KW-Software インサイド #4 #3 No. 4 (June, 2012) Technology for Automation Leaders 安全特集 IEC 61508 SIL3 対応の安全 SW コンポーネント Safety Alliance ( セーフティアライアンス ) 設立 -1- 新しくなった企業イメージとコア技術分野のシンボル KW-Software の企業イメージとコア技術 3 分野のシンボルが新しくなりました。 これにあわせて Newsletter No. 4 で、表紙の デザインを変更いたしました。これから頻繁に登場しますので、よろしくお願いいたします。 新企業イメージ 新コア技術分野のアイコン IEC 61131 オープンで組み合わせ可能なアーキテクチャに基づく 最先端の制御システム 高度な要求に最適なテクノロジリューションをご提供 SAFETY オープンかつスケーラブルな市場の安全規格のための ソフトウェアテクノロジ 機器に依存しない安全規格認証を取得した安全ソ リューション PROFINET プラットフォームから最新のオープンなオートメー ションネットワークへの接続を可能に Explore http://www.kw-software.jp イベント情報 ◆産業オープンネット展 2012 7/9( 月 ) 名古屋、7/11( 水 ) 東京 http://www.tjgr.jp/opnet2012/ 展示 日 程: 名 古 屋 2012 年 7 月 9 日( 月 ) 東京 2012 年 7 月 11 日(水) 時間:10:00-18:00 場所: 名古屋駅前ウィンクあいち 8F 展示場 東京 大井町駅きゅりあん 7F イベントホール ◆ セミナー講演 場所:セミナールーム 2 時間:14:30 ~ 14:55 内容:ソフトウェアによる PROFINET、 PROFIsafe 通信の開発 セミナー・ミニ展示 日程 : 2012 年 10 月 23 日 ( 火 ) 時間 : 13:00 ~ 17:00 ( 予定 ) 場所 : 東京 六本木一丁目 泉ガーデンコンファレンス 概要 : DoAJ 第 2 回目の開催。KW-Software の全技 術分野の最新情報を、本社スタッフも来日 してご紹介。 KW-Software をより深くご理解いただく機 会としてご活用ください。 お問合わせ : [email protected] KW-Software ( ドイツ ) の新組織 経営管理 -2- 財務 総 /務 ソフトウェアプラットフォーム 品質管理 ソフトウェア開発 要望管理 マーケティング 技術部門は、これまで「技 術 (R&D)」、「 制 御 」、「 安 全」 、 「PROFINET」と技術 分野ごとに分かれていま したが、「開発部」に統 合 し ま し た。OEM の お 客様の要望をとりまとめ る「要求管理部」ができ ました。「セールス」と 「マーケティング」が独 立しました。 ◆ ESEC( 組込みシステム開発技術展 ) 日程 : 2012 年 5 月 9 日(水) ~ 11 日 (金) 時間 : 10:00-18:00 場所 : 東京ビッグサイト KW-Software 組織図 2011 年 5 月 1 日現在 セールス PROFINET IO 開 発 ツ ー ル キ ッ ト (PROFINET IO スタック ) をご紹介します。 このツールキットで、汎用 Ethernet ベー スのハードウェア上に柔軟に PROFINET IO コントローラやデバイス通信機能を ソフトウェアで実装できます。さらに安 全通信 PROFIsafe 開発製品、実装サービ ス、認証試験サービスについてご紹介し ます。 <2012 年これまでの参加イベント > ◆ PROFINET オープンセミナー 日程:名古屋 2012 年 3 月 14 日(水) 東 京 2012 年 4 月 13 日(金) 時間 : 9:30-17:30 場所 : 名古屋 愛知県産業労働センター 東京 シーメンス・ジャパン本社 1 階 ◆ Day of Automation 2012 (DoAJ 2012) 10/23( 火 ) 東京 IEC 61508 SIL3 対応の安全ソフトウェアコンポーネント 安全コントローラの開発を容易にする認証済みソフトウェアコンポーネント ハイエンド安全プログラミング (PLC、コントローラ用 ) SAFEPROG 豊富な機能の、 安全 IEC 61131-3 プログラミングツール (FBD, LD). SafeOS と組み合わせて高性能安全コントローラに使用 安全プログラミング ( リレー、ドライブ用 )SAFECONF 安全リレーのコンフィグレーション 1 安全ロジックを数クリックで設定 SafeOS と組み合わせて安全ソリューションの短期開発 2 チャンネル構成まで対応の安全ランタイムシステム SAFEPROG SIL 2(1 チャンネル ) と SIL 3(2 チャンネルに ) 対応し、OS 有無可能、異なる CPU アーキテクチャに対応する、複雑な PLC、ロボット制御から安全リレー、 ドライブなどの小型コントローラまでにスケーラブルに対応 ARM ( 命令セット V4.0), Intel x86, PowerPC 安全コントローラへ要求されること IEC 61508 準拠の安全オートメーション デバイスは、非安全デバイスに比べて開 発労力が大きく、経験値が必要です。