ロータリーの樹 PDG 石 井 良 昌(尼崎西) RI第2680地区・前研修委員長 ロータリー財団 米山記念奨学会 青少年奉仕 国際奉仕 奉 仕 の 理 想 職 業 奉 仕 社会奉仕 奉 仕 の 理 想 ロータリーの目的 ・ 四つのテスト 親睦 - クラブ奉仕 - 助け合い 超我の奉仕 最もよく奉仕する者、最も多く報いられる ロータリーの奉仕理念 (The ideal of service) すなわち奉仕の理想(The ideal of service) • 決議23-34の第1項にある ①Service Above Self・・・[奉仕哲学] 超我の奉仕 および ②He profits most who serves best. ・・・[実践倫理] 最もよく奉仕する者、最も多く報いられる というシェルドンの職業奉仕の理念 この Service Above Self は このフレーズは誰がいつ作ったものかは 定かではありません。 シェルドンだという人もおりますが、シェルドン の12冊の本には一切出てきておりません。 Service not self • Service above selfの原型となったのは、 ミネアポリスRCの二代目会長で、果物卸売業 のフランク・コリンズが1911年のポートランド 大会で語ったService not self ですが、 ミネアポリスRCの25周年記念誌を見ると、 このクラブは1906年に設立したミネアポリス ・パブリシティクラブを母体にして創立されて おります。 フランク ・ コリンズ ミネアポリスRC 2代目会長 果物卸売業 1911年のポートランド大会の前に • Service not self を語ったコリンズは ポートランド大会の数カ月前にシカゴクラブの シェルドンに会っております。 シェルドンはService not self もHe profits most who Serves Best. もGolden Rule (黄金律)であると述べている。 アーサー・F・シェルドン (1868~1935) シカゴRC ロータリーに奉仕理念を 提唱した人 He profits most who serves best. シェルドンが、このフレーズを最初に使った のは、1902年のシェルドン・ビジネススクール の教科書として出版された Successful Selling (商売に成功する方法)の第6巻の文中にある。 今まで私たちが信じていた、He profits most who serves best というモットーはロータリーが 創立するより以前の1902年に使われていて、 それをロータリーが借用していたことになる。 Health, honor, and harmony are all essential for happiness - the thing which money alone will not buy. The spirit of Service is foreign to the nature of the unrelaible man. He is wholly selfish, and in his heart he believes the motto, "He profits most who serves best," is impracticable idealism. Club Service クラブ奉仕とは • ロータリーの第1奉仕部門 ロータリアンがクラブを円滑に 機能させるために、クラブ内で 講じる措置で クラブ例会に出席 クラブの親睦に参加 クラブのプログラムに参加等 ロータリーの目的(綱領)の付帯説明 第1項にクラブ奉仕の定義がある 第1 奉仕の機会として知り合いを広めること The development of acquaintance as an opportunity for service. 1906年では「親睦を深める」 であったが 1912年から「知り合いを広める」に変わる クラブとは *ロータリー運動の主役はクラブ *RI定款、RI細則、標準ロータリークラブ 定款に記載されていること以外は、 すべてクラブ自治権の範疇にある *クラブ管理運営のほとんど、奉仕活動 のすべてはクラブの自主性に任され ている ロータリーはESSである ・EはEnjoy ロータリーを楽しもう ・SはStudy ロータリーで学ぼう ・SはService ロータリーで奉仕しよう ENJOYとは親睦を意味します 感性的な親睦・・・ただ単に楽しむだけ 精神的な親睦・・・自分の足らざるところを 他のロータリアンから学 ぶ姿勢を持つ この精神的な親睦に ロータリーの魅力があります 精神的な親睦につながる参加とは 参加は英語では Participate と Join がある 船にたとえてみると Participate・・・船員として運航業務を担当 して働いている人々 Join・・・・・・・・・乗客としてただ行動を共に している人々 STUDYとはロータリーで学ぶこと クラブ例会等に出席して、他の人の話を 聞いて学び、お互いに切磋琢磨して 自己研鑽に励み、自分自身を磨くこと 世のため人のために尽くす心 すなわち、奉仕の心を作っていく • クラブ内でロータリアンが親睦の内に 奉仕の心をつくる ・・・これをクラブ奉仕という ロータリーの目的(綱領)とは ロータリーの目的(綱領)を遵守することを 条件にロータリアンの身分が与えられている The object of Rotary ロータリーの綱領とは ロータリーの目的である 四つのテスト 言行はこれに照らしてから 1) 真実かどうか 2) みんなに公平か 3) 好意と友情を深めるか 4) みんなのためになるかどうか ロータリアンの道徳的指標 1954年のRI会長ハーバート・テイラーが 倒産寸前の会社をこの四つのテストを使って 見事に再建し、成功した。 決議23-34の第4項に 奉仕するものは行動しなければならない。 従って、ロータリーとは単なる 心構えのことをいうのではなく、また、ロータ リーの哲学も単に主観的な ものであってはならず、それを客観的な行動 に表さなければならない。