認知症を 考えてみましょう。

みんなで、
認知症について
考えてみましょう。
(ものわすれ編)
〔認知症の理解啓発資料〕
特定非営利活動法人
岐阜県グループホーム協議会事務局
〔資料提供〕
社団法人 認知症の人と家族の会
「おばあちゃん、どうしたの?」より
あなたの家には
「おじいちゃん」「おばあちゃん」がいます
か?
「おじいちゃん」「おばあちゃん」のこと、
そして「もの忘れ」などのことを
みんなによく知ってもらうために作りました。
お話のなかで、おばあちゃんとその家族に
さまざまな「事件」が起こります。
どうすれば、うまく解決できるか?
いっしょに考えましょう。
お話の登場人物紹介
ある日の出来事
「おばあちゃん」が、
お財布をどこかに、
置き忘れたようです!
みんなも毎日暮らしていく上で、お金は大切な物ですよネ!
認知症のお年寄りでも、それは同じです。
大切なお金が入った「お財布」をなくさないよう、見失わないよう注意し
ているのですが、どこに置いたのかを忘れてしまうようになります。
自分でも探しますが、なかなかと見つからず心配でたまりません。
この時に「お財布がないのは自分が忘れたのではなく、誰かが盗んだの
だ!」と思いたくなるようです。
「自分が悪いのではなく、何か他に原因あるのだ!」と思いたくなる、誰
にでもある「心の動き」が「おばあちゃん」にもあるのです。
認知症になると「もの忘れ」が進みますが「しんぱい」「かなしみ」「よろ
こび」と言った心はそのままです。
「お金がない、誰かにとられた!」といいはって、誰かが助けてくれるの
を待っているのです。
そんな「おばあちゃん」の気持ちを理解して、一緒に探してあげてくださ
い。
そして「お財布」が見つかったら、「よかったネ!」と声をかけてあげると
「おばあちゃん」も安心します。
みんなも、
けんじ君と同じように
「おじいちゃん」や
「おばあちゃん」が、
何か物をなくしたら
いっしょに
探してあげてくださいネ!