さまざまな視点と情報断片の検討調査 辰本将司 知識科学研究科佐藤研究室 [email protected] 1998年4月7日 調査目的とアンケート調査方法 「食品」という題材に、多くの情報断片を集めその中から具体的な 「視点」を想定して、種々な人による視点の違い(関係)から必要な情 報、知識を探る事を目的としています。 アンケート調査は、食品に関する情報断片を集め、九つの視点を想 定し、各情報断片に対して視点との関係について5段階評価を行っ た。 アンケート調査はweb上に公開したホームページ上で行った。 – アドレス(http://www.jaist.ac.jp/~s-tatsu/cgi-bin/q/question.html) 得られたデータは、様々な人の視点ごとの相関関係を調べるのに用 いた。 解析結果ではアンケート協力者を被験者と記す。 視点1.食事を楽しむについての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.451139 0.354053 0.439404 1 0.382003 0.430891 被験者B 0.451139 1 0.330852 被験者C 0.354053 0.382003 1 被験者D 0.439404 0.430891 0.330852 用 効 の ー 献 デ ー ピ テ ラ 9.文 11 は プ 家 が 7.わ ロ マ ル タ (2 ー ) ン 1 い 20 7 健 9.食 う気 0.お 康 家 を 持 客 19 楽 族 ち 様 7 し が . が 『春 む 、老 こ ペ の っ ー 舗 そ 七 ジ を り支 草 受 』 を け 払 知 継 い っ ぐ が 20 て 。 で 1.お い 21 き ま 3.ワ る 客 す 仕 様 イ 21 か 組 ン の 2.ワ 。 み づ 前 を くり イ で つ ン 完 に くる が 成 IS な 。 さ O ぜ れ 規 、女 る 格 も を 性 の 21 取 に 。 4.ワ り入 流 行 イ れ る ン る か ボ 21 (メ 。 トル 22 7.一 ル 1.「 の シ 番 保 ... ラ 安 ベ 護 い ル 者 22 サ プ を 0.「 ー レ 対 学 ビ ゼ 象 校 ス ン と で 給 ト し 差 食 た が を 試 つ 取 食 く。 り巻 会 22 や 7.雑 22 く ア 環 2.「 巾 ン 境 生 ケ が は 徒 ー き 」 が れ ト 調 選 い ... 択 な で 23 ラ 22 き ー 1.食 9.若 る メン メニ 器 い 屋 は 女 ュ さ 、料 性 ー ん に 」 は 理 人 流 で 24 気 行 は 5.料 が る な 23 無 。 く、 理 9.日 い お に 日 本 客 は 本 の 様 、お 茶 三 に 。 客 大 合 様 地 わ が 鶏 せ 分 ブ る け 。 ラ や ン ド す 24 と い は 6.卵 人 … 数 を を 通 盛 じ ろ た う。 生 活 の 知 恵 。 」と 代 初 々 6.「 代 19 12 28 .ア 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点2.飲み頃、食べごろについての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.364361 0.352173 0.340475 1 0.45115 0.266849 被験者B 0.364361 1 0.28808 被験者C 0.352173 0.45115 1 被験者D 0.340475 0.266849 0.28808 い た 。 ジ ー ペ しむ ー ... 茄 子 飲 み て うし こ ル チ 楽 9.食 を は ン イ 6.ワ 26 ュ ラ 茄 ビ ス 8.珈 琲 13 2) 被験者B 17 ナ チ の 本 8.日 16 ナ ス り め る タ( ー 献 デ 9.文 を 極 ご ま ぶ 異 才 の の 店 華 中 しい 3.た 11 10 い 村 田 人 理 .料 3.ナ 16 36 くお 説 が ロ .プ 34 被験者A 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点3.味を判断するについての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.344314 0.232254 0.13091 1 0.347392 0.147502 被験者B 0.344314 1 0.057007 被験者C 0.232254 0.347392 1 被験者D 0.13091 0.147502 0.057007 イ ス 34 の .プ 個 ロ 性 が 35 .売 説く と配 れ 合 お る い の の し 妙 い は 味 36 「お 中 華 .料 の 理 いし 店 人 い 村 も 43 の 田 .コ 」 の ン 異 ? ピ 才 41 ュ ぶ 49 ータ .和食 り .