そして、ロータリア ン個人もロータリークラブも奉仕の理論を実 践に移さなければならない。 決議23-34の第2項に個々人の奉仕と集団の奉仕 and fourth, individually and collectively, by active precept and example, to stimulate its acceptance both in theory and practice by all non-Rotarians as well as by all Rotarians. 社会奉仕に関する1923年の声明の4項の一部 This activity is to be based upon a real community need and should require the collective cooperation of all its members. This is to be in addition to the club’s continuing its program for the stimulation of the club members to individual service within the community. individually service と collectively service ロータリーはあくまで individually service (個々人の奉仕)である。 しかし、奉仕の心を培ったロータリアンの 個々人が集まって、すなわち クラブや地区といった団体が行なう個々人 の奉仕をcollectively service (集団の奉仕) と呼んでいます。 クラブでの旧地区補助金 や未来の夢計画での奉仕は団体奉仕となる。 (決議23-34の第2項および第4項) シェルドンの職業奉仕の理念 自分の職業を社会に奉仕する目的を持って 職業を営むこと。 継続的に顧客をリピーターとして確保すること。 (He profits most who serves best.) ロータリー財団 米山記念奨学会 青少年奉仕 国際奉仕 奉 仕 の 理 想 職 業 奉 仕 社会奉仕 奉 仕 の 理 想 ロータリーの目的 ・ 四つのテスト 親睦 - クラブ奉仕 - 助け合い 超我の奉仕 最もよく奉仕する者、最も多く報いられる タイの山岳民族の図書館建設と図書寄贈 岩村昇先生宅でネパールのこと聞く 1997.11 2001年1月 竣工式参加の2680地区メンバー 2001年1月 岩村記念病院 竣工 カンボジアのチュダさん2003 年5月 カンボジアの小学校の教室 (2003年10月) タイの図書館(箱物といわれる) 2005年2月 タイの義足装具所 (2006年3月) 2680地区の3-H補助金承認の流れ ・2002年12月、 3800地区のノース・ベイ・イー ストRCにCLEプロジェクトの参加要請を打診 ・2003年4月にMG22765の申請の承認受け、 最終報告書を提出 ・2003年から07年までにCLEで3つのMGを実施 ・2006年2月に2地区でのプロポーザル(提案 書)に対し、受理番号TH59121をいただく ・2007年4月21日にCLEによる3-H承認される ・2012年11月に最終訪問を行ない完結する。 CLEとは Concentrated Language Encounter (語学集中研修) オーストラリアの教育者の ブライアン・グレイがこのCLEを開発し、 RI識字運動の父と言われるオーストラリア 9630地区PDGリチャード・ウォーカー博士 がロータリーに導入した。 このCLEは こどもたちの未来を開く 言語教育法である と言われている 楽しんで学べるCLE (語学集中研修) 授業や教材はすべて先生方の手作りで こどもたちの関心や自主性を重んじ、 日常生活の実践的なテーマを取り上げ 教育範囲の枠を広げている なお、こどもたちばかりでなく、先生方も この教育法に対してやりがいを感じ、大き な充実感を得ている 双方向の授業で理解力と表現力を磨く 先生のお話に真剣に取り組むこどもたち (2003年12月) CLEの3-Hグラントの国際パートナーとなる (2006年2月) CLE 授業参観のあと3800地区のメンバーと後方は先生方 フィリピンでのCLE (2007年) 3HでのCLE発足記念式典にて (2007年9月) ラプス文部大臣が主賓でご挨拶(2007年9月) 第1期生 卒業式に参加(09.4.1) 三つ目の第1期生卒業式(09.4.1) ロータリー財団 米山記念奨学会 青少年奉仕 国際奉仕 奉 仕 の 理 想 職 業 奉 仕 社会奉仕 奉 仕 の 理 想 ロータリーの目的 ・ 四つのテスト 親睦 - クラブ奉仕 - 助け合い 超我の奉仕 最もよく奉仕する者、最も多く報いられる ロータリーで変えてもいいもの RI・地区・クラブの 組織の管理運営 および 奉仕活動の実践 ロータリーで変えてはならないもの 「ロータリーの哲学」すなわち 「ロータリーの奉仕理念」である 奉仕の理想とは • Official Directoryの裏表紙に The ideal of Service 奉仕の理想の 説明がある 奉仕の理想とは 「人に対する思いやりや 人のお役にたつこと」 という理念がある Official Directoryの裏表紙に Rotary clubs everywhere have one basic ideal - the “ideal of Service”, which is thoughtfulness of and helpfulness to others. 「ロータリークラブは人に対する思いやりや人 のお役にたつこと,という奉仕の理想という基 本理念を持っている」 奉仕の理想をよく理解して 奉仕の理想という奉仕の理念をしっかりと 持って活動していきますと、それが社会奉仕、 国際奉仕、新世代奉仕となって実り、ロータリー 財団や米山記念奨学会として花が咲いていく という考えですが、根っこには2つの奉仕理念 がしっかりと書かれています。 完
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