3Hプログラム

第22回源流セミナーIN岐阜
2つのモットー
PDG 石井良昌2680地区(兵庫)
(尼崎西)
ロータリー財団
米山記念奨学会
新世代奉仕
国際奉仕
奉
仕
の
理
想
職
業
奉
仕
社会奉仕
奉
仕
の
理
想
ロータリーの綱領 ・ 四つのテスト
親睦 - クラブ奉仕 - 助け合い
超我の奉仕
最もよく奉仕する者、最も多く報いられる
ロータリーの奉仕理念
(The ideal of service)
すなわち奉仕の理想(The ideal of service)
には
2つのドキュメント(文書)がある
この理念を理解してロータリーを語ろう
そのドキュメント①と②とは
• 決議23-34にある
①Service Above Self・・・[奉仕哲学]
超我の奉仕
および
②He profits most who serves best.
・・・[実践倫理]
最もよく奉仕する者、最も多く報いられる
というシェルドンの職業奉仕の理念
この Service Above Self は
このフレーズは誰がいつ作ったものかは
定かではありません。
シェルドンだという人もおりますが、シェルドン
の12冊の本には一切出てきておりません。
Service not self
• Service above selfの原型となったのは、
ミネアポリスRCの二代目会長で、果物卸売業
のフランク・コリンズが1911年のポートランド
大会で語ったService not self ですが、
ミネアポリスRCの25周年記念誌を見ると、
このクラブは1905年に設立したミネアポリス
・パブリシティクラブを母体にして創立されて
おります。
•
フランク・コリンズ
•
ミネアポリスRC
•
2代目会長
•
果物卸売業
1911年のポートランド大会の前に
• Service not self を語ったコリンズは
ポートランド大会の数カ月前にシカゴクラブの
シェルドンに会っております。
シェルドンはService not self もHe profits
most who Serves Best. もGolden Rule
(黄金律)であると述べている。
ミネアポリスRC25周年記念誌に
At the National Convention held at Portland,
Oregon,Frank Collins made a speech that was
enthusiastically received. In the course of this
speech he emphasized the fact that
Minneapolis Rotary had taken as its
fundamental idea the Golden Rule, which,
interpreted in practical Twentieth Century
language is “Service Not Self.”
1911年のポートランド大会の前に
• Service not self を語ったコリンズは
ポートランド大会の数カ月前にシカゴクラブの
シェルドンに会っております。
シェルドンはService not self もHe profits
most who Serves Best. もGolden Rule
(黄金律)であると述べている。
•
•
•
•
アーサー・F・
シェルドン
(1868~1935)
シカゴRC
•
•
ロータリーに奉仕
理念を提唱した人
He profits most who serves best.
シェルドンが、このフレーズを最初に使った
のは、1902年のシェルドン・ビジネススクール
の教科書として出版された Successful Selling
(商売に成功する方法)の第6巻の文中にある。
今まで私たちが信じていた、He profits most
who serves best というモットーはロータリーが
創立するより以前の1902年に使われていて、
それをロータリーが借用していたことになる。
Health, honor, and harmony are all
essential for happiness - the thing
which money alone will not buy. The
spirit of Service is foreign to the nature
of the unrelaible man. He is wholly
selfish, and in his heart he believes the
motto, "He profits most who serves
best," is impracticable idealism.
Club Service クラブ奉仕とは
• ロータリーの第1奉仕部門
ロータリアンがクラブを円滑に
機能させるために、クラブ内で
講じる措置で
クラブ例会に出席
クラブの親睦に参加
クラブのプログラムに参加等
Rの綱領の付帯説明第1項に
クラブ奉仕の定義がある
第1 奉仕の機会として知り合いを広めること
The development of acquaintance as an
opportunity for service.
1906年では「親睦を深める」 であったが
1912年から「知り合いを広める」に変わる
クラブとは
*ロータリー運動の主役はクラブ
*RI定款、RI細則、標準ロータリークラブ
定款に記載されていること以外は、
すべてクラブ自治権の範疇にある
*クラブ管理運営のほとんど、奉仕活動
のすべてはクラブの自主性に任され
ている
ロータリーはESSである
・EはEnjoy
ロータリーを楽しもう
・SはStudy
ロータリーで学ぼう
・SはService
ロータリーで奉仕しよう
ENJOYとは親睦を意味します
感性的な親睦・・・ただ単に楽しむだけ
精神的な親睦・・・自分の足らざるところを
他のロータリアンから学
ぶ姿勢を持つ
この精神的な親睦に
ロータリーの魅力があります
精神的な親睦につながる参加とは
参加は英語では
Participate と Join がある
船にたとえてみると
Participate・・・船員として運航業務を担当
して働いている人々
Join・・・・・・・・・乗客としてただ行動を共に
している人々
STUDYとはロータリーで学ぶこと
クラブ例会等に出席して、他の人の話を
聞いて学び、お互いに切磋琢磨して
自己研鑽に励み、自分自身を磨くこと
大きな桶に芋の子を入れ、水を入れ
棒でゆっくりとかき混ぜていくと・・・
世のため人のために尽くす心
すなわち、奉仕の心を作っていく
• クラブ内でロータリアンが親睦の内に
奉仕の心をつくる
・・・これをクラブ奉仕という
ロータリーは
奉仕の心を培って
奉仕の実践につなげていく
ロータリアンがめざすもの
これらの奉仕理念を学びながら、
奉仕の心を育み、自分自身を磨き
世のため、人のために、国際貢献、
社会貢献して行動していきます
すなわち、
Enter to learn Go forth serve
「入りて学び、出でて奉仕せよ」
ロータリーの綱領とは
ロータリーの綱領を遵守することを条件に
ロータリアンの身分が与えられている
The object of Rotary
ロータリーの綱領とは
ロータリーの目的である
四つのテスト
言行はこれに照らしてから
1) 真実かどうか
2) みんなに公平か
3) 好意と友情を深めるか
4) みんなのためになるかどうか
ロータリアンの道徳的指標
1954年のRI会長ハーバート・テイラーが
倒産寸前の会社をこの四つのテストを使って
見事に再建し、成功した。
ロータリーの全ての活動に
関わる指針
これは決議23-34のことでロータリーの
奉仕理念を確定した唯一のドキュメント
第1条に ロータリーの2つの奉仕理念
Service above self と
He profits most who serves best がある
決議23-34の第4項に
奉仕するものは行動しなければならない。
従って、ロータリーとは単なる
心構えのことをいうのではなく、また、ロータ
リーの哲学も単に主観的な
ものであってはならず、それを客観的な行動
に表さなければならない。そして、ロータリア
ン個人もロータリークラブも奉仕の理論を実
践に移さなければならない。
社会奉仕に関する1923年の声明の4項の一部
This activity is to be based upon
a real community need and should
require the collective cooperation of all
its members. This is to be in addition to
the club’s continuing its program for the
stimulation of the club members to
individual service within the community.
