九州Jリーグホームタウン連携会議 2011 活動方針 HOME AWAY 福岡市 北九州市 熊本市 大分市 鳥栖市 平成 23 年 4 月 HOME 目次 AWAY おかげさまで、もっと、元気な九州へ ・・・・・・・・・・・・・・2 九州JHTの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 九州JHTがめざす将来の姿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・5 STEP1 の活動展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 2011 年活動内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 九州のJリーグに興味を持つ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 【取組 1】メディア等での広報活動 【取組 2】各都市のイベント会場でのPR 【取組 3】各都市首長によるイベント 【取組 4】全国ホームタウンサミットin大分への協力 九州のJリーグの試合に行く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 【取組 1】九州JHTブースの設置 【取組 2】スタジアムでの周辺イベントの実施 【取組 3】アウェー応援バスツアーによる相互集客活動 九州のJリーグの試合を楽しむ・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 【取組 1】バトルオブ九州スタンプラリー 【取組 2】九州Jリーグ川柳対決 【取組 3】バトルオブ九州優勝クラブへの表彰 連携を強化し新たな展開へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 【取組 1】各都市間の情報共有・連携強化 【取組 2】Jクラブとの意見交換・連携強化 1 HOME おかげさまで、もっと、元気な九州へ 九州の人々の多くは、高校野球甲子園大会で九州 勢を応援します。それは誰に教わった訳でもない自 然な感覚。たぶんそこにあるのは「同じ九州だから、 応援する」という、いたってシンプルな思いではな いでしょうか。 しかし、不思議なことに「同じ九州だから、負け られない」という正反対の思いが存在することも確 かです。 どちらにも共通するのが「同じ九州だから」とい う思い。普段は仲間でありながら、ある時には絶対 に負けられない相手になる。どちらの場合にしても 「九州男児」という言葉のイメージが物語るように、 その思いには強い意志が存在します。あえて言うな らば、九州人の熱い心が創り出す「九州気質」とで もいうものかもしれません。 2010年、そんな九州の地で5つのJリーグクラブが同じJ2リーグで戦うことにな りました。 こうなると、九州勢同士の対決に否が応でも騒ぎ出す九州気質。九州以外のクラブとの 対戦時にはない「同じ九州だから、負けられない」という特別な思いがスタジアムとホー ムタウンに独特な高揚感をもたらします。 おらがまちのスタジアム。鮮やかな緑色のピッチで繰り広げられる戦いに一喜一憂しな がら、世代や性別を超えた人々がそれぞれのホームタウンの名前を大声で叫び、意地とプ ライドを賭けてぶつかり合う。その様子は、まさに「バトルオブ九州」 。そして、それはた ぶん、とっても幸せなこと。 九州JHTでは、この幸せをたくさんの人と分かち合うために、まずは多くの人に興味 を持ってもらい、スタジアムへ足を運んでもらい、観戦を楽しんでもらうことが必要だと 考えています。 だけど、勝ち負けは一時の花。自分が住む町に地域に根差したJリーグクラブがあるこ とで得られる喜びは、単純にゲームの勝ち負けだけでなく、他にも色んな幸せを与えてく れるのではないでしょうか。 2 AWAY たとえば、クラブやスタジアムを中心に、選手やコーチ、スタッフが地域の人々と触れ 合い、一緒になって体を動かすことでスポーツの楽しさに気が付いていく。子供たちだけ でなく、お年寄りも、お父さんも、お母さんも。 そんな小さな喜びとホームゲーム(九州内ではアウェーゲームも)での興奮が相まって、 家庭や学校、職場などで、この前の試合はどうだったとか、今日学校に選手が来て一緒に サッカーしたよとか、地域に暮らす人々の生活の中にクラブが少しずつ浸透していき、い つの間にかクラブがまちの象徴や誇りとなり、地域が元気になっていく。 クラブを通じて、そんな心の豊かさを育むまちづくりがきっとできるはず。そのために、 ホームタウンはどのような役割を果たしていくべきか?これは、ほとんどのJリーグホー ムタウンに共通している課題です。 