数学科教育法Ⅰ ★ 平成16年10月20日(水) 3班 情報工学科 牧野 情報工学科 吉田 情報工学科 山本 建築学科 吉田 寛之 美幸 和樹 絢子 1 Prestentation テーマ 2.学習指導要領 ・Back to Basic運動、 基礎基本へ返れ運動 ・「ゆとり」指導要領の特徴と問題点 ・多様化時代へ ・新学習指導要領(2002年) 2 1.Back to Basics 運動、 基礎基本へ返れ運動 1.1 時代背景(1960年から) 3 時代背景 • 昭和22年…軍国主義教育を一掃した。し かし、教育の産業上の重要性が強調さ れ、学習指導要領は「法的拘束力」を持 つようになり、その性格を大きく変質させ てしまった。 • 昭和33年…「スプートニックショック」より 4 アメリカ→科学教育の推進として 「教育の現代化」運動が進められた。 日 本→日本も「教育の現代化」なるスローガ ンを掲げ、急激に教育内容の高度 化を進めたのである。しかし… ・ 現場教員の反発を買った ・ 教育内容多さに落ちこぼれの生徒が続出 ・ 「詰め込み教育」「受験戦争」など教育に対し 厳しい批判が寄せられた 5 2. 「ゆとり」教育(昭和52年) 2.1 ゆとり教育とは 昭和52年…昭和52年度以前の方針を反省し 昭和52年度学習指導要領の改訂 て、「ゆとり教育」を目指し、教育内容を大幅 に削減した。 6 2.2 ゆとり教育のねらい 【基本的なねらい】 児童の学校生活に,ゆとりと充実をもたせる 【改正の重点】 ・知・徳・体の調和のとれた人間性豊かな児童の育成を図る。 ・各教科の基礎的・基本的事項を重視し指導内容を精選し, 創造的能力の育成を図る。 ・ゆとりと充実した学校生活を実現するために,各教科の標 準時数を削減する。 ・各教科等の目標・内容を中核的な事項に止め,学校や教師 の創意工夫ができるようにした。 7 2.3 ゆとり教育のメリット ・各教科の大幅な時間数の削減 各教科の時間数を削減することによって子 どもたちは詰め込み教育か開放され自由な 時間が増え… 『落ちこぼれと呼ばれる子どもも減少する。』 8 ・学校や教師側の自由な時間の増加 学校や教師の創意工夫ができるように なった。 9 10 2.4 ゆとり教育の問題点 • 学力の低下 授業内容が大幅に削減された結果、虫食い状態になってし またため • 時間的なゆとりの減少 「受験戦争」は激化し、子どもたちは塾を利用して勉強する ことにより時間的なゆとりもなくなってしまったため • 空間的なゆとりの減少 ゆとりある生活や心理的なゆとりを望む ことは難しため 11 12 不登校児童の割合 13 2.5 現代化からゆとりの科目の変化 14 15 3.多様化の学習指導要領(1986年) 3.1 多様化のねらい 昭和52~53年の改訂にゆとり教育 しかし状況は変わらず・・・ - 深刻な「学校教育の荒廃」現象 - 学力低下の問題 16 そのため・・・ 社会の変化とそれに伴う児童・生徒の生 活や意識の変容に配慮しつつ、生涯学習の <平成元年学習指導要領の改訂> 基盤を培うという観点に立ち、社会の変化に 自ら対応できる心豊かな人間の育成を図るこ とが基本的な狙いとするための学習指導要 領が改訂された。 17 3.2 改訂のねらい 【基本的なねらい】 完全学校週5日制の下で,「ゆとり」の中で 「特色ある教育」を展開し,児童に自ら学び自 ら考える「生きる力」を育成 18 【改訂の重点】 - 各教科及び「総合的な学習の時間」で体験的な 学習,問題解決的な学習の充実 - 各教科等で知的好奇心や探求心,論理的な思考 力や表現力の育成を重視 - コンピュータ等の情報手段の活用を推進 1.豊かな人間性や社会性,国際社会に 生きる日本人としての自覚を育成するこ と。 - 低学年で,基本的な生活習慣や善悪の判断などの指導 を徹底。 (ボランティア活動の重視 ) - 人物の働きや文化遺産を中心にした歴史学習の徹底 2.自ら学び,自ら考える力を育成するこ と。 19 3.ゆとりのある教育活動を展開する中で,基 礎・基本の確実な定着を図り,個性を生か す教育を充実すること。 - 年間授業時数を週当たり2単位時間削減 - 教育内容を厳選し,ゆとりの中で,基礎・基本的 な - 内容を繰り返し学習し,その確実な定着を図る。 特色ある学校づくりを進めること。 4.各学校が創意工夫を生かし特色ある教育, - 「総合的な学習の時間」を創設し,各学校が創意工夫を生かした 教育活動を展開 - 授業の1単位時間や授業時数の運用の弾力化 - 教科の特質に応じ,目標や内容を複数学年まとめるなど基準の大 綱化 20 3.3 改訂内容 -学校全体で- ・ 個性尊重の教育を目指す ・ 小・中学校で授業時数の弾力的運用、中・高校で選択履修の幅の拡大を 図る ・ 入学式・卒業式などにおける、国旗・国歌の取り扱いの明確化 ・ 体験的・問題解決的学習の重視 ・ 中学校の技術・家庭科に、情報基礎が加わる ・ 高校の家庭科を男女必修とする 21 ゆとりから多様化への科目の変化 22 23 3.4 問題点 ・全体的に学力低下が目立つ × ・いじめ、自殺、暴力行為、登校拒否が増えて いる部分がみられる × ・ 子供を塾に通わせている 親学校の授業不安を抱き、お金をかけて × ・ ゆとりの時間を有効に使えているのか疑問 × 24 25 4. 学習指導要領(2003年改訂) 4.1 それまでの背景 “詰め込み教育”や“過度の受験競争”の為ストレス増加・・・ そ し て “いじめ”や“不登校”などの“非行”を誘発 26 4.2 2003年改訂の狙い ストレスの原因を緩和し、学校で教える内容を削減し し“ゆとり”を持たせることで… “自ら学び・自ら考える力”“生きる力“を身につけ、”豊 かな人間性”をはぐくませる 27 4.3 指導要領の目標 • 授業時間の削減 • 「総合的学習の時間」の導入 • 「相対評価」から「絶対評価」の導入 28
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