グローバリゼーション

グローバリゼーション
グローバリゼーションは
国際的画一化なのか
グローバリゼーション以前
• 世界帝国、世界的統一世界はあったのか
唐・ローマ帝国・イスラム帝国(世界志向)
モンゴル帝国・ロシア帝国・ナポレオン帝国は
• 世界が統一システムで動き出したのは(ウォ
ーレンスタイン「世界システム論」15、6世紀
のスペイン帝国→イギリス帝国の植民地
• 帝国主義の時代と世界大戦
• 国際連合の時代と米ソ対立
冷戦の終焉
• ソ連や東ドイツ・東欧の社会主義の崩壊によ
って、グローバリゼーションが強調されるよう
になった。
• 「市場主義」の増大
• IMF,WTOが経済面で、そして、CNN,BB
Cがメディア面で促進
• インターネットの両義的意味
グローバリゼーションとは何か
• 政治的概念 ローマ・イスラム・カトリック・イギ
リス帝国主義・冷戦・現代の市場主義 (ある
特定のシステムによって、広く世界を支配しよ
うとする政治や経済活動)
• 経済的概念 グローバリゼーション 自由主
義経済(市場経済)の採用と公的経営の否
定・縮小
• 文化的概念 ハリウッド映画、コカコーラ、マ
クドナルド、インターネット、
グローバリゼーションのイメージ
• 世界が緊密に結びついた状況になっている。
(貿易、経済、文化・情報・・・・・・)
• アメリカが圧倒的なヘゲモニーを握っている
• アメリカ的な様式が世界に浸透している。
• 中心的な理念が新自由主義である。
• WTO,IMF,World Bankなどの国際機関
がその担い手になっている。
• 民族文化や経済が圧迫されている。
グローバリゼーションと新自由主義
• 共通点はあるが同じではない。
• 自由主義経済・市場経済を基礎
アダム・スミス(古典的自由主義)
↓ (リカード、マルクスへの系譜は無視)
ケインズ(自由主義の修正・介入主義)
↓
ハイエク・フリードマン(新自由主義)
・ フリードマンの新自由主義は、社会的混乱を媒介に
市場主義を押しつける。(ナオミ・クライン『ショック・
ドクトリン』 cf チリ(アジェンデからピノチェト)・ロシ
ア(エリツィン)・スマトラ地震・ハリケーンカトリーヌ
公営・民営
• 夜警国家 軍事と治安
• 19世紀に社会主義思想等により、次第に政
府の仕事が拡大した。
教育、道路、水道、鉄道、郵便、電信電話、
社会福祉、放送、
日本における民営化
• 国鉄 → JR
• 電電公社 → NTT
• 専売公社 → 日本たばこ
現在の懸案
• 道路公団の民営化
• 郵政民営化
新しい現象
• 刑務所
グローバリゼーションと平和
• 平和主義的把握
資本の相互投資 → 戦争の回避
トーマス・フリードマン『レクサスとオリーブの
木』(マクドナルドのある国では戦争がない)
• 平和を乱すという理解(クラインの説)
途上国の経済の混乱 → 紛争
水の民営化について考えてみよう
• 水を得る為に アフリカ
• 水の民営化の一例
グローカリゼーション
• マクドナルド 基本を維持しつつ、各文化に適
応
• コカコーラ 同じか違うか
韓国のマクドナルド
フランスのマクドナルド
オランダのマクドナルド
チェコのマクドナルド
スウェーデンのマクドナルド
メキシコのマクドナルド