だからこそ、「同じ九州だから」の九州気質で5つの ホームタウンが力を合わせて様々な活動に取り組み、サ ッカーやスポーツを通して、地域や世代を超えて人とひ ととがつながり、自分のまちを、ひいては九州を誇りに 感じていただきたいという思いから「九州Jリーグホー ムタウン連携会議(九州JHT) 」が生まれました。 九州JHTの目標は、1つのホームタウン、1つのク ラブだけで叶えられるものではないため「おかげさま」 を理念としています。 おかげさまを具体化した取り組みとして、2010年 7月の北九州vs熊本戦では、熊本から北九州へ大勢の サポーターが駆け付け、熊本の伝統芸能や物産展を北九 州で展開。両サポーターにホームゲームを楽しんでもら うだけでなく、北九州サポーターの熊本でのアウェー戦 来場意欲を掻き立てることで、お互いの交流が活発にな るような取り組みも実施しました。 手探りでスタートした九州JHTですが、クラブではな くホームタウンが、しかも同時に5つの都市が手を組んだ 取り組みは全国的にも初めてで、これからの活動しだいで 九州ならではのサッカー文化、スポーツ文化を創るきっか けとなるかもしれないと考えています。 Jリーグは「百年構想~スポーツで、もっと、幸せな 国へ」をスローガンに掲げ、地域に根差したスポーツクラ ブを中心に、誰もが気軽にスポーツが楽しめる環境を整え、 サッカーに限らず、スポーツを通して世代を超えた触れ合 いの場を広げることを目指しています。 3 いつの日か、九州にもそんな素敵な場所がたくさんできて、緑の芝生の上でスポーツが 与えてくれる喜びや豊かさを九州の各地で感じられたら幸せだと思います。 これからの一年一年を、百年構想を叶えるための百分の一年として積み重ねていけるよ うに、九州JHTの5つのホームタウンは「おかげさまで、もっと、元気な九州へ」をテ ーマに歩み続けます。 九州JHTの概要 HOME ◇ 目 AWAY 的 九州地域における J リーグのホームタウンである自治体が連携を図り、九州地域の活性化 に寄与することが目的です。 ◇ 理 念 「おかげさま」 九州JHTは、九州勢同士の対戦の機会を、ホームタウン・地域のみなさんにもっと楽し んでいただき、地域や世代を超えたつながりを通じて、自分のまちを、九州を誇りに感じて いただきたいという想いで設置しています。 これは、1ホームタウン、1チームで叶えられることではないことから、 「おかげさま」を 理念としています。 ◇ 組 織 九州Jリーグホームタウン連携会議委員(平成 23 年 4 月 1 日現在) 【会 長】大分市 企画部 文化国際課長 【副会長】熊本市 観光文化交流局 文化スポーツ交流部 スポーツ振興課長 【監 事】鳥栖市 総務部 総合政策課長 【事務局】北九州市 市民文化スポーツ局 文化スポーツ部 スポーツ振興課長 福岡市 市民局 文化・スポーツ部 スポーツ事業課長 九州Jリーグホームタウン連携会議作業部会メンバー(平成 23 年 4 月 1 日現在) (連携会議で行う事項を具体的に検討し、実行するために設置) * 福岡市 市民局 文化・スポーツ部 スポーツ事業課推進係長 * 大分市 企画部 文化国際課 参事兼文化企画係長 * 鳥栖市 総務部 総合政策課 政策推進係長 * 熊本市 観光文化交流局 文化スポーツ交流部 スポーツ振興課主幹 兼スポーツコンベンション係長 * 北九州市 市民文化スポーツ局 文化スポーツ部 スポーツ振興課 企画係長 4 HOME 九州JHTがめざす将来の姿 AWAY 九州はスポーツアイランド スポーツは「観る」だけのものではなく、 「する」 「参加する」 を通じて「楽しむ」ものだという志向を啓発するとともに、 芝のスポーツ広場を広げる活動等を行う。「九州はスポーツ STEP3 アイランド」をめざし、九州地域の活性化に寄与する。 2 0 1 6 -2 0 1 8 年 サッカー以外のスポーツにも目を向ける STEP2 2 0 1 3 -2 0 1 5 年 STEP1 を継続しつつ、サッカーを軸に様々なスポーツ を楽しむ機会をつくる。九州内のサッカー以外のプロ スポーツクラブとも連携しながら活動を展開し、九州 のスポーツ文化向上のためできることを模索する。 STEP1 Jリーグホームタウンである幸せ 2 0 1 0 -2 0 1 2 年 各ホームゲームや九州のJリーグのPRをはか り、イベント等でクラブを後方支援。まずは興 味を持ってもらい、スタジアム観戦の楽しさを 多くの人に訴求する。また、5都市間の情報共 有の強化と、優れた取組の水平展開を実施し、 HOME より一層の都市間交流を図る。 