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Ny Alesund
日本の他のVLBI観測局は別の
パネルで紹介していますので、
そちらをご覧ください。
Yellowknife
Fairbanks
ユーラシアプレート
Onsala
北米プレート
ユーラシアプレート
Westford
Shanghai
太平洋プレート
Noto
アラビアプレート
Greenbelt
フィリピン海プレート
インドプレート
ココスプレート
アフリカプレート
Goldstone
オーストラリアプレート
Fortaleza
ナスカプレート
Kokee Park
Kokee Park
南米プレート
スコシアプレート
O’Higgins
Tidbinbilla
南極プレート
Hobart
10 m m/yr
Hartebeesthoek
VLBI観測によって求められたプレートの移動速度
(NASAゴダード宇宙飛行センター作成の図に加筆修正)
世界各地のVLBI観測局が協力した結果,この図に示すようなプレートの運動速度がわかりました.これ
らのプレートの境界付近では多数の地震が発生し,また火山も活発に活動しています.
惑星引力の影響
太陽や月の引力の影響
プレート運動や地震の影響
山脈に吹き寄せる風の影響
コアとマントルとの
力のやり取りの影響
マントル対流
の影響
海流の影響
大陸の地下水の
影響
電磁気的な
の影響
1.5光年
粘性力
の影響
1986年
1998年
1997年
電波天文学で活躍するVLBI
海が海洋低にかける
荷重の影響
海面にかかる大気の
荷重の影響
氷河がとける影響
地球の姿勢を測るVLBI
(Lambeckによる図に加筆修正)
地球の自転は、この図にあるような自然界の様々な力を受けて、その速度
や回転の向き(地球姿勢)が変化します。この地球姿勢をVLBIで正確に測る
ことで、惑星探査船を間違いなく火星や木星に送り届けることができま
す。また、地球姿勢の測定データは、地球上の大気や海洋の様子、あるい
は地球の内部の様子を調べる重要な情報でもあります。
(MERLIN観測網による結果の例)
VLBIは、銀河の仕組みや生い立ちなどを調べる上で非常にすぐれた観測手段でもあ
ります。上の図のうち、左の図は地球から1000万光年離れた場所にあるメシエ82
という銀河の中心付近にある超新星からのガスの広がりを、1986年の状態と1997年
の状態をVLBI観測して比べた図です。右の図は、1997年の図に示された範囲を1998
年にさらに高性能のVLBI観測網で調べた結果を示しており、非常に細かいガスの広
がりの様子が捉えられていることがわかります。
※図中の緑色の線の長さが1.5光年(光の速度で1年半かかって進む距離)です。ちなみに
光は1秒間に30万キロメートル進みます。