広 範囲の開発、 プロセスのドキュメント化、 エラー制御、エラー検出手法が必要とさ れるためです。 ザレベル、2) 安全と非安全データ型の 使用、3) 安全と非安全ファンクション ブロックの色分け、4) 自動妥当性の確 認に定義し、20 個の標準ファンクショ ンブロックを定義しています。 KW-Software の安全ソフトウェアコン ポーネント 安全オートメーションデバイスの開発を 短縮するために、当社は IEC 61508 SIL3 までの事前認証済みの安全プログラミン グツールと安全ランタイムを提供してい ます。安全メーカ様のハードウェアと統 合してオリジナルシステムの開発に利用 できます。 機 械 に 安 全 機 能 を 実 装 す る 場 合、 EN62061 または EN ISO13849 ( 旧 EN954) に適合が求められます。これらの規格で 安全関連プログラミングの要求事項、機 械の電気機械的安全機能が考慮されてい ます。 EN ISO13849 では、シンプルプログラミ ング構造を求めています。IEC 61131-3 言語の中の LD と FBD を推奨し、サポー トするデータ型、ファンクション、ファ ンクションブロックが大きく削減され、 できる限り検証済みのファンクションブ ロックライブラリの利用を求めます。任 意団体の PLCopen は、安全プログラミ ングシステムの機能を、1) 異なるユー 1) ハイエンドコントローラ用安全プロ グラミングツール SAFEPROG PLC, ロボットコントローラなどの高性 能な制御に対応した IEC 61131-3 安全プ -3- ロ グ ラ ミ ン グ ツ ー ル で、Windows XP, Vista, 7 で動作します。多くのもしもの 備えとエラー検出方法で PC 上の安全プ ログラミングを確保します。ターゲット HW に実装する安全ランタイム SafeOS と 組 み 合 わ せ て 使 用 し、SAFEPROG と SafeOS 間 は TCP/IP ま た は RS232C で 通 信します。 ダイバースソフトウェア アー キテクチャで、プログラミング システムに組み込まれている安 全機能性の非常に高い信頼性を 確保 / アクセス権利を定義可能 なユーザ管理 / ユーザアクショ ンのロギング / プロジェクトと PLC のパスワード保護 / 安全技 術専用データ型 ( 例 : SAFEBOOL、 SAFEINT) / 異なるファンクショ ンブロックの色分け / アプリ ケーションのプログラミング中 に安全信号パスを表示 / タイム スタンプとチェックサムを使 う、 異 な る プ ロ ジ ェ ク ト 実 装 状態 / 解除の容易な割り当て / SAFEGRID を必要部分に使う、安 全関連デバイスファンクション のパラメータ生成 / 機械または工場の安 全機能性の妥当性 / 検証の統合レポート / 複雑な安全ファンクションブロック C インタフェース / タイミングを含むプ ログラムロジック シミュレーション / グラフィックによるプロジェクト比較 IEC 61131-3 プログラミングシステム 安全 PLC プログラム開発は、グラフィッ ク IEC プログラミング言語の LD と FBD をサポートします。 クロスリファレンス、 安全制御コミッショニング用オンライン 操作モードなどがあります。 サポートするデータ型 ( ビ ッ ト ス ト リ ー ム ) BOOL、BYTE、 WORD、DWORD、SAFEBOOL、 SAFEBYTE、SAFEWORD 、SAFEDWORD ( 数 値 ) INT、TIME、DINT、SAFEINT、 SAFETIME、SAFEDINT システム制限 1 プロジェクトのグローバル変数とロー カル変数 : 8000、含まれるライブラリ : 20、1 プロジェクトのユーザ定義 FB(使 用 SafeFB を含む): 128 安全ファンクションブロック PLCopen 安全仕様 1.0 準拠の認証ファン クションブロック 20 をサポート . 例 : 緊 急停止、安全扉、両手操作制御、外部デ バイスモニタリング、 モードセレクタ他。 