さんぱい市民講座 京都市環境局事業部廃棄物指導課 本日の内容 • 第1部 廃棄物とは • 第2部 京都市の産業廃棄物処理の現状 • 第3部 新京都市産業廃棄物処理指導計画 第1部 廃棄物とは 100% 13 その他 15 プラスチック類 33 紙類 90% 80% 家庭系一般廃棄物 70% 60% 家庭から 50% 40% 30% 20% 生ごみ 39 10% 0% (水分47%) 家庭ごみの物理的組成 その他, 5.1% ガラス類, 2.8% 湿重量組成 乾重量組成 金属類, 2.4% 紙類 22.7% 紙類, 32.0% 水分 47.4% プラスチック類 10.2% 厨芥類, 39.0% プラスチック類, 16.0% 繊維類, 2.7% 厨芥類 8.6% その他 4% 金属類 2% ガラス類 3% 繊維類 2% 排 出 前 使 用 用 途 別 組 成 100% 90% 80% 22.4 その他 37.6 9.7 70% 商品 (おもちゃ,日用品, 新聞紙等) 60% 21.9 50% 40% 12.1 容器・包装材 59.7 (紙箱,プラスチック製 容器,缶,びん等) 30% 20% 37.6 10% 8.2 0% 湿重量比 容積比 食料品 家 庭 ご み 物 理 的 組 成 の 経 年 変 化 100% 10.4 90% 20.7 6.8 1.6 8.7 80% 70% 45.1 55.8 8 38.9 38.1 60% 32.5 50% 13 15.7 40% 14.4 16.6 30% 20.1 20% 1.1 10% 0% 11.2 20.5 27.6 29.3 1971 1986 32.4 20.7 0.1 6.9 1951 1961 2002 不燃物 その他可燃物 厨芥類 プラスチック類 紙・セロファン類 第1部 廃棄物とは 家電4品目 家電リサイクル法 自動車リサイクル法 自動車 生ゴミ 容器包装リサイクル法 パッケージ 家庭から 家の建替,修繕等 建設リサイクル法 ■容器包装リサイクル法のしくみ■ ■家電リサイクル法のしくみ■ テレビ 新しいものに 買い換える YES 商品を購入する店で 引取りを依頼 YES 現在も引き続き YES 営業している NO エアコン 買った店が わかる 冷蔵庫 冷凍庫 NO NO 洗濯機 買った店で 引取りを依頼 近くの協力店に 引取りを依頼 お店が遠方 にある場合 ■パソコンリサイクルのしくみ■ ■自動車リサイクル法のしくみ■ ■建設リサイクル法のしくみ■ ミンチ解体 分別解体等と再資 源化等の義務付け 分別解体 分別 混合廃棄物 ・コンクリート廃材 ・アスファルト廃材 ・廃木材 リサイクル 最終処分 ・再生砕石 ・再生アスファルト ・木材チップ 家庭系一般廃棄物 家庭から 浄水場 下水処理場 産業廃棄物 工場から 特別管理産業廃棄物 病院から 廃棄物の分類 廃 棄 物 生 活 系 廃 棄 物 事 業 系 廃 棄 物 一 般 廃 棄 物 普 通 ご み 粗 大 ご み 事 業 系 一 般 廃 棄 物 可燃物 紙類,厨芥,繊維,木,竹類 プラスチック,ゴム,タイヤ 不燃物 金属,びん,雑物 冷蔵庫,テレビ,洗濯機 等家電製品 机,タンスなど家具類, スプリングマットレス,自転車,畳など し尿,生活雑排水 ・ あらゆる事業活動に伴うもの 産 業 廃 棄 物 ・ 特定の事業活動に伴うもの ・ 上記の産業廃棄物を処理するために処理したもの 特別管理産業廃棄物 産業廃棄物の種類(1)-業種によらないもの- 燃え殻 石炭がら,焼却灰,廃活性炭 等 汚泥 排水処理汚泥,建設系汚泥,製造工程から出る泥 状物 等 廃油 廃潤滑油,アルコール等の廃溶剤,固形石鹸 等 廃酸 廃硫酸,廃塩酸,廃定着液,廃鉛バッテリー 