地方分権の推進と課題 本日のまとめ 地方分権一括法の制定(1999年) 機関委任事務を廃止し、国と地方はそれま での「主従」の関係から「対等」の関係となっ た。 地方の仕事は地方が独自に行う自治事務と 国から委任される法定受託事務に分けられ る。 財源は? 財源は自主財源である地方税、国からの地 方交付税や国庫支出金、地方債の発行に よりまかなわれる。 地方自治体の財政 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% その他 地方債 国庫支 出金 地方交 付税 地方税 歳入 (財務省資料 2002年度) 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% その他 公債費 一般行 政経費 給与関 係経費 投資的 経費 歳出 近隣市町村の自主財源率 70 鳥栖市, 61 合計, 52 60 50 40 30 北茂安町, 41 中原町, 38 三根町, 28 20 10 0 自主財源(%) 鳥栖市 中原町 北茂安町 三根町 合計 市町村合併が求められる背景 ○国、地方とも深刻な財政危機下にあり、効率的な 財政運営への切り札が求められている。 ○中央集権から地方分権へのシステム転換が行わ れ、自治体自身の政策能力、経営能力の向上に 向けスケールメリットをうむ必要がある ○行政上つくられた行政圏と実際成立している生活 圏とが大きくズレている。 鳥栖市・中原町・北茂安町・三根町の人口 (鳥栖市HPより) 100000 80000 60000 40000 20000 0 三根町, 7615 北茂安町, 11482 中原町, 9079 鳥栖市, 60726 人口 三根町 北茂安町 中原町 鳥栖市 総人口88,902名 スケールメリットとは? 合併により1つの市役所に職員数を確保し、 より専門性の高い業務を行うことで、行政 サービスの質を高める。 専門的なスタッフにより自治体自身の政策 能力、経営能力が向上される。
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