I serve と We serve
ロータリーはあくまで I serve (個人奉仕)
である。しかし、奉仕の心を培った
ロータリアンの個々人が集まって、すなわち
クラブや地区といった団体が行なう個々人
の奉仕をWe serve (団体奉仕)と呼んでいま
す。 クラブでの旧地区補助金や未来の夢
計画での奉仕は団体奉仕となる。
(社会奉仕に関する1923年の声明第4項)
シェルドンの職業奉仕の理念
自分の職業を社会に奉仕する目的を持って
職業を営むこと。
継続的に顧客をリピーターとして確保すること。
(He profits most who serves best.)
シェルドンの奉仕理念は単純明快
① 事業を営んでいる限り、価値ある奉仕を
行なう必要があること。
② 奉仕を行なえば、正当な報酬が得られる
こと。
③ 奉仕を行なう能力を開発して、その能力を
適用すること。
シェルドンの奉仕理念は
* 健全な事業経営とは奉仕理念に基づいて
継続的な利益をもたらす常連客を確保
することです。(リピーターを確保)
* Profit とは奉仕を行った正当な報酬のこ
とです。
* 奉仕という原因には必ず報酬という結果
が与えられます。
シェルドンの奉仕の三角形
この考えはシェルドンが考えたのではなく、
インドの哲学者のバガバン・ダスの考えで
シェルドンは東洋的思想に影響されている
奉仕の三角形
Sは奉仕
Q1は正しい質
Q1
Q2
S
M
Q2は正しい量
Mは管理状態
1929年の奉仕の原則と保全の法則
この本には従来から好んで使われていた
He profits most who serves bestの代わりに
He profits most who serves and conserves
best
というフレーズが使われており、1929年の世
界大恐慌の影響を受けてか、奉仕の必要性
と 共に財産を保全する必要性が説かれてい
る。
シェルドンの文書の特徴
① シェルドン自身は経営学として職業を
説いているので、宗教的要素を入れる
ことを殊更嫌い、彼の全ての文献を検索
しても、神を引き合いに出したり、God
という単語を使っておりません。
② またVocation(職業)という言葉は一切
使わず、すべて Occupation(職業)と
表現しているのが特徴。
ロータリー財団
米山記念奨学会
新世代奉仕
国際奉仕
奉
仕
の
理
想
職
業
奉
仕
社会奉仕
奉
仕
の
理
想
ロータリーの綱領 ・ 四つのテスト
親睦 - クラブ奉仕 - 助け合い
超我の奉仕
最もよく奉仕する者、最も多く報いられる
奉仕の理想とは
• Official Directoryの裏表紙に
The ideal of Service 奉仕の理想の
説明がある
奉仕の理想とは
「人に対する思いやりや
人のお役にたつこと」
という理念がある
Official Directoryの裏表紙に
Rotary clubs everywhere
have one basic ideal
- the “ideal of Service”,
which is thoughtfulness
of and helpfulness to others.
「ロータリークラブは人に対する思いやりや人
のお役にたつこと,という奉仕の理想という基
本理念を持っている」
ロータリーの生みの親である
ポール・ハリスのことば
世界は絶えず変化しています
私たちは、この変化する世界とともに
変わっていく心構えがなければなりません
ロータリー物語は、 繰り返し、
繰り返し、書き直す必要があるでしょう
•
ポール・ハリス
•
1868~1947
•
•
ロータリーの創始者
シカゴRC
ロータリーで変えてもいいもの
RI・地区・クラブの
組織の管理運営
および奉仕活動の実践
ロータリーで変えてはならないもの
「ロータリーの哲学」 すなわち
「ロータリーの奉仕理念」である
As you get older, you must remember that you have a second
hand. The first one is to help yourself, the second one is to help
others.
大きくなったら手が2本あることを思い出してね。1本の手は自分自身のため
に、そしてもう一本の手は他の人を助けるためにあるのだということを。
完