2) 小型デバイス用 安全プログラミングツール SAFECONF 安全コントローラ、設定可能な安全リ レー、安全ドライブなどの安全デバイス を、直感的に設定する安全コンフィグ レーションツールです。1 安全ロジック を数クリックで設定できます。SafeOS と組み合わせて安全ソリューションの短 期開発を実現できます。 一貫したダイバースなソフトウェアアー キテクチャ により SIL3 までの安全機能 の最高水準の信頼性を確保 / ツールチッ プで表示されるクイックヘルプのある認 証済み安全ファンクションブロック、詳 細に記述されたヘルプシステム、オンラ インモードで表示される明確なテキスト 診断 / 追加 OEM ライブラリの挿入 / コ ンフィグレーションとデバイスをパス ワード保護 / ドラッグアンドドロップで 一貫した操作 / グリッドで明確に構造化 されたコンフィグレーションシート / 接 続線のオートルーティング / 個々の安全 ファンクションをコンフィグレーショ ンで明確に分離 / SAFECONF に統合され た SAFEGRID エディタによる安全関連デ バイスファンクションのパラメータ設定 / タイムシーケンスを含む設定をシミュ レーション サポートするデータ型 ( ビットストリーム ) BOOL、SAFEBOOL システム制限 プロジェクト毎のワークシート : 1 含められるライブラリ : 20 安全・非安全信号の併用 純粋な安全ファンクションの他に、デジ タル非安全信号の接続や、安全・非安全 信号の併用(例 : スタートボタンや信号 ランプの制御用など) もサポートします。 これによりハードウェアの費用と配線支 出を削減します。 安全ファンクションブロック 基本機能のブール接続、タイマ、パルス 発生器、カウンタなどの他に、PLCopen 安全仕様 1.0 準拠の認証ファンクション ブロック 15 をオプションで提供 . 3) 2 チャンネル対応安全ランタイムシス テム SAFEPROG SafeOS は、2 チャンネルのダイバース、 高性能な、安全制御上の安全ランタイム システムです。冗長ソフトウェアアーキ テクチャは、SafeOS により、安全 PLC とシームレスに結合されます。SafeOS の追加ファームウェアサービスにユーザ 専用ファームウェアを組み合わせると、 他の OS が必要なくなります。その他の SafeOS の特徴: 実マシンコードによる高性能 / 非安全信 号の統合 / デバック機能 / メモリエラー 検出方法 / 2 つのダイバースチャンネル データ同期 / 広範囲の診断が可能 / ソフ トウェアウォッチドッグによる実行時モ ニタリング / 小から大までの安全制御に スケーラブル システム制限 PLC プログラムサイズ : ターゲットの使 用可能メモリにより異なり、最大 16 MB / PLC データサイズ : ターゲットの使用 可能メモリにより異なり、最大 16 MB / SafeOS サイズ : 各チャンネルにつき約 10KB 以上の空きメモリが必要。( 各チャ ンネルのこれ以上の必要メモリは、ユー ザ専用ハードウェアとユーザプロジェク トで考慮が必要 ) / I/O 信号 : 最大 64 KB 入出力信号 / プロセッサ ARM ( 命令セッ ト V4.0)、Intel x86、PowerPC 性能データ プロセッサ ARM 266 MHz 各入力と出力信号に 2KB の典型的サン プルプロジェクトによるプログラム実行 時間 < 400 µs 4) テスト自動化ツール SAFEFBTest テスト自動化ツールは、SIL 3 までの IEC 61508 規格に従うファンクションブロッ クを検証できます。状態図は安全関連 ファンクションブロックのプログラミン グの基礎として非常に有効でその過程が PLCopen ファンクションブロックの基 礎になっています。 SAFEPROG -4- SAFETY ALLIANCE (セーフティ アライアンス) 安全なテクノロジーのための オープンプラットフォーム KW-Software は 2012 年 Safety Alliance ( セーフティ アライアンス ) を 7 社で設 立しました! http://www.safety-alliance.com Safety Alliance とは ? 安全技術を提供する、リーディングオー トメーションメーカ、ソリューションと サービスプロバイダ、専門家、ユーザが、 お互いのコアコンピテンスを補完する 団体。KW-Software のマーケットスタン ダード製品周辺のオープン技術プラット フォームを、共同でマーケティング、拡 張開発、アプリケーションサポートをす ることを目的とします。これによって、 機能安全技術の開発、統合、アプリケー ションが簡素化されます。 