ペ に を よ ッ 70 トフ る 覆す .ミ ー 嗜好 50 シ ド ュ .ド 分 は ラ 析 う ン ック ま で フ い ー 評 の ド 価 ラ か さ ン れ キ る ン 料 グ 77 理人 . ご 17 と 9.食 飯 は 1 か 9 22 1 7 を 7.雑 .『春 94. 楽 パン の 季節 しむ か 巾 七 25 が 草 の食 ペー 4.あ き 』を れ 材 ジ な に 25 た いな 知 つ 5.あ は ラ って い て な ワイ ーメ い ま 25 た ン ン す 6.あ は の 屋 か な ワイ 色の さん 。 た ン . 25 見 . . は の 7.緊 ワ 匂 方を イ 張 ン いを 知. し の .. 嗅 ま 味 す ぎ を ね 表 分.. ! 26 . 現 ホ 6.ワ で ス トテ き. イ . ン ー . は ス こ テ う . し て .. 飲 み た い 。 パ .ス 29 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点4.社会の流れと食品のかかわりについての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.365518 0.237569 0.339514 1 0.413891 0.500405 被験者B 0.365518 1 0.249263 被験者C 0.237569 0.413891 1 被験者D 0.339514 0.500405 0.249263 .ち ゃ ぶ 19 66 台は .食 .進 な 文 化 ぜ 献1 74 す 消 8 .食 品 67 る料 え 3 中 .情 理 た? の 報 の ダ を 背 イ 料 景 オ 理 83 キ す .世 シ 界 97 価 7 76 ン る .当 格 7. .欠 濃 た で ご飯 食 度 り 動 か 調 前 く 10 パ 査 0.関 98 の行 マク ン 根 .飽食 為 ドナ か を ア ナ ・美 忘 ルド の 食 ... 結 と 12 婚 不 12 4.文 直後 健康 19 19 8. 献 レ 6.「 4. He デ シ 19 代 季節 alth ー ピ 7.『 々 の ca タ( 初 r 7 20 春の 代 食材 e P ) 」 la 6 21 .チキ 七草 とい につ za 3.ワ ン 』 う い を 気 22 イン を食 知 ... て 3.気 づ べ って 23 が くり な ... 2.食 き に い 国 26 事 く人 ISO ... 5.な 中 は 規 ぜ の華 、そ ... ワ 僑 の イ . ン 商 .. は 売 コ の ル 契 ク 約 ... 61 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点5.味のリメークについての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.010174 0.106576 0.185083 1 0.23148 0.055733 被験者B 0.010174 1 0.134076 被験者C 0.106576 0.23148 1 被験者D 0.185083 0.055733 0.134076 理 .料 ... 11 舗 と知 と 8.文 よ 識 .. 12 献 . 4.文 デー 21 4.ワ 献デ タ( 1 ー ) イ タ 22 ン 7.雑 ボ (7 ) ト. . 巾 . 23 が 5.大 き 24 根の ... 2.万 お 55 能 ... .ク 食 ィー 材 . 66 ン .. .進 ア 化 リ.. 23 す . 3.戦 る. . 後 . 50 ... .老 72 69 イ ス パ .ス 29 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点6.個々の食材を「うまい料理」として統合してゆくプロ セスについての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.180573 0.241876 0.204422 1 0.4166 0.073117 被験者B 0.180573 1 0.204394 被験者C 0.241876 0.4166 1 被験者D 0.204422 0.073117 0.204394 イ ン 3.ワ 26 よ の は ど ... つ に う ... 客 様 、お を .. … で の 「卵 」。 て し と く. な は う よ き 被験者B 人 方 の 4.裏 24 食 材 能 24 2.万 理 で 、料 ェ ッ ク 段 の 値 度 チ .健 康 の 炊 そ 飯 は 器 は 1.食 23 .ご 20 3 13 9 .酒 54 過 程 生 成 新 味 配 ... 性 と の 個 み る に 33 .特 許 ス パ イ .ス 29 被験者A 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点7.