STEP1 の活動展開 AWAY 九州のJリーグに興味を持つ 九州のJリーグの試合に行く 【取組 1】メディア等での広報活動 【取組 1】九州JHTブースの設置 【取組 2】各都市のイベント会場での PR 【取組 2】スタジアムでの周辺イベントの実施 【取組 3】各都市首長によるイベント 【取組 3】アウェー応援バスツアーによる 【取組 4】全国ホームタウンサミット in 大分への協力 相互集客活動 九州のJリーグの試合を楽しむ 【取組 1】バトルオブ九州スタンプラリー 【取組 2】九州Jリーグ川柳対決 【取組 3】バトルオブ九州優勝クラブへの表彰 STEP1 連携を強化し新たな展開へ 2 0 1 0 -2 0 1 2 年 【取組 1】各都市間の情報共有・連携強化 【取組 2】Jクラブとの意見交換・連携強化 5 HOME 2011 年活動内容 AWAY 2011 シーズンの九州JHTは「おかげさまで、もっと、元気な九州へ」のテーマのもと、 九州JHTがめざす将来の姿を踏まえて、2010 シーズンの取り組みを継続するとともに、 話題性にも視点を置いた新規の取り組みを加えながら活動を展開します。 ◇九州のJリーグに興味を持つ 【取組 1】メディア等での広報活動 ホームタウンや九州のJクラブチームを知 っていただくために、ホームページ、各都市 の広報紙、テレビ・新聞等で、九州JHTの 取り組みや九州のJリーグ全般をPRする。 【取組 2】各都市のイベント会場でのPR 各都市で行われるイベントに合わせて、5 クラブのマスコット等が集結し、来場者に 対して九州のJリーグや九州JHTの取り 組みをPRする。 【取組 3】各都市首長によるイベント 5都市連携または2都市間で、首長によるイベントを実施。2市長による試合時のキック インや、スタジアムビジョンでの応援メッセージ等を継続して展開し、5市長による座談 会等の開催を目指す。 6 【取組 4】全国ホームタウンサミットin大分への協力 「第 12 回全国ホームタウンサミット in 大分」の開催 に協力する。 例年、全国から数百人規模のサポーターが参加し、活 発な意見交換の場となっているサミットへの参加は、 九州JHTにとっても有意義なものであると考えられ るため、大分市のニーズに応じて積極的に協力する。 開催日 平成 24 年 2 月 11 日(土)、12 日(日)予定 ◇九州のJリーグの試合に行く 【取組 1】九州JHTブースの設置 ゲーム後に観光地等を巡っていただくために、九州対決が行われているスタジアムで、各 都市の観光情報などを発信する。 また、スタンプラリーや川柳対決作品応募場所としても機能。 【取組 2】スタジアムでの周辺イベントの実施 九州JHTならではの都市間交流活動として、スタジアムやその周辺で各都市の伝統芸能 や物産展等を展開。 スタジアムに賑やかさを創出し、ホーム、アウェー両サポーターに向けた来場動機づくり と再来場意欲の向上を図る。 2 都市間の取組として継続して展開し、5 都市連携事業としての開催も検討する。 7 【取組 3】アウェー応援バスツアーによる相互集客活動 サポーターの交流を図るため、各都市の職員やその家 族による九州対決(アウェーゲーム)応援バスツアー を実施する。 集客に直接影響する取組であるため、各都市が積極的 に取り組むことで九州Jリーグ全体の観戦者人口増加 に寄与することができる。 ◇九州のJリーグの試合を楽しむ 【取組 1】バトルオブ九州スタンプラリー ゲーム以外の楽しみの1つとして、九州対決に合わせ、ホ ームスタジアムを巡るスタンプラリーを実施する。この取 組はアウェーゲームの観戦を伴うことから、ホームタウン 同士の交流にも繋がる。 (福岡市をのぞく 4 都市で実施) 【取組 2】九州Jリーグ川柳対決 九州対決を盛り上げるため、九州のJリーグに関する川柳対決を実施する。ここで応募さ れた川柳が九州JHTや九州のJリーグを表現するコピーとなる可能性もある。 【取組 3】バトルオブ九州優勝クラブへの表彰 九州JHTからバトルオブ九州優勝クラブに対する表彰を行う。 シーズンを締めくくる、インパクトのある取り組みとして期待でき、バトル オブ九州に対する付加価値を高めることで、九州のJリーグに関する認知度 の向上をはかる。 ◇連携を強化し新たな展開へ 【取組 1】各都市間の情報共有・連携強化 各都市のホームタウンとしての先進的、効果的取り組みに関する情報共有を強化し、実際 のノウハウも含めて他都市へ提供、展開していく。 優れた取り組みが各都市へ広がることで、九州Jリーグ全体の活性化に寄与する。 【取組 2】Jクラブとの意見交換・連携強化 2011 シーズンから、5クラブで「九州だJ!」活性化協議会(事務局:大分トリニータ) が設置され、クラブ側も九州JHTとの連携の必要性を認識している。 協議会は九州JHTの目的と共通する部分も多いため、積極的にクラブ側との意見交換を 行い、九州全体の活性化につなげていく。 8
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