安全技術の変遷 ヨーロッパや世界中で、安全技術に関す るさらに厳格な安全規格化が要求され、 機械安全市場の強力な成長につながって います。機械安全用のシステムが、安全 作業環境を増やし、そのため生産プロセ スとシステムの生産性・利潤の増加が確 保され、さらに産業の見込み市場を拡大 しています。自動車、食品飲料、包装、 マテハン、工作機械エンジニアリング、 プレス、電子部品と半導体、医薬品、そ の他 ( 航空、防衛、金属、印刷など。 陳腐化したシステムを安全関連システ ムに更新する、潜在的に有望なレトロ フィッマーケットの市場機会は巨大で す。機械安全ソリューションは、機械の 全体システム効率を改善します。これら は予定外のシャットダウン回数を減らし 動作時間を最適化します。プロセスの利 益率も運転時間の延長で増加し、機械の スループットも大きく拡張します。 これらの要因で、ここ数年の機能安全製 品・ソリューションへの要求が高まって います。 設立の背景 ロニクスオートメーションとドライブシ KW-Software は 2000 年より安全に焦点 ステムのリーダの 1 社で、従業員 1700 をあてたソフトウェアの開発を継続し、 人以上世界 40 箇所。オートメーションコ 今 年 2012 年、Safety Alliance を 立 ち 上 ンポーネント全般、ユーザインタフェー げました。 スから、モーションコントロール、コン バータ、電子モータ、など。 KW-Software の 安 全 ソ フ ト ウ ェ ア は、 IEC 61508 に 従 う 安 全 フ ォ ー カ ス ソ フ ◆ Phoenix Contact ( ドイツ ) トウェアの実質的リーダです。メーカ 80 年代後半フィールドバスが登場して 非依存で短期間に実装できます。B&R、 以来オープンシステム・インタフェース Baumuller, Bombardier, Kuka Roboter, の普及促進に尽力。電気エンジニアリン Lenze, Leuze, Phoenix Contact の各社は グ、エレクトロニクス、オートメーショ 当社の安全ソリューションをベースに使 ン分野コンポーネント、システム、ソ 用しています。 リューションの世界的メーカ。2011 年 従業員 12,300 人、売上約 1,500 億円。 当社のソフトウェアの利用が進展し、あ る種のコミュニティができています。 共有安全プラットフォームの技術コン Safety Alliance を設立した目的は、この ポーネントプロバイダ コミュニティをさらに発展させ、機能安 ◆ Esterel Technologies ( フランス ) 全技術分野の企業とスペシャリストのア 機能安全分野で、認証、高効率の開発、 ライアンスを形成することです。共通の テスト手法提供。航空防衛、鉄道、エネ 目標に向かって、より良いより短期間の ルギ、産業分野の安全クリティカルシス 実装を目指します。 テム開発のソリューションのリーディン グサプライヤ。 最新の Safety Alliance の動き 2012 年 6 月 11 日、初回の総会をフラン クフルトで開催。創立 7 社代表は、機能 安全に対する拡張開発の次のステップを 決定しました。協力は、特にハードウエ アアーキテクチャ、ソフトウェアのバリ デーション、安全プログラミングの今後 に焦点をあてます。 新たに選出された委員会メンバ :Franz Kaufleitner (B&R), Werner Düpjohann (Baumüller Nürnberg), Jakob Gärtner (Esterel Technologies), Andreas Orzelski (KW-Software) の 4 名 . Andreas Orzelski は委員会チェアマン、Peter Fuchs (KW◆ Green Hills Software ( オランダ ) Software) がスポークスマン。 KW-Software と認証プロジェクトで協力 委員会以外の創立メンバと代表 : 関係。組込み開発ソリューションの独立 Frank van den Berg (Green Hills Software), ベンダの最大企業で、IEC 61508 SIL3( 産 Dr. Peter Wratil (innotec), Hans-Jürgen 業 ) 他安全規格に認証済み OS をもつ唯 Koch (Phoenix Contact Electronics). 一のベンダ。防衛 / 航空、医療、産業、 自動車、ネットワーク、消費者他市場向け。 