授業論

授業論
授業を考える視点
• 授業は学校教育の根幹-しかし、
• 授業と生活指導は密接に関連
– 岳陽中学の改革
• 生徒の学びの様子の点検(ビデオ)
• 教師同士の授業見学
• ビデオ研究会(完全な平等)
• 授業はやり方で効果に大きな差
– 「島」の授業
よい授業を考える1
• 「できる」系の授業(算数・体育・音楽・美術)
– 到達目標は「できる」こと
• 課題となる「行為」を構成する要素の把握
– 数学:昨年の選抜の問題
– 自転車に乗れるようになる
• 最も基本となる要素をひとつ修得し、順次要
素を加えていく。
A4の縦横は1:1.42 何故
• 知らなければならないこと
– A4の紙は、A0~A6までの大きさの一種
– +1は、半分に折る(紙の製造法)
– 次々に半分に折るには、縦横比が常に一定
⇩
• 比を1:a とおいて計算する
a
1
1:a=a:2
A*a=2
かけて2になる数
1.5*1.5=2.25
1.4*1.4=1.96
1.41*1.41=1.9881
1.42*1.42=2.0164
⇩
1.41が一番近い
自転車に乗る
• 必要な要素
– 推進力(応用例としての「止める」)
– バランス(応用例としての「曲がる」)
• 初めての者が複数の要素を同時に修得する
ことは困難→要素ごとに分けて練習
• ペダルを外し、サドルを足がつくように下げる
– 足で蹴って進む。(バランスの練習)ok→
– ペダルをつけて進む。
よい授業を考える2
• 「わかる」系の授業(社会・理科・国語)
• 到達目標は「理解し、記憶する」
• 通常「知識」を教える授業:×
– その知識に至る前の知識・思考を順序だてる
– 段階ごとの「事実」を配置して並べる
– 段階を進めるのは「考える」行為
• 発問は2択の考える問(正解がない)
• 知識は説明
安井俊夫「1万円の謎」
• 到達目標は、1万円紙幣は「紙」なのに、何故
1万円の価値があるかを理解(貨幣とは)
• 疑問の形:1万円と信用?→国家が発行→国
家が金と交換を保障→本来は金
• (安井の授業)
– 1万札は本当に価値があるか(討論→両論)
– ある(買える)、ない(紙切れだ)→捨てるか?→
原価は?
– 歴史、小判から紙幣→兌換→何人兌換したか
せみの授業
せみは、
木の みきや えだに とまって います。
せみは、よくなきます。こえが
きこえる ところを さがすと、
みつける ことが できます
授業形態
• それぞれの長短は
– 一斉授業
– 班・グループ授業
– 個別授業
• 能力別・習熟度別授業の長短は