ピッキング作業時間短縮を目的とする ロケーションの決定に関する研究 流通情報工学科 0623044 望月 聡之 物流改善事例 内訳 物流改善事例における改善対象の割合 改善対象となる荷役作業の内訳 配送センター内 コスト内訳 入荷業務 保管業務 オーダーピッキン グ 出荷業務 合計 人件費 設備費 管理費 倉庫費 % % % % 15 5 10 7 10 25 10 13 55 55 70 63 20 100 15 100 10 100 17 100 目的 モデル概略 6m 保管棚 10m 2m 台 車 ピッカー 出入り口 モデル概略 モデル詳細 •ピッキング時のロス時間(商品を棚から取り出すために要する時間)、検品 時の待ち時間(商品のロケーションを確認するために要する時間)は棚の高 さによって設定する。 •棚板の高さ、商品のサイズ(長さ、幅、高さ、重さ)は身長160cmの作業 員が十分に作業できるよう設定する。 •ピッキング作業はピッカー1人で行うものとする 四段目 D:非常に遅い C:出荷頻度かなり低い B:早い 三段目 A:非常に早い 二段目 C:遅い 一段目 注文データ 実データ 顧客数(件) 商品種類数(種類) 注文数(個) 注文行数(行) 今回使用するデータ 121 10 1280 40 18080 600 2160 121 B商品 B商品 C商品 A商品 B商品 C商品 A商品 B商品 出入り口 出入り口 パターン1 パターン2 C商品 C商品 ⑨ ⑩ ⑧ ⑦ ⑤ ⑥ ④ ③ ① ② 出荷頻度低い B商品 B商品 A商品 A商品 出荷頻度高い 出入り口 パターン3 パターン1 補足 パターン2 補足 パターン3 補足 ランダムパターン 補足 シミュレーション結果 考察① 7000 6000 5000 4000 移動距離(m) 3000 2000 1000 0 パターン1 パターン2 パターン3 ランダム1 ランダム2 考察② パターンごとの距離 理由 結論 シミュレーションの結果、オーダーパターンを考慮 し、総移動距離が短くなるように商品のロケーション を決定すれば良いということが分かった。 課題 本研究でのシミュレーションは実データと100% 同じものを使って行ったものではない。そのためより 精確な結果を得るためには、実データと全く同じ商 品の種類数、合計数、顧客数(出荷先)、実際の現 場に限りなく近いモデルを作り上げシミュレーション を行う必要がある。 ご清聴ありがとうございました 注文データ 顧客数(出荷先) 10件 商品種類数 40種類 注文数 600個 注文行数 121行 棚四段目(最上段) 高さ 1700mm 棚 高さ 2200mm 棚三段目 高さ1200mm 棚二段目 高さ700mm 棚一段目 高さ200mm 結果 オーダー1件ごとの 所要時間(秒) A社 B社 C社 D社 E社 F社 G社 H社 I社 J社 総作業時間 パターン1 1326 937 722 393 191 123 34 32 22 10 3790 パターン2 パターン3 1411 948 735 401 172 147 60 34 19 18 3945 1924 1367 912 598 289 192 62 35 23 22 5424 項目 運用方法 固定ロケーション アイテム毎に保管 場所を決める フリーロケーション 空いている場所 に保管していく ダブルトランザクショ ン ピックエリアとストッ クエリアを定め、 ピックエリアは固定ロ ケーション、 ストックエリアはフ リーロケーション で運用 保管効率 低い 高い 高い ピッキング 効率 高い 低い 高い B商品 B商品 C商品 A商品 出入り口 パターン1 B商品 C商品 A商品 B商品 出入り口 パターン2 C商品 C商品 出荷頻度低い B商品 B商品 A商品 A商品 ⑨ ⑩ ⑧ ⑦ ⑤ ⑥ ④ ③ ① ② 出荷頻度高い 出入り口 パターン3
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