創立メンバと会員 会員は、マーケット標準の KW-Software ◆ KW-Softawre ( ドイツ ) ベース機能安全オープン技術プラット R&R, Baümüller, Bombardier, KUKA フォーム、拡張開発、アプリケーション Roboter, Lenze Drive Systems, Leuze をサポートする企業 electronic, Phoenix Contact 他 20 社以上 が当社認証安全ソフトウェアコンポーネ 安全システム / ソリューションプロバイダ ントを利用。 ◆ B&R ( オーストリア ) 産業オートメーションのグローバルリーダ。 開発・コンサルティングサービス : プロセスオートメーション、モーション ◆ innotec ( ドイツ ) コントロール、ビジュアリゼーション、 今日、機械とプラントのメーカとユーザ 産業通信を、幅広い産業ユーザへ提供す は人間と環境リソースの安全要求への対 るため、最新技術に最新エンジニアリン 応が必要。マシンの全危険性を減少しな グを結合し提供。 くすことが安全技術。安全専門コンサル ティング、教育、プロジェクト管理、開 ◆ Baümüller ( ドイツ ) 発支援、認証取得。 Nüremberg 本社の同族運営のエレクト -5- IEC 61131-3 ソフトウェアコンポーネント ハイエンドプログラミング ツール MULTIPROG Pro+ IEC 61131-3 の 5 言語(IL/ST/LD/FBD/SFC)サポート 直感的操作性と豊富なデバッグ機能 中規模以上。マルチユーザプロジェクト、複数ターゲット制御 日本語、中国語簡体、英語、独語、仏語の UI 言語 プログラミング ツール Windows XP,Vista, 7 小型コントローラ用プログラミングツール MULTIPROG Express IEC 61131-3 の 5 言語(IL/ST/LD/FBD/SFC)サポート シンプルな操作、小規模 PLC システム向け 日本語、英語、中国語簡体、ドイツ語の UI 言語 多様な組込みプラットフォーム用の PLC ランタイム ProConOS eCLR PLC、HMI、モーション制御、CN C、ロボット、センサなどの組込プラッ トフォーム上に PLC 機能を実装する、IEC 61131-3 PLC ランタイムソフト ウェア。IEC 61131-3 言語 + FB ライブラリを C、C++、C# でプログラミング。 コンパクトなフットプリント (100KB 以下 ) で、マシンコードの実行によ り高速に動作し、多様なプラットフォームに対応。 PLC, Robot, HMI, Slot PLC, Drive, ASIC ターゲット用 ランタイム VxWroks, Linux, Linux RT, Intime, Windows CE, Windows XP, Vista, 7, μ ITRON,… x86, ARM, SH2-4, PowerPC, Mips, NIOS, Cyclone, … ProConOS embedded CLR Realtime 効率的な IEC 61131 オートメーションソ フトウェア KW-Software GmbH マーケティン グディレクタ Peter Fuchs へのイン タビュー記事 ( ドイツ "SPS-Magazin" issue 1+2/2012 "Software for (safe) automation" より抜粋 ) KW-Software は、MULTIPROG で、標準 規格 IEC61131 準拠の PLC プログラミン グの最新ソリューションを提供してい ます。プログラミングツールには 2 つ のモデルがあります。 ここでは、KWSoftware マーケティングディレクタの Peter Fuchs 氏が、各モデルの使用対 象者、IEC61131 プログラミングインタ フェースからビジュアリゼーションを分 離するメリット、また、オートメーション ソリューション分野のソフトウェアのここ 数年の展開方向等について語ります。 Many RTOS Many CPUs Download Changes ます。その違いは ? 対象ユーザは ? P. F. MULTIPROG Pro+ は、中高レベルの 性能を要求される制御に適しています。 複雑なオートメーションタスクでもユー ザが解決できる機能があります。たとえ ばグラフィック表示プロジェクト比較、 マルチリソースプロジェクトです。ま たインスタンスを使うことで、1 オート メーションプロジェクトで複数コント ロールにサブタスクを割り当てられま す。特に、多くの変数を使う大規模プロ ジェクトでその力を発揮します。変数の 最大数は 100,000 コです。小規模システ ムやシンプルなオートメーションタスク 用には、MULTIPROG Express があります。 使用可能な変数の数、オートメーション プログラムの全体の大きさに制約があり ます。 