R.Butler & H.Goldstein. Brit Med J 1973;4:573) 妊婦の喫煙と子どもの精神病理学的障害 対照 (喫煙なし) ADHD (Milberger,1996) ADHD (Landgren,1998) 行為障害 (男子) (Wakschlag,1997) 行為障害 (男子) (Weissman,1999) 行為障害 (女子) (Weissman,1999) 0 1 2 3 4 5倍 妊婦の喫煙と男児の成長後の暴力犯罪率 % 20 暴力犯罪を犯した率 15 10 5 0 なし 1~2本 3~10本 10~20本 20本以上 妊娠中の1日喫煙本数 (P.A.Brennan et al. Arch Gen Psychiatry 1999;56:215) 妊婦の喫煙と女児の将来の妊娠 % 100 妊娠成功率 80 60 40 吸わない妊婦から 生ま れた女性 20 吸う妊婦から 生ま れた女性 0 0 2 4 6 8 10 12 妊娠を希望してからの月数 (C.R.Weinberg et al. Am J Epidemiol 1989;129:1072) 乳児の受動喫煙によるSIDSの増加 喫煙なし 母のみ喫煙 父のみ喫煙 両親喫煙 0 2 4 6 8 10 倍 (E.A.Mitchell et al: Pediatrics 1997;100:835) 小児の受動喫煙と血中鉛濃度 μg/dl 6 * * p<0.01 ** p<0.0001 ** 5 血中鉛濃度 4 3 2 1 0 受動喫煙 受動喫煙 あり なし 受動喫煙 受動喫煙 あり なし 日本 米国 (加 治 正 行 ほか. 日 児 誌 1997;1 01: 1583) ( C.B a l le w e t a l . J Pe dia t r 1999; 134: 623) 受動喫煙による小学生の身長低下 (米国2都市) 受動喫煙のない 児童の平均身長・ 0 -0. 5 -1 ・ 男 ・ ・ -1. 5 -2 cm 女 A市 ・ B市 (C.S.Berkey et al. Int J Epidemiol 1984;13:454) 子どもの受動喫煙による中耳炎の増加 対照 (受動喫煙なし) (R.Stenstrom,1992) (J.L.Ey,1995) (D.P.Strachan,1998) (C.E.A.Bischoff,1998) (O.C.Ilicali,1999) (J.E.C.Lieu,2002) 0 1 2 3 4 倍 妊娠中にタバコを吸うと・・ ① 流産・早産・低体重児 ② 斜視・脳内出血・小児がん ③ 乳幼児突然死症候群 ④ 身長・体重の増えが悪い ⑤ 知能の発達が劣る ⑥ キレやすい子・犯罪者になりやすい ⑦ 将来不妊になりやすい(女児) 子どもの前でタバコを吸うと・・ ① 乳幼児突然死症候群 ② 喘息・呼吸器疾患・中耳炎・・・ ③ 病気入院が増える ④ 身長の伸びが悪くなる ⑤ 知能の発達が劣る ⑥ 虫歯が増える ⑦ 成人後の発癌が増える 英国医師の喫煙量別生存率 % 100 80 非喫煙者 生存率 喫煙者 ( 15 -24本) 60 喫煙者 ( 25 本以上) 40 20 0 40 50 60 70 80 90 100 歳 年齢 (R.Doll et al. Brit Med J 1994;309:901) タバコは老化を早めます 吸う人の半数は70歳までに亡くなっています % 100 80% 80 吸わない人 生き残り率 吸う 人 60 50% 40 20 0 40 50 60 70 80 90 100 歳 (イギリス人男性のデータ) (R.Doll et al. Brit Med J 1994;309:901) タバコは老化促進剤! ① 呼吸機能が落ちる 40代の喫煙者=70代の非喫煙者 ② 血管が老化する (善玉コレステロール減少) ・ 高血圧・心臓病・脳卒中・痴呆・・・ ③ 肌荒れ・しわが増える・はげやすい ④ 骨がもろくなる ・ 骨粗鬆症 ⑤ インポテンツ・月経不順になりやすい ⑥ 尿失禁(尿もれ)を起こしやすい ⑦ 歯周病にかかりやすい ・歯を失う・口臭 タバコの経済分析 消防・清掃費(2,000億) 喪失国民所得 医療費 (2兆) (3兆2千億) 休業損失 タバコ産業内部留保 (1,600億) タバコ産業賃金 (1,900億) 他産業賃金 (1,700億) タバコ税 (1兆9千億) 他産業利益 等 (3,300億) 経済メリット (2,000億) 社会コスト (2兆8千 億円) (5兆6千 億円) (後藤 公彦, 日医 誌 1996;116:370) タバコを吸わないメリット ① タバコにしばられない人生を送る ② 自分の健康を守る ③ 家族・同僚の健康を守る ④ 子供の喫煙を防止する ⑤ 地球の環境を守る ⑥ 迷惑に気づかない無神経人間にならない ⑦ 火の不始末の心配がない ⑧ タバコ代がかからない
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