等 廃アルカリ 廃ソーダ液,廃アンモニア液,廃現像液 等 廃プラスチック 合成樹脂くず,合成繊維くず,廃タイヤ 等 ゴムくず 天然ゴムくず 金属くず 空き缶,鉄くず,半田くず 等 ガラス・陶磁器くず 空き瓶,陶磁器くず,石膏ボード 等 鉱さい 鋳物廃砂,不良鉱石 等 がれき類 工作物の新築,改築又は除去に伴って生ずるコン クリートの破片,その他これに類する不要物 ばいじん 集じん施設で集められた灰 産業廃棄物の種類(2)-業種によるもの- 紙くず 紙,板紙のくず 等 木くず 木材片,おがくず 等 木材,木製品製造業 等 新築,改築等に伴う木くず 建設業 繊維くず 木綿等の天然繊維くず 新築,改築等に伴う繊維 くず 繊維工業 建設業 動植物性残渣 のりかす,醸造かす 等 食料品,医薬品製造業等 紙,紙加工製造業,印刷 出版業 等 新築,改築等に伴う紙くず 建設業 動物系固形不要物 牛,豚,食鳥等の不可食 部分等の不要物 と畜場,食鳥処理場 動物のふん尿 牛,馬,豚等のふん尿 畜産農業,畜産類似業 動物の死体 牛,馬,豚等の死体 畜産農業,畜産類似業 政令第13号廃棄物 産業廃棄物を処分するために処理したものであって, これらに該当しないもの 廃棄物の分類 家庭から発生する廃棄物 定められた 20品目 廃棄物 産業廃棄物 事業活動に伴って 発生する廃棄物 特別管理 産業廃棄物 事業系一般廃棄物 業 者 収 集 ご み 物 理 的 組 成 の 経 年 変 化 100% 90% 80% 70% 不燃物 その他可燃物 厨芥類 プラスチック類 繊維類 木竹・わら類 紙・セロファン類 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 1981 1991 2002 ■食品リサイクル法のしくみ■ 主務大臣 (環境大臣,農林水産大臣) 指導・助言 実効的措置 食品関連事業者 食品の製造,流通,販売,外食など 規制緩和措置 勧告・命令等 (取り組みが不十分) うち年間排出量100 t 以上の者 登録 肥飼料等製造業者 認定 食品関連事業者 (再生利用事業計画) 食品循環資源 食品関連事業者 有機農作物 肥飼料等 製造業者 農林漁業者等 肥飼料等 ■委託による再生利用を推進 ■三者による安定的な取引関係を確立 持 ち 込 み ご み 物 理 的 組 成 の 経 年 変 化 100% 90% 80% その他不燃物 ガラス類・陶磁器類 土砂・がれき類 金属類 その他可燃物 厨芥類 プラスチック類 木竹・わら類 紙・セロファン類 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 1971 1981 1991 2002 家庭系一般廃棄物 家庭から 事業系一般廃棄物 クリーンセンター 事務所・ お店から 産業廃棄物 産業廃棄物 処理施設 工場から ごみ収集量と 人口の推移 120 150 110 145 100 140 90 135 京 都 市 の 人 口 ごみ収集量 80 70 60 50 40 30 20 持込ごみ 業者収集 市収集 10 0 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 (kg/人月) (事業系ごみも含む) 50 市民一人が1ヶ月に 45 ゴミ袋1個分 出すごみ量の推移 = 約 4 Kg 40 35 30 ちなみに平成14年度は 25 41.2 kg/人月 20 15 × 10個! 10 5 家庭系ごみ : 事業系ごみ 0 ×5個 明治33 大正11 昭和15 昭和35 約100年前 約80年前 約60年前 約40年前 昭和55 平成12 約20年前 現在 ×5個 