人為的に加工された食品についての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.596866 0.555885 0.218463 1 0.640681 0.033614 被験者B 0.596866 1 0.079662 被験者C 0.555885 0.640681 1 被験者D 0.218463 0.033614 0.079662 の 野 テ マ ロ 分 3.食 国 ... 品 ラ 15 ピ 添 ー 1.遺 加 の 物 伝 効 含 子 用 15 有 2.遺 組み 量 ... 換 伝 え 子 食 組 15 ... み 3.遺 換 15 え 4.遺 伝子 問 ... 組 伝 15 み 子 5.遺 替 組 え み 伝 食 替 15 子 品 え 6.安 組 作 全 み替 ... か え 15 8.遺 ?危 作 ... 険 伝 か 子 ? 組 ... 16 み 0.遺 替 え 伝 食 子 ... 組 み 替 え 17 0.食 作 物 品 18 6.脳 添加 物 細 胞 は 甦 る 11 .ア 28 工 加 品 13 .食 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点8.体に必要な食品についての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.630074 0.552819 0.490273 1 0.648671 0.604425 被験者B 0.630074 1 0.581994 被験者C 0.552819 0.648671 1 被験者D 0.490273 0.604425 0.581994 45 み 11 98. るイ .納豆 3.食 飽 食 ンス 論 品 ・ タ 11 4.病 添 美食 ... 加 原 物 と不 性 含 11 有 健康 7.長 大 腸 量 12 9.何 寿地 菌O ... を 域に -15 食 7 べ 秘め ... れ ば られ 何 に た謎 13 効 9 14 . 0.最 健康 くの 先 度チ ? 15 端 1.遺 現 ェッ 14 代 ク 伝 1 子 .We 栄養 b 組 み 食品 学 換 え 図鑑 食 15 ... 7.健 16 康 16 5 7.何 .知 16 情報 性 1. を ど を究 タウ う 食 める リン べ た 食脳 ら 18 体. 学 0.分 .. 子 栄 養 学 が 士 養 .栄 85 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点9.簡単クッキングについての考察 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.505276 0.064922 0.300007 1 0.151243 0.13273 被験者B 0.505276 1 0.039883 被験者C 0.064922 0.151243 1 被験者D 0.300007 0.13273 0.039883 .若 性 女 い ... 人 に ... ) (7 タ ー 日 人 デ 献 ) る (1 タ ー 極 め に 被験者B 22 9 法 団 17 5.社 12 4.文 デ 献 11 8.文 を ... レ の ご ま 10 3.た 0種 3倍 が ん ゃ ち 平 90 96 .約 .一 40 被験者A 被験者C 被験者D 6 5 4 3 2 1 0 視点1~9の統合 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 被験者A 被験者A 被験者B 被験者C 被験者D 1 0.283144 0.299792 0.260949 1 0.409235 0.249474 被験者B 0.283144 1 0.218357 被験者C 0.299792 0.409235 1 被験者D 0.260949 0.249474 0.218357 まとめ 視点2.飲み頃、食べごろについての考察 – 被験者Bと被験者Cの視点が似ている。 視点3.味を判断するについての考察 – 被験者Cと被験者Dの視点の違い。 – 被験者Bと被験者Cの視点が似ている。 視点4.社会の流れと食品のかかわりについての考察 – 被験者Cの他の被験者との視点の違い。 視点5.味のリメークについての考察 – 被験者Aと被験者Bの視点の違い。 視点6.個々の食材を「うまい料理」として統合してゆくプロセスについての考察 – 被験者Bと被験者Cの視点が似ている。 視点7.人為的に加工された食品についての考察 – 被験者Dの他の被験者との視点の違い。 視点9.簡単クッキングについての考察 – 被験者Cの他の被験者との視点の違い。 – 被験者Aと被験者Bの視点が似ている。 視点1.食事を楽しむについての考察 and 視点8..体に必要な食品についての考察 – 全体が似ている。
© Copyright 2024 ExpyDoc