分子雲コアの重力収縮 - Astrophysics Laboratory

分子雲コアの重力収縮
福田尚也(岡山理科大)
概要



グロビュールの例
(Alves et al. 2001, Nature)
近年、近赤外の減光の観
測から孤立した分子雲コア
であるグロビュールの密度
構造が測られてきた。
そのような天体での星形成
をシミュレートし、重力収縮
の計算を行う。
データの観測的な可視化
についても勉強する。
グロビュール(孤立した分子雲)
可視光でみたグロビュール
近赤外でみたグロビュール
(Alves et al. 2001, Nature)
グロビュールの密度構造のモデル
(Alves et al. 2001, Nature)
Bonnor-Ebert Spehreモデルでよくフィット
Bonnor-Ebert Sphereモデル

重力と圧力の平衡解
 パラメータζ
r

cs
4G c
 ζ>6.5なら不安定
→重力収縮
 ζ⇔密度コントラスト
Bonnor-Ebert Sphereモデルの拡張

より現実的な条件にするため、「分子ガス」の
外側に「原子ガスなど」の2層を考え、計算が
どうなるかを調べる。(New!)
実習手順
1.
2.
3.
4.
不安定なBonnor-Ebert Sphere(等温)を計算して
みよう。(cans1d/md_clsp)
シミュレーションコードを等温2相を計算できるよう
変更しよう。(hdmlwからソースを変更)
不安定なBonnor-Ebert Sphere(等温2相)を計算
してみよう。
密度のデータから柱密度のデータを作成してみよ
う。