無駄に捨てられる食べ残し・手付かず食品の値段 50 世 帯 3 日 分 の 手 付 か ず 商 品 無駄に捨てられる費用(年間) 1世帯(4人家族の場合) 食品を無駄に購入した費用 ¥101,500 税金として支払ったごみ処理費用 ¥7,400 合計 ¥108,900 1 t 当たりのごみを処理するのにかかる費用 家庭ごみ 収集・運搬 37,709円 破砕 21,879円 焼却 21,196円 粗大ごみ 焼却灰埋立 埋立 持ち込みごみ 可燃ごみ 粗大ごみ 不燃ごみ 埋立 焼却灰埋立 35,189円 5,858円 64,763円 86,642円 27,054円 48,933円 35,189円 廃棄物の処理責任 ● 事業者は事業活動に伴って生じた全ての廃棄物を自らの 責任において処理しなければならない ● 自ら処理できない場合は,許可を受けた処理業者に処理 を委託しなければならない ● 全ての廃棄物は「廃棄物処理法」に基づいて適正に処理 しなければならない <処理を委託する場合の流れ> 特別管理産業廃棄物 産業廃棄物 事業系一般廃棄物 契約 特別管理産業廃棄物 産業廃棄物 事業系一般廃棄物 収集運搬業者 収集運搬業者 収集運搬業者 市クリーンセンター 特別管理産業廃棄物 産業廃棄物 処分業者 処分業者 市埋立処分場 主な中間処理の方法と処理できる廃棄物の例 産業廃棄物 焼却 廃油,汚泥,動植物性残渣,動物の糞尿,動物の死体, 廃プラスチック類,ゴムくず,廃酸,廃アルカリ 等 中和 廃酸,廃アルカリ 脱水 汚泥 破砕 廃プラスチック類,がれき類,ガラス・陶磁器くず 溶融 廃プラスチック類,燃え殻,ばいじん 堆肥化 有機性汚泥,動植物性残渣 最終処分とは・・・ 最終処分 埋立処分 安定型最終処分場 管理型最終処分場 海洋投入処分 遮断型最終処分場 *ただし,感染性廃棄物や廃油,廃酸,廃アルカリ等は 上記のいずれの処分場でも埋立できません 最終処分・・・ 安定型最終処分場 管理型最終処分場 遮断型最終処分場 処分できる廃棄物の種類 廃プラスチック類,金属くず,ガラス・陶磁器くず,ゴムくず,がれき類 最終処分・・・ 安定型最終処分場 管理型最終処分場 遮断型最終処分場 処分できる廃棄物の種類 燃え殻,汚泥,鉱さい,ばいじん,紙くず,木くず,繊維くず,動植物性残渣, タール・ピッチ類,廃石綿 最終処分・・・ 安定型最終処分場 管理型最終処分場 処分できる廃棄物の種類 有害な金属等を含む(燃え殻,ばいじん,汚泥,鉱さい等) 遮断型最終処分場 1200 不法投棄対策 5000 不法投棄処理件数 1000 環境局による 4000 クリーンアップチーム 不法投棄処理量 600 2500 2000 400 1500 1000 200 500 0 0 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度 平成14年度 件 t 3000 大規模な不法投棄は 減少しているものの, 小規模なものの件数 は増加している 3500 800 の組織化 ・ ・ ・ ・ ・ 4500 もっぱら物とは? 「もっぱら再生利用の目的となる廃棄物」 = 「もっぱら物」 古紙 くず鉄 あきびん類 古繊維 第2部 京都市の産業廃棄物処理 京都市域における平成13年度の 産業廃棄物の発生量 289万トン 10トン積みダンプトラックに 載せて1列に並べると・・・ *全国 40,600万トン 京都~東京 3往復 一般廃棄物 の3.7倍 産業廃棄物発生量の割合 鉱さい ばいじん 全国 汚泥 動物の糞尿 がれき類 その他 金属くず 木くず 廃プラ 京都市 0% 10% 20% 30% 全 国 : 40,600 万トン/年 京都市 : 289 