MULTIPROG Pro+ vs. MULTIPROG Express Q. 従来からの製造業以外、たとえばエ ネルギー、モバイルプロセスマシンの オートメーション市場への展開は? Q. MULTIPROG には 2 つのモデルがあり P. F. 当社は創業以来、エネルギー供給分 -6- 野でビジネスを続けてきました。エネル ギー生成分野では、当社の技術コンポー ネントは発電所の例えばタービン制御で よく使われます。また現在急速に成長し ている再生可能エネルギー分野でも使わ れています。非常に重要なのは風力エ ネルギーで、たとえば親会社の Phoenix Contact の製品は、Nordex 社、Gamesa Wind 社の風力タービンのオートメー ションシステムに使われています。他の 分野では、太陽エネルギーがあります。 プロセシングマシン ( クレーン、建設機 械等 ) のメーカも当社技術製品に大きな 関心を寄せています。 Q. IEC61131 プログラミングツールのイ ンタフェースにビジュアリゼーションを 統合していません。インタフェースを分 離するメリットは ? P.F. 当社のお客様は、通常、自分のソ リューションに適したビジュアリゼー ションサプライヤを選択します。当社技 術コンポーネントは、スケーラブルに 設計した強力なモジュール構成なので、 オープンインタフェースによって、各 ビジュアリゼーションソリューション を統合できます。 Q. オートメーション技術で、オブジェ クト指向プログラミングはどのくらい 重要ですか ? P.F. IEC61131 機能と高級プログラミン グ言語の C# は明確に区別しています。 従来の PLC プログラマは従来通りのプ ログラミング環境を、高級言語プログ ラマは Visual Studio 環境を使うことが できます。これらの 2 つの世界が、規 格化された CIL 共通中間言語を通して、 ランタイムシステムへのインタフェー スで再び出会います。当社のモジュラ に統合されたプラットフォームで、た とえば IEC61131 と Visual Studio 環境で、 一貫したデバッグが可能になります。 Q. オートメーション技術の、特に貴社 がカバーする領域では、ソフトウェア の技術展開はどの方向へ向かっている と考えますか ? P.F. 一般的傾向は、機械とシステムエン ジニアリングではモジュラなプラット フォームソリューションに向かってい るように見えます。そこでは、プログ ラミングシステムは、他の .NET ベー スのユーザツールと同レベルに結合で きます。このことが、異なるオートメー ションのアプリケーションとソフト ウェアツールを、一貫したデータ管理 と標準化されたルック & フィールで統 合することを可能にします。当社もこ れを自社プラットフォームに適用して います。安全関連システムとソリュー ションを早くシンプルに開発すること が、今後大きく求められると思います。 このときに重要なことが、スケーラブ ルな技術コンポーネントなのです。 “μITRON + SHx” のデモシステムが加わりました ! PLC ラ ン タ イ ム の ProConOS eCLR に、 新デモシステムが加わりました! ProConOS eCLR は多様な CPU / RTOS (or BSP) に対応しています。 OS: VxWorks、Linux (RT)、 μ ITRON、 T-Kernel、Neutrino、Windows (CE、 XPe、XP、7)、Windows RT(INtime, RTX) 他。 CPU: イ ン テ ル x86、NIOS II、MIPS64、 ARM7/ARM9 SH2/3/4、PowerPC e300 他。 KW 日本の社内には、これまで 2 つのデ モシステム があり、そのプラットフォー ムは、XP + Atom 1.6GHz と、OS なし + ARM-Coretex-M 72Mhz です。 でに対応する eCLR を具体的にご覧頂く 体制を整えています。 MULTIPROG Pro+ プログラミングツール を使うと、1 つのプロジェクトで、複数 ターゲットを制御できます。 この春、日本でリクエストの多い “ μ ITRON + SHx” モデル を加え、高性能コ ントローラからコンパクトなデバイスま 評価・ご覧になりたい方は、当社営業ま でお問合わせください。 Windows XP,Atom (1.6GHz), 1GBRAM、2GB SSD, 24 DIO μ ITRON,SH4(240MHz), 32M RAM、16MFlash, 16 DIO OS なし ,ARM Cortex M3 (72MHz), 64KB RAM、 512KB FLASH DIO なし セールスサポート 児島 史郎さん Q2. KW-Software を志望した理由や経緯 について教えてください。 