労働市場ミクロ班 Ooshiro.R Sanada.H Nishimura.A Miyamoto.A Wakabayashi.A 希望の定義=期待成長率を上げる 期待経済成長率の推移 5 4 単年度見通 し 3年間見通 し 5年間見通 し 3 (%) 2 1 02 20 99 19 96 19 19 19 90 -1 93 0 年代 しかし、現在の期待成長率は年々下落傾向。 さらに、今後5年間の予想成長率は昨年度 の水準をさらに下回り、過去最低を更新。 0 -1 -2 -3 年代 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 1990 実質GDPのトレンド 実質成長率のトレンド 5 4 3 2 (%) 1 GDP 実質GDPと期待成長率トレンドの乖離 実質成長率と期待成長率の乖離 5 4 3 2 (%) 1 年代 04 20 02 20 00 20 98 19 96 19 94 92 19 -2 -3 19 19 90 0 -1 GDP 期待成長率 全体のチャート図 失業率の増大 将来の労働力の低下 ・女性の社会進出 ・フリーター数の増加 【供給面】 ・コスト削減による失業 【需要面】 ・雇用のミスマッチ 期待成長率の低下 現実の成長率も低下 将来の労働力の低下 【女性の社会進出】 夫雇用者世帯における妻の就業状態の推移 70 60 50 (%) 40 雇用者 専業主婦 30 20 10 0 1980 1985 1990 1995 2000 女性の労働市場進出が進み、1990年代には共働 き世帯の割合が専業主婦世帯の割合を上回った。 晩婚化に伴う25~29歳層の未婚者割合の増加 + 25~29歳層の有配偶者の労働力上昇 ↓ M字型カーブの底がシフト 出生率の低下←女性の社会進出 出生率は年々低下傾向にある。 要因:女性の晩婚化 特に女性の25~29歳の未婚率は1975年に20.9%であったものが、 1995年には48.0%と約2.3倍に上昇。 出生率 40 (人口千対) 35 30 25 出生率 20 15 10 5 0 1920 1930 1940 1950 1960 1970 1980 1990 2000 出生率の低下要因 女性の社会進出(晩婚化) 影響 ・将来世代の労働力の低下を招く。 ・年功賃金等の雇用慣行に影響を与える。 ・医療、年金等の社会保障分野において現 役世代負担を増加させる。 【フリーター数の増加】 フリーター数の増加 フリーター数の推移 250 万人 200 150 100 50 0 1982 1987 1992 1997 2000 若年層を中心に非正社員比率が急増している。 要因:若年層の意識の変化 景気低迷による非自発的な要因 フリーター数増加による影響 ・本人の技能形成、能力開発を阻害 ↓ 長期的に見て日本の潜在成長を低下させる ・税収の悪化 失業率の増大 【供給面】 現金給与額の推移 実質賃金は0.5%の増加となったが、以前緩やかな伸び 賃金所得の緩やかな伸びの要因 ↓ 人件費の抑制 企業収益→大幅に増加、しかし人件費は横ばいの推移 賃金の抑制手段 ・人件費カット (99年では給与総額が大幅に減少) ・パート、派遣などの非正社員の活用 (非正社員数が近年急増) 労働生産性(産業別) 図表3 都内産業別生産額(構成比)の推移(「東京都産業連関表」東京都総務局他をもとに東京都政策報道室想定) ・就業者数減少。 ・生産性もまた減少。 02 20 00 20 98 19 96 19 94 19 92 30 20 10 0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 19 (万人) 就業者の対前年比増減数の推移(製造業) 製造業 就業者の対前年比増減数の推移(建設業) 30 10 0 02 20 00 20 98 19 96 19 94 建設業 19 92 -10 19 (万人) 20 -20 -30 ・就業者数は2000年から減少。 ・生産性もまた減少傾向。 就業者の対前年比増減数の推移(金融、 保険業、不動産業) 5 2002 2000 1998 1996 1994 -5 1992 (万人) 0 金融、保険業、 不動産業 -10 -15 ・生産性は徐々に上昇傾向。 ・就業者数は増減幅があるものの、全体的に減少傾向 サービス業 2002 2000 1998 1996 運輸・通信業 1994 60 50 40 30 20 10 0 -10 -20 1992 (万人) 就業者の対前年比増減数の推移(非製造 業:サービス・卸売・飲食業) 卸売・小売業、 飲食業 ・就業者数は増加傾向。 ・生産性は年々わずかに増加傾向。 労働生産性の変化によってわかること 生産性の上昇がみられ、 就業者が増加した業種 →成長段階にある業種 〔第三次産業〕 生産性の上昇がみられたが、 就業者の増加が みられなかった業種 →リストラを進めた業種 〔金融、保険業、不動産業〕 生産性の低下がみられた が、就業者が増加した業種 ↓ 構造調整が遅れている業種 生産性が低下し、 就業者も減少した業種 ↓ 衰退段階にある業種 〔第一次産業、製造業、建設業〕 企業の将来の見通し(期待成長率)を低くする。 【雇用のミスマッチ】 年齢別雇用情勢 *若年の離職率上昇とは裏腹に有効求人倍率は高い *中高年の求職率の高さとは裏腹に有効求人倍率は低い 年齢 ~24 25~34 35~44 45~54 55~ 年齢計 有効求人倍率 0.93 0.76 1.02 0.39 0.12 0.59 単位(倍、%、万人) 完全失業率 完全失業者数 9.2 70 5.6 84 5.6 42 3.2 52 4.5 71 5.3 320 求人が充足しない理由 100% 90% 80% やる気・ 人柄 賃金 70% 60% 年齢 50% 職業能力や 経験 コンピュータ操作能力 40% 30% 20% 10% 職 術 技 術 ソ フ ト 技 ビ ー 接 客 サ 業 営 職 ス 売 ・ 事 般 一 ・ 務 財 販 務 理 経 職 理 管 系 術 技 営 業 ・ 事 販 務 売 系 系 管 管 理 理 職 職 0% ・全産業で最重視していることは「やる気と人柄」、 次いで「職業能力や経験」である。 再就職先を探すのが困難な理由 ・最も最重視されている要因が賃金や労働時間 ・若年層において重要視されている要因が倍率、技術・経験・資格不足など。 ・高齢層においては年齢制限が再就職を阻む要因となっている。 労働市場の需給ギャップ 労働者側 求人側 1、やる気、人柄 2、能力や経験 1、中高年層→年令、 労働条件 ギャップ 2、若年層→求人倍率、技術、 労働条件 年々構造的失業率が上昇している。 ・若年層:供給>需要 →理由は主に労働条件への不満。 ・中高年層:供給<需要 →理由は主に年齢制限・能力の不一致。 将来の労働力の低下 ・女性の社会進出 ↓ 出生率の低下 ・フリーター数の増加 失業率の増大 【供給面】 ・コスト削減による失業 【需要面】 ・雇用のミスマッチ 期待成長率の低下 現実の成長率も低下
© Copyright 2024 ExpyDoc