万トン/年 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (万トン) 400 業種別発生量 360万トン 350 その他 (万トン) 300 289万トン 電気・ガス ・水道業 製造業 発生量 140 その他 120 250 電気・ガス ・水道業 200 100 80 150 製造業 製造業 100 50 60 40 建設業 建設業 その他 輸送用機械 出版・印刷 繊維 飲料 食料品 20 0 0 平成8年 平成13年 平成8年 平成13年 減量化量 (67%) 再生利用量 (28%) 埋立処分量 (5%) 減量化量,再生利用量,埋立処分量の内訳 その他 特管 100% 埋立処分量 1 3 8 (5%) 廃油 90% 木くず 80% 70% 60% 再生利用量 826 (28%) 50% 減量化量 1,932 (67%) 汚泥 40% 30% 20% 10% 0% 1 減量化量,再生利用量,埋立処分量の内訳 100% その他 汚泥 90% 埋立処分量 1 3 8 (5%) 80% 鉱さい 金属くず 70% 60% 再生利用量 826 (28%) 50% 減量化量 1,932 (67%) 40% がれき類 30% 20% 10% 0% 1 温めて減量化します 再 生 利 用 品 の 例 細かく砕いてペレット (粒子)化します 破砕・チップ化 破砕後大きさを そろえます 色分けしたあと,砕 いてガラス原料に 製鉄所で溶かして新たな 製品に作り変えます 精製して燃料として 利用します 減量化量,再生利用量,埋立処分量の内訳 100% その他 90% 埋立処分量 1 3 8 (5%) 再生利用量 826 (28%) 80% 70% がれき類 60% 木くず 50% 減量化量 1,932 (67%) 金属くず 汚泥 40% 30% ガラス・陶磁器くず等 20% 10% 廃プラスチック 0% 1 産業廃棄物種類別 処理量 (万トン) 減量化量 再生利用量 埋立処分量 燃え殻 汚泥 廃油 廃酸 廃アルカ リ 廃プ ラ スチック類 ゴムくず 金属くず ガラ ス・陶磁器くず等 鉱さい がれき類 ばいじん 紙くず 木くず 繊維くず 動物性残渣 動物のふん尿 動物の死体 特別管理産業廃棄物 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 産業廃棄物の 広域移動状況 京都市の産業廃棄物 処分 京都市内 52% 京都市外 48% 産業廃棄物の広域的移動状況 市 内 排 出 業 者 の 委 託 処 理 量 120 100 市 外 か ら の 流 出 量 32 80 60 23 40 22 22 37 37 81 19 20 20 34 0 2 3 3 11 6 0 10 11 25 20 58 9 9 12 15 3 0 汚 泥 :流出分 廃 油 廃 プ ラ ス チ ッ ク 紙 く ず :市内処理分 木 く ず 動 植 物 性 残 さ 金 属 く ず ガ ラ ス ・ 陶 磁 器 く ず 等 鉱 さ い 518 294 市 外 か ら の 流 出 量 555 332 0 0 161 38 34 (千t) 0 1 1200 市 内1000 排 出 800 業 者 の 600 委 託 400 処 理 200 量 (千t) 特 管 産 廃 20 200 40 400 60 (千t) が れ き 類 (千t) 合 計 600 施設の種類別能力と平成13年度の処理実績 施設の種類 焼却 事業所数 処理能力 H13年度実績 稼働率(%) 12 160 (t / 日) 47,717 (t / 年) 93 8 7,360 (t / 日) 381,075 (t / 年) 16 27 711 (t / 日) 192,698 (t / 年) 85 廃酸・廃アルカリの中和 1 16 ( ㎥ / 日) 763.1 ( ㎥ / 年) 15 廃油の分級再生 1 9 ( ㎥ / 日) 1,165 ( ㎥ / 年) 40 汚泥の脱水固化 1 251 ( ㎥ / 日) 51,995 ( ㎥ / 年) 65 堆肥化 1 19 (t / 日) 2,238 (t / 年) 37 安定型最終処分場 1 53,214 (㎥) 218 (t / 年) がれき類破砕 がれき類以外の破砕 - 処理施設の立地状況 処理施設 :民間 埋め立て処分場 南部に偏在 :市 :民間 :市 焼却施設設置 50 一般廃棄物 事業場数の推移 45 (許可対象施設) 40 産業廃棄物 35 30 事 業 場 25 数 20 15 10 5 0 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 行政区別の不適正処理事業者数 90 その他 80 不法投棄 堆積等 70 粉塵・騒音 60 野外焼却 50 40 30 20 10 0 北区 上京区 左京区 中京区 東山区 山科区 下京区 南区 右京区 西京区 伏見区 産業廃棄物処理の主な課題 資源循環に関する課題 発生抑制・再生利用対策が困難な廃棄物の比率が増加 再生利用施設の設置にかかる市民の合意形成 循環型社会ビジネス振興のための基盤づくり 適正処理の推進・不法投棄撲滅 不法投棄や不適正処理業者に対する機動性のある指導監視体制と 効率的な摘発体制 保管の長期化に伴うPCB廃棄物の対応 社会意識の高揚 市民・事業者の意識・モラルの向上とライフスタイルの見直し 循環型社会構築に向け先進的取組を進める処理業者への社会的理解の醸成 処理業者等の地域社会でのパートナーシップの構築 第3部 新京都市産業廃棄物指導計画 1 計画の位置づけ 国の法律・計画 環境基本法 循環型社会形成推進基本法 京都府の計画 廃棄物処理法 資源有効利用促進法 京都府循環型社会形成計画 市の総合計画 京都市一般廃棄物(ごみ)処理基本構想 (1998年~2005年) 京都市基本構想 京都市循環型社会推進基本計画 (2003年~2015年) 京都市基本計画部門別計画 (2001年~2010年) 新京都市産業廃棄物処理指導計画 安らぎ 華やぎ 京都21推進プラン 基本計画前半5年間の実施計画 (2004年~2010年) 第3部 新京都市産業廃棄物指導計画 新京都市産業廃棄物指導計画の基本理念 循環型社会の構築と廃棄物処理に係る環境負荷の低減 計画の6つの数値目標 計画の4つの政策目標 第3部 新京都市産業廃棄物指導計画 400.0 計画の6つの数値目標 減量化量 360.6 再生利用量 350.0 埋立処分量 目標年度:平成22年度 289.6 300.0 274.4 -5% 目標値 発生抑制率 250.0 5%削減 再生利用率 4ポイント増 埋立処分量 50%削減 市域内処理率 4ポイント増 ISO14001認証 取得事業所数 250件 KES認証 取得事業所数 850件 処理量 (万トン) 数値目標項目 240.2 (66%) 200.0 193.2 179.4 (65.4) (67%) 150.0 100.0 95.4 50.0 :平成13年度比 0.0 82.6 (28%) (27%) (7%) 25.0 平成8年度実績 (5%) +4% 88.2 (32.1%) (2.5%) 13.8 6.8 平成13年度実績 平成22年度目標値 第3部 新京都市産業廃棄物指導計画 計画の4つの政策目標 ・ 発生抑制と再生利用の推進(排出事業場対策) ・ 資源循環の「環」の拡大 (市域内処理率の向上と循環型処理システムへの転換・高度化) ・ 適正処理の推進・不法投棄撲滅 ・ 社会意識の高揚 ・ 発生抑制と再生利用の推進(排出事業場対策) 1 排出事業者に対する指導 • 多量排出事業者による処理 計画作成指導 • 立ち入り検査の実施及び業 界団体を通じた,効率的な指 導の実施 • KES環境マネジメントシステ ム・スタンダード,ISO14001 の認証取得支援 • 業種別「産業廃棄物処理自 己診断チェックリスト」 発生抑制と再生利用の推進には 排出事業者の取り組みが最も重要です。 ・ 発生抑制と再生利用の推進(排出事業場対策) 1 排出事業者に対する指導 2 公共による再生資材等の利用促進 • 市発注工事における 建設廃棄物の発生抑制 及び再生資材利用促進 • 「京都市建設リサイクル 推進プラン ‘02」の推進 • グリーン購入の推進 京都市は率先してグリーン購入を 推進すると共に,市発注工事での 再生資源の利用拡大を図っていきます ・ 発生抑制と再生利用の推進(排出事業場対策) 1 排出事業者に対する指導 2 公共による再生資材等の利用促進 3 個別リサイクル法の円滑な運用 個別品目の特性に応じて 制定された,新たな法律に基づき 許可や指導を行います NEW • 「建設リサイクル法」による届 出・報告・立ち入り検査等の 実施 NEW • 「自動車リサイクル法」による 引き取り業者等の登録システ ムの整備,許可,立ち入り検 査,報告徴収等 ・ 発生抑制と再生利用の推進(排出事業場対策) 1 排出事業者に対する指導 2 公共による再生資材等の利用促進 3 個別リサイクル法の円滑な運用 4 再生利用情報提供システムの充実 • 「リサイクルガイドブック(改訂 版)」の作成 • 「リサイクルデータベース」の 充実(操作性の改善,情報内 容拡大等) • 産業廃棄物相談コーナーの 設置 ・ 資源循環の「環」の拡大 ―――(市域内処理率の向上と循環型処理システムへの転換・高度化) ・ 資源循環の「環」の拡大 ―――(市域内処理率の向上と循環型処理システムへの転換・高度化) 1 再生利用施設の設置促進 再生利用の推進には 受け皿となる施設が必要です • 処理業から資源循環業への 業態転換指導 • 「再生利用登録制度」の活用支援 ・ 資源循環の「環」の拡大 ―――(市域内処理率の向上と循環型処理システムへの転換・高度化) 1 再生利用施設の設置促進 2 産学公連携による新技術研究・開発と循環型社会ビジネスの進行 産 学 NEW NEW 公 • 新技術研究・開発を進める ための異業種交流や産学公 連携の場をコーディネート • 京都市の事業化支援施策を活用した循環型社会ビジネスの振興 ・ 資源循環の「環」の拡大 ―――(市域内処理率の向上と循環型処理システムへの転換・高度化) 1 再生利用施設の設置促進 2 産学公連携による新技術研究・開発と循環型社会ビジネスの進行 3 循環型社会構築に向けた新たな制度等の検討 NEW NEW • 優良事業者への経済的・情報インセンティブ手法の活用検討 • 事業者による「産業廃棄物自主行動計画」策定及び公表 報告徴収 実績報告 産業廃棄物処理業者 優良業者選定 LCA・再生利用提案 評価 市民 事業者 研究機関 排出事業者等 自主行動計画提出 京都市 閲覧 ・ 資源循環の「環」の拡大 ―――(市域内処理率の向上と循環型処理システムへの転換・高度化) 1 再生利用施設の設置促進 2 産学公連携による新技術研究・開発と循環型社会ビジネスの進行 3 循環型社会構築に向けた新たな制度等の検討 4 近畿圏の府県市等との連携 • 近畿圏における廃棄物 交換制度の研究等 NEW 近畿圏の産業廃棄物行政を 所管する自治体間の連携を強化し, 