Q4. 趣味、休日の過ごし方などご自身に ついて教えてください。 当社のスタッフをご紹介します。 KW ソフトウェアでは、制御、機能安全、 通信と豊富なソリューションを提供して いますが、私の経験として最初に、産業 用通信の中でも、現在普及がさらに進ん でいる PROFINET のセールスサポートと して力を発揮したいと思い入社しました。 その後、KW-Software の主力技術である、 制御、機能安全の分野にも経験を拡げて 行ければという思いがありました。 音楽、特にジャズやロックが好きなので 好きなミュージシャンのライブがあれば 同じライブに何日も行ったりします。音 楽を含め様々なエンターテインメントが 好きなので、歌舞伎を始め音楽以外のラ イブにも興味を持ったものはよく観に行 きます。 Q3. KW-Software での現在の仕事、また 今後したいと考えている仕事は何ですか ? KW-Software は制御技術分野では数少な いソフトウェアメーカとして非常に注目 を集め、多くの方々に高い評価を得て いることを実感しています。私も KWSoftware の製品を扱えることに誇りを持 ち、多くのお客様にこの製品と技術をご 利用頂きお客様の技術にお役立て頂けれ ばと思っております。 Q1. これまでの経歴について簡単に教え てください。 大学卒業後は、 EDA(Electronic Design Automation) という技術分野で、 電子回路、基板の自 動設計ツール(ソフ トウェア)のメーカ に入社しました。 その後ハードウェア設計の経験を積むた め、デジタルカメラのメーカで機能評価 の仕事に携わった後、前職の産業用通信 のインターフェース基板メーカで技術サ ポートを行っていました。 KW-Software に入社する前のキャリアは 技術職の経験でしたが、今後のキャリア パスとしては、新しいビジネスを創出す る経験を KW-Software のセールスとして 積んで行きたいと考えています。 -7- Q5. 最後に一言お願いします。 Technology for Your Automation ドイツの Lemgo に本社のある KWSoftware は、PLCを初め各種コントロー ラメーカ様を対象に、約30年以上にわ たり産業制御エンジニアリング分野で 革新的なソフトウェア開発をして参りま した。1996年に日本でのビジネスを開 始、大手PLCやDCSメーカ様にOEMを中 お客様のオートメーションのための技術 心にご利用の実績があります。 2001年よりPhoenix Contact 社グルー プの一員となり、独立した技術サプライ ヤとしての位置づけがあり、一方グルー プとしてPhoenix Contactの開発した技 術の標準品外販の役割も担っています。 高度なオートメーション技術に求めら れる高性能性をコアコンピテンスとし、 制御・安全・PROFINET通信技術分野で、 主要規格に厳密に従うスケーラブルな 標準ソフトウェア製品を中核に、必要サ ービスを合わせて提供しています。 KW-Software GmbH ドイツ(本社) Langenbruch 6 32657 Lemgo Germany Tel : +49 5261-9373-0 Fax: +49 5261-9373-726 www.kw-software.com [email protected] 中国 www.kw-software.com/cn [email protected] ● マーケティング (ユーロ・ファーイースト㈱内) 〒107-0062 東京都港区南青山 1-15-18 リーラ乃木坂ビル901 Tel: 03-3470-8768 Fax: 03-3478-8648 © KWソフトウェア株式会社 2012.6 MULTIPROG、ProConOSはドイツ国KW-Software GmbHの登録商標です。その他記載されている会社名、製品名は各 社の登録商標または商標です。 -8- © KW-Software 2012 KWソフトウェア株式会社 ● 営業、 技術サポート 〒101-0032 東京都千代田区岩本町3-3-6 井門岩本町ビル9F Tel: 03-5823-5541 Fax: 03-3863-1505 www.kw-software.com/jp www.kw-software.jp [email protected] No. 4 (June, 2012) アメリカ www.kw-software.com [email protected]
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