軟弱な地盤では、地盤が徐々に沈下し、その上の建物が地盤に追 随して傾き外壁にヒビや亀裂が生じたり、ドアの開閉がスムーズでな くなったり、雨漏りが発生したりなど、いろいろな障害が現れます。この 様な現象を不同沈下といいます。 実際、住宅に関するトラブルの7割近くが地盤に関係していると言 われ、不同沈下が原因と見られる深刻な被害報告は跡を絶ちません。 ※不同沈下とは建物が不揃いに沈下を起こすことを言います。 家全体が均等に沈下するのではなく、一方向に斜めに傾くような状 態のことです。 ●基礎のコンクリートやモルタルに亀裂がはいる。 ● 境界のブロック塀や擁壁(ようへき)に亀裂がはいる。 ● 外壁や内壁に亀裂がはいる。 ● 建物周辺の土間コンクリートに亀裂が生じる。 ● 室内のクロスに裂け目やよじれが生じる。 ● 歩くと床鳴りがしたり、夜中に建物のきしむ音がする。 ● 建具やサッシの開閉がスムーズにできない。 ● 窓のカギがかからない ● 床が一方向に傾斜して、ゴルフボールが転がる。 ● 排水が流れず汚水があふれる。 ● 雨漏りがする。 ● 小さな地震でも大きく揺れる。 造成地の多くは盛り土をしています。自重で締め固まった 状態になるには数年掛かります。また、盛り土は転圧と いって人為的に締め固めをしますが、それが不充分な場 合、建物が不同沈下して傾いてしまいます。 ひな段造成などで切り土と盛り土が混在しているような場 所や、昔水路などがあった場所などは盛り土が不均等に沈 下しやすくなります。さらに転圧不足の場合は、不同沈下 の危険率が大きくなります。 コンクリートの擁壁は、工事の時点で内部を掘り後で埋め 戻されています。その為、図のように地盤に固い場所と柔 らかい場所があり、両方にまたがって家を建てると不同沈 下が発生しやすくなります。 コンクリートの擁壁の下部分が軟弱地盤だと、擁壁そ のものが重さを支えられず、傾いたり沈んだりして不同 沈下が発生しやすくなります。 軟弱な地盤上に自重の不均等な建物(部分2階建てな ど)を建てると自重の大きい側の沈下量が大きくなるた め、不同沈下が発生しやすくなります。 ・地盤調査 ・地盤補強工事 ・調査フロー ・工事フロー 御施主様 御施主様 地盤調査依頼を保険法人取次店 へ申し込みます。 工務店様 保険法人取次店 ➠ (保険法人へ地盤調査を申込み) (地盤調査ご発注) 地盤調査実施 調査報告書作成 ・結果考察 ・地盤解析 ・地盤補強提案 工務店様 保険法人取次店 工務店様へ 地盤調査報告書提出 ・ 地盤調査は、原則としてJISに定めるスウェーデン式サウン ディング試験とする。 ・ この試験により有効な調査・判断ができない場合は、 発注者様と協議の上標準貫入試験を実施し、地盤状 況を把握する。 ➠ (保険法人の地盤保証を申込み) (地盤補強工事ご発注) 地盤補強工事 実施 住宅相談センターグ ループが住宅関連 サービスのお手伝いを 致します! 地盤補強工事の依頼を保険法人取次店 へ申し込みます。 工事報告書作成 ・写真管理 ・品質管理 住宅相談センターグルー プの地盤会社は、住宅地 盤品質協会の会員であり、 地盤品質確保のために 日々研鑽を重ね、地盤事 故の根絶を目指していま す 工務店様へ 補強工事報告書提出 ・地盤調査の考察、解析に基づき地盤補強工事を実施。 ・主に地盤補強工法は以下の3種類。 ①表層改良工 ②湿式柱状改良工 ③鋼管杭工 の3種類。
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