広域的に移動する産業廃棄物の 再生利用等に対応していきます • 京阪神ゴミゼロ型都市推進協議会事業への参画 • 近畿ブロック産業廃棄物処理対策推進協議会への参画 ・ 資源循環の「環」の拡大 ―――(市域内処理率の向上と循環型処理システムへの転換・高度化) 1 再生利用施設の設置促進 2 産学公連携による新技術研究・開発と循環型社会ビジネスの進行 3 循環型社会構築に向けた新たな制度等の検討 4 近畿圏の府県市等との連携 5 産業廃棄物の収集運搬に係る環境負荷の低減 NEW NEW • 排出規模の小さい産業廃棄物の積替保管施設での集約化による 運搬効率の向上と再生利用可能物の選別を推進 • 自動車輸送から環境負荷の低いJR貨物,船舶等の活用の推進 NEW • 低公害車両導入促進 ・ 資源循環の「環」の拡大 ―――(市域内処理率の向上と循環型処理システムへの転換・高度化) 1 再生利用施設の設置促進 2 産学公連携による新技術研究・開発と循環型社会ビジネスの進行 3 循環型社会構築に向けた新たな制度等の検討 4 近畿圏の府県市等との連携 5 産業廃棄物の収集運搬に係る環境負荷の低減 6 産業廃棄物処理に係る市の関連部局との連携強化 • 京都市循環型社会推進基本計画の 推進 • 施設の設置等に際し,事務手続きの ワンストップサービス機能の発揮 関連部局の連携強化により 事務の効率化と申請者の 利便性の向上を図ります ・ 適正処理の推進・不法投棄の撲滅 1 排出事業者・処理業者に対する許可及び適正処理指導 • 各種「産業廃棄物適正処理 の手引」の作成,講習会の開 催,立入検査の実施 • 処理施設の設置・維持管理 に係る指導指針の作成,環 境保全対策の強化 NEW • 産業廃棄物処理施設に係る 情報公開の推進 ・ 適正処理の推進・不法投棄の撲滅 1 排出事業者・処理業者に対する許可及び適正処理指導 2 廃棄物情報管理システムの充実 • 排出事業者,許可業者に関する 処理状況,立入検査・報告等の情 報の電子化 NEW • 電子マニフェストシステムへの参 加促進 NEW • 許可申請・届出・報告に係る電子 化検討 • 市ホームページへの各手引書,法 令等資料集,許可台帳,申請書等 の掲載 各種情報の電子化を進めると ともに,申請時の電子化に ついても検討していきます ・ 適正処理の推進・不法投棄の撲滅 1 排出事業者・処理業者に対する許可及び適正処理指導 2 廃棄物情報管理システムの充実 3 公共関与による処理 適正処理の確保の観点から 民間事業者による施設設置が 困難なものについての支援を 継続していきます • 「大阪湾フェニックス計画」への 参画継続 • ㈱京都環境保全公社への支援 継続,再生利用施設整備の推 進 • 市施設での「あわせ産廃」の受 入れ ・ 適正処理の推進・不法投棄の撲滅 1 排出事業者・処理業者に対する許可及び適正処理指導 2 廃棄物情報管理システムの充実 3 公共関与による処理 4 不法投棄対策の強化と「京都市産業廃棄物の不適正な処理の防止等に 関する条例の円滑な運用」 1 • 条例に係る保管用地の調査・監視・立入検査・指導の実施 NEW • 監視体制の強化(環境パトロール隊,スカイパトロール,車両検問の実 施,監視カメラ等の設置) ・ 適正処理の推進・不法投棄の撲滅 1 排出事業者・処理業者に対する許可及び適正処理指導 2 廃棄物情報管理システムの充実 3 公共関与による処理 4 不法投棄対策の強化と「京都市産業廃棄物の不適正な処理の防止等に 関する条例の円滑な運用」 2 NEW NEW NEW • 京都府,近隣府県市,警察, (社)京都府産業廃棄物協会等との 連携強化による不法投棄案件に対 する厳格かつ迅速な対応 関係機関等との連携を強化し, 迅速かつ機動的に対応できるよう 監視体制を確立します。 • タクシー等旅客運送事業者及び 郵便局との提携による不法投棄監視制度 • 市民からの通報に迅速に対応できる体制の確立 NEW • 「京都府硫酸ピッチ規制条例(平成16年1月施行)」への対応 ・ 適正処理の推進・不法投棄の撲滅 1 排出事業者・処理業者に対する許可及び適正処理指導 2 廃棄物情報管理システムの充実 3 公共関与による処理 4 不法投棄対策の強化と「京都市産業廃棄物の不適正な処理の防止等に 関する条例の円滑な運用」 5 平成28年までにすべてのPCB廃棄物の処理完結を目指します。 NEW NEW • 保管・使用事業場に対する適 正な保管・管理の周知指導 • 近畿ブロック関係府県市と連携 し,日本環境安全事業㈱による PCB廃棄物処理の促進 ・ 社会意識の高揚 1 市民啓発事業の実施 • 啓発パネルの作成,「京都市 出前トーク」制度による講師派 遣 • 市ホームページ等を通じた行 政分析結果等産業廃棄物情 報の公開促進 • 「京都環境賞」の授与等を通じ た循環型社会の形成に先進 的に取り組む個人・団体への 顕彰 普段市民の目に触れる機会の 少ない産業廃棄物について 日常生活とも深く関わりのあることを 広く市民に周知・啓発を図ります。 ・ 社会意識の高揚 1 市民啓発事業の実施 2 環境教育の推進 NEW • 「京エコロジーセンター」を拠点とし た企業の環境担当者,市民,NPOと の連携 • 「環境学習副読本」等を通じた学校 教育における環境教育の推進 環境学習のための ネットワーク構築を進めます ・ 社会意識の高揚 1 市民啓発事業の実施 2 環境教育の推進 3 産業廃棄物連絡協議会事業の推進 • 学識経験者,産業廃棄物排出事業者,処理 業者,市民,行政における相互の情報交換 • 協働事業の実施(環境フォーラムきょうと開催,処理施設見学等の実施) • 協議会のホームページ(「京都産廃ネット」)を通じた情報公開の充実,先進的取り 組み事業者の紹介等 • 企業における環境情報(環境報告書,環境会計等)の公開とグリーン購入推進 • 事業者団体等が取り組む産業廃棄物に関する啓発事業等への協力・支援 ■ 計画の円滑な推進のために 事業者の役割 (1)環境管理体制の確立と情報の公開 処理業者の役割 市民の役割 京都市の役割 (事故管理体制の整備と適正な委託処理) (2)自社廃棄物の発生抑制及び 再生利用の促進 (3)自社製品等のLCA徹底 (4)再生原材料の使用拡大 (5)使用済み製品・消耗部品の 回収体制整備 ■ 計画の円滑な推進のために 事業者の役割 処理業者の役割 市民の役割 (1)処理に係る環境保全対策の徹底 と環境負荷低減のための取組 (2)処理施設の設置・運営及び 情報の公開 京都市の役割 (3)地域社会での共存と貢献 (4)経営基盤の安定及び資質の向上 (5)新たな技術開発と循環型社会 ビジネスの振興 ■ 計画の円滑な推進のために 事業者の役割 (1)産業廃棄物に対する正しい理解 処理業者の役割 (2)省エネの実践 市民の役割 (3)ライフスタイルの見直し 京都市の役割 「所有する」→「借りる・サービスを利用する」 「使い捨て」→「良いものを長く使う」 (4)再生利用品の優先購入 (5)不適正処理行為を発見した際の 関係機関への情報提供 ■ 計画の円滑な推進のために 事業者の役割 (1)本計画の周知と施策の実施 処理業者の役割 市民の役割 (2)廃棄物処理法をはじめとする 関係法令の迅速かつ厳正・公正 な運用 京都市の役割 (3)循環型社会形成に向けた 関係者相互のコーディネート 及び調査研究
